ご挨拶
はじめまして。私たちは、慶應義塾大学の公認演劇団体「創像工房 in front of.」です。150名ほどが所属し、年間10~15本程度の作品を上演する、国内最大規模の学生演劇団体です。
『アフロ田中』『バイプレイヤーズ』の監督として著名な松居大悟さんや、劇団柿喰う客所属の田中穂先さん、舞台『ハリー・ポッターと呪いの子』に出演が決定した藤田悠さん(ホリプロ)などを筆頭に、エンタメ業界を牽引する人材を数多く輩出してきています。
弊団体はオリジナル作品を基調としており、規模やジャンルの制限は一切ありません。
時代劇・コメディ・青春物語・ファンタジー・不条理劇など、どんな作品づくりでも許される風土と、それを可能にする環境こそが、これまでの人材輩出実績へ寄与しているのだと思われます。
プロジェクトの背景
新型コロナウイルスの蔓延から約2年、私たちは大きな煽りを食らってきました。慶應義塾大学学生総合センターの要請に基づき、活動方針を策定しているため、2020年度の公演はほとんどが中止となりました。有観客公演については一切おこなうことができませんでした。
2021年度については、要請が一部緩和されたこともあり、有観客公演を実施するケースがありました。その場合も、官公庁の定めたガイドラインに則り、感染症対策をおこないました。なお、団体内で感染者が出た場合には、状況に応じて公演中止の措置も取っています。学生団体とはいえども、一般的な商業演劇と同様のスキームで、コロナ禍における制作を進めているということです。
本プロジェクトは、有観客で実施予定だった、2021年度1月本公演『最果てには』についての支援をお願いするものです。
プロジェクトの内容
1月本公演『最果てには』の中止に伴い、支援をお願い致します。
(※中止の決定は、内部での感染者発生によるものではありません。)
この公演は、2022年1月17日から20日の準備期間を経て、1月21日から23日に計5公演をおこなうものでした。1月16日までの活動は、慶應義塾大学学生部の定めるルールに全て従って実施致しました。1月17日の朝より準備をはじめ、劇場での活動も順調に進行していました。しかし、17日の昼前に、学生総合センターより以下の連絡が入ります(出所リンクはこちら)。
学生団体の課外活動を全面的に控えよ、との指示でした。予告無し・突然の要望でしたが、公認団体である私たちは、全て従わねばなりません。大学へ相談の上、片付けの許可を頂くことはできましたが、当然ながら公演は直前で中止となりました。チケット販売による見込み収入額は、中止時点で約35万円でした。追加予約やグッズ販売分を加味すると、約40万円です。どうしようもない事案ではあれど、多額の収入を失うこととなりました。
既に準備は始まっていたため、劇場や運送会社等への支払いは続きます。当日キャンセルは全額負担となるため、参加者の公演参加費では賄いきれません。
(※ 公演予算 = 参加費 + 各種収入)
大学からの発表の通り、これらの負担については全て自己責任となっているため、今は学生が一時的に立て替えている状況です。「参加者で分担して負担すれば良いのでは無いか?」という御意見もあるかと存じますが、それも限界がきています。
実は、1月公演以外に、制作途中で中止・延期が決まった公演が計8つあります。元々、団体の活動スケジュールはビッシリと詰まっています。各公演が(有観客による見込み収入ありきで)予算組みをしていた為、このような中止が連続すればするほど、玉突き状に負担がのし掛かっています。予想外の、ほぼ無意味な支払いが続き、学生演劇団体の体力は本当にギリギリです。事実、積み重なる負担金が支払えず、作品作りを諦めるメンバーも出ています。団体メンバー数は日に日に減少しています。未来の演劇人・芸術人となる人材も、中にはいたはずです。
公演中止で出た負担は、当該公演の責任で回収せねばならない。それが、このプロジェクトの真髄です。先述の通り、私たちは感染症対策を徹底し、団体としての自覚と責任を持って公演を実施しています。一律での活動中止要請を受けて、やむを得ず中止した公演が、やがて学生演劇の灯火を絶やしてはいけないと考えています。援助をお願いすることは、大変心苦しいですが、皆さんのお力をお借りして「学生演劇の存続を試みたい」のです。このままでは学生演劇は死んでしまいます。
資金の使い道
見込み収益額であった「40万円の支援」をお願い致します。(参加者に還元し、立て替えている費用代としてもらうことで、今後も継続して公演作りにチャレンジできるようになります。)
公演の予算状況は以下であり、以下太字の部分に使用させていただきます。
※40万円に、CAMPFIRE手数料(9.35万円)を加えた金額が目標金額です。
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【支出 計1,236,867円】
・機材・材料費
・舞台美術費用 190,000円
・照明機材レンタル費用 94,800円
・音響ケーブル代 4,952円
・映像機材代 31,398円
・小道具代 38,694円
・衣装代 100,822円
・施設・車両利用代
・劇場利用代 600,000円
・スタジオ利用代 70,000円
・稽古場所レンタル費用 17,220円
・レンタカー代 18,981円
・トラック代 70,000円
(支出額1,236,867円のうち、896,367円は参加者による参加費で回収済。340,500円は回収不能。)
【収益予定額 計340,500円】
観劇チケットは学生1500円/大人2000円での販売。1月17日時点。
・学生(1500円)91人予約 計136,500円
・大人(2000円)102人予約 計204,000円
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リターンについて
当プロジェクトについては、募金としての性質が主となります。公演実施が不透明な状況が続いております。どうかご理解・ご了承下さい。
しかし必ず、エンタメ業界に寄与する人材を輩出することをお約束いたします。俳優・演出家にとどまらず、テレビ局・番組製作・広告・配給・映画・インフルエンサー・出版・YouTuber・アイドル・宣伝・メディアなどの職を通じて、皆様の生活をより豊かに、エンタメチックにできるはずです。
なお、ささやかながら、1月公演でお配りする予定だったパンフレットと、脚本のデータと共にサンクスレターをお送りさせて頂きます。(全てオリジナル製作です。)
大変恐縮ですが、ご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。
学生演劇にどうか力を貸してください。助けてください。
<文責>
創像工房 in front of. 1月公演
企画責任者 山本祥宇
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<募集方式>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
<注意>
本プロジェクトは、公認演劇団体「創像工房 in front of.」名義の元、1月公演が発起しているものです。団体への直接募金ではありませんが、公演宛に援助頂いたものは団体員への還元を経て、団体存続へと活かされます。
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