2013/05/09 18:58
こんにちは!
「scratch」広報・助監督の古賀です。

いよいよ、CAMPFIRE上での支援期限が残り僅かとなりました。

と、いう事もあり昨日から本日にかけてパトロン様が激増しております!
最終日という事で「沢山増えるのかなぁ…」と思っておりましたが、これは想像以上です。
製作陣全員あんぐりー状態です。

ご支援頂いた皆様本当にありがとうございます!!

そして支援するかまだ迷われている皆様。
これが「scratch」のDVDが手に入る最初で最後のチャンスです。

増盤の予定はありません!
本作のレンタル・全国公開も現状未定です。

このチャンスを逃すと次はありません。
支援に際しお手数をおかけするかとは思いますが、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

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さて!先日、無事に最終回を迎えたキャスト紹介ですが、まだ大事な方を紹介し忘れておりました。

最後に登場するのは、本作「scratch」の監督を務められました永野義弘監督です!

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名前:永野義弘(ながの よしひろ)

出身地:福岡県

自己紹介:

こんにちは。
本作『scratch』監督の永野義弘です。

まず始めに、この度本プロジェクトにご支援頂きました皆様、本当にありがとうございました。皆様のお力によって目標金額達成となりました。
心より御礼申し上げます。

127名(5月9日19時現在)という多くの方々に『scratch』の魅力を感じて頂けたこと、エールを頂けたことを非常にありがたく、そして心から嬉しく感じております。

記憶を遡れば、"福岡で映画を撮る"という企画は僕が神戸芸術工科大学を卒業し、東京のCMプロダクションに入社した2011年7月頃からありました。
前作『Recreation』が多くの方から評価を頂いたことによって、僕の中でもう一度福岡で勝負したいという気持ちに変わりはありませんでした。

福岡にこだわる理由は、一つです。
自分が生まれ育った場所であるということ。

CAMPFIRE内の僕の文にも掲載させて頂いていますが、『Recreation』だけでなく、『ホクロにコイン』(¥8,000〜リターン)・『CHANGE』(リターンに含まず)のいずれも少年少女といった若者を描いた作品でした。
全作に共通するのは、若気の至りといいますか、思春期特有の勢いでの行動が呼んだ事件のようなものです。
それらにこだわるのは、大げさかもしれませんが、20代前半という年齢が子供と大人の狭間に存在し、どちらの気持ちも分かる瞬間だからです。
つまり今しか描けない。それらを描く上で福岡は、自分に置き換え、より親身になって表現できる場所でした。

監督という立場でこの文章を書かせて頂いておりますが、それ以前に製作・脚本としてこの作品に携わっているので、何とも考え深いです。

作品の内容についてはまた後日に書かせていただきます。
『scratch』では、物語の行方はもちろん、会話劇にもぜひ注目して頂きたいです。
分かりやすい例として、よく使われる「ヤバい」。
僕も使いますが、イイ意味でも悪い意味でも使います。
そのような言葉を随所に散りばめ、掛け合いの中で徐々にずれていく人間関係。実際にあると非常に厄介ですが、作品としてご覧になると楽しんで頂けると思います。

『scratch』自体はもう完成しているので、この作品が変わることはありません。

変わるとすれば、評価です。
観て頂く方によってこの映画の大きさが変わっていきます。

2年前、『Recreation』が完成した際も同じことを言っていました。
『scratch』を観て、特別に「こう感じて欲しい」という気持ちはありません。
ただ、現代社会において物語の中の若者たちが起こす行動、実際に起きてもおかしくない事件をこの作品を通して、考えるきっかけになってくれれば幸いです。

本プロジェクトの支援は本日を持って終了しますが、作品自体はまだ始まってもいません。
都内での上映は予定しておりますが、本作を初めて観るのはDVDを受け取って頂く皆様になります。
勿論、キャスト・スタッフ一同、『scratch』をどんどん大きな作品に成長させていくつもりです。
是非、本作がどう羽ばたいていくか、皆様に見守って頂けたらと思います。

最後に
『scratch』制作プロジェクトへのご支援・ご協力いただいた皆様、
本当に本当にありがとうございました。

引き続き応援の程宜しくお願いいたします!

『scratch』監督 永野義弘

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監督作品:

・CHANGE(2008年)

・ホクロにコイン(2009年)

・Recreation(2011年)

※全作脚本も担当

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制作古賀から見た"永野監督"

最後の最後までやらせて頂きますこのコーナー。笑

僕と永野監督の付き合いは高校1年生から、という事で今年で9年目に突入します。
当時、仲良くなったきっかけは二人とも野球が好き、という事。(ただし二人とも高校球児ではありません。笑)
野球が結んでくれた我々の繋がりは今、監督と俳優・プロデューサーという付き合いになりました。

永野作品に関わるのは今回で3作品目となる私ですが、永野現場という物はとにかく笑いが絶えません。

世間的に言う"ダーク"な題材を扱う事もあるのですが、そんな作風であってもカメラが回っていないオフモードの時はとにかく皆笑ってばっかりです。もちろん、真剣なシーンの撮影前とまでなると緊張感は計り知れない物がが漂います。

そんな監督のユーモア・人柄は全て現場にただひたすら良い影響を与え続けてくれています。

監督自身、

「現場の雰囲気は映像に出る。」

という言葉を「Recreation」を撮った際からずっと言い続けてあり、"現場の雰囲気を柔らかくする"事に努めて来た結果が、海外映画祭で準グランプリを受賞する、というまでの偉業へ押し上げたのは間違いないと思います。

そんな永野監督を慕い集まる人間は数多くおり、今回の制作陣3名(助監督:古賀・制作進行:吉岡・録音:吉賀)は全員、永野監督が依頼せずとも、

「スタッフとして関わりたい。」

と言い集まった3人です。

これが永野監督が持つ、最大の魅力かつ武器です。

監督自身が意図せずとも彼に協力したくなる。彼と何かを成し遂げたくなる。

彼の持つ映画製作における技術力・センスは勿論ですが、「協力をしたくなると」思わせる潜在的な人格こそ永野監督が世界で評価される一番の理由だと思います。

そんな永野監督の側で作品のナンバー2として、ここまで仕事をさせて頂いた事を僕は本当に光栄に思っております。

僕は永野監督が許す限り、彼の側で作品を作り続けて行きたいと願っています。彼と一緒にもっとでっかい夢を見て行きたいと思います。

永野監督は今後もずっと映画人です。
世界が注目する永野監督と、その彼が生み出す作品に今後とも熱い視線と、温かい応援を宜しくお願い申し上げます。

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以上を持ちまして、支援期間内の活動報告の更新は以上となります。

最後までご覧頂いた皆様、つたない文章ではありましたがご覧頂きまして本当にありがとうございました!

活動報告は支援終了後も更新可能ですので、作品に何か起きましたら逐一更新させて頂こうと思います!
今後とも本プロジェクトの活動報告を楽しみにして頂ければ幸いです!

監督もおっしゃってありますが、まだ「scratch」は始まってもいません。
お客様に見てもらって、初めて作品としての映画はスタートを切ります。

そのスタートをこれだけ多くのパトロン様に見届けて頂ける事は本当に幸せな事です。

我々が抱いた夢の一つを叶えてくださったのは紛れも無く皆様です。
ご支援・ご協力を頂いた皆様、本当に本当にありがとうございました!
今後とも映画「scratch」の応援宜しくお願い致します!






広報・制作・助監督
古賀圭輔