こんにちは!アンサンブル・フリーJAPAN運営です。
先日はお忙しい中、当団演奏会にご来場いただきまして、誠にありがとうございました。
開演前のプレトークにいらっしゃった方には申し上げましたが、クラシック音楽には数多くの素晴らしい歌曲があります。
しかし、ほとんどの歌曲はドイツ語、イタリア語、フランス語などの外国語で歌われます。それに対して、今回の高木日向子さん、薮田翔一さんの新作は「日本語で歌われて、ダイレクトに私たちの心に響く作品が欲しい」という私の希望を見事に叶えていただける作品でありました。
私たちの演奏が皆様に作品の素晴らしさを伝えられるものになっていれば幸いです。
なお、高木さんの新作のタイトルは作詞してくださった演出家の中谷和代さんによって初演終了後に「メゾソプラノと弦楽のための『生い立つ日に』」と命名されました。
新作が初めて音になる瞬間に大勢の方にお立ち合いいただきましたこと、演奏者を代表いたしまして心より御礼申し上げます。
そしてメンデルスゾーンの弦楽のための交響曲第2番、旭井翔一さんに編曲していただいた弦楽八重奏曲では、弦楽器ならではの旋律美と活き活きとしたアンサンブルをお楽しみいただけるような演奏を目指しました。
クラシック音楽と現代音楽は一つながりのジャンルです。
200年前の作曲家から現代に至るまで連綿と受け継がれる音楽芸術を、これからも幅広く皆様にお届けできるよう活動してまいります。
今後は、昨年末までに開催した室内楽演奏会の模様を順次、アーカイブ配信していく予定です。
また来月5月21日には関西の豊中市立文化芸術センターにて、フリーJAPANのヴァイオリン奏者である千葉水晶をソリストに迎え、アンサンブル・フリーWESTがアルバン・ベルクのヴァイオリン協奏曲を演奏いたします。
関西にお住いの方は是非、クラシック音楽と現代音楽のちょうど中間点にある傑作を聴きにいらしてください。
【アンサンブル・フリーWEST 第36回演奏会】
日時/2023/5/21 [Sun.] 開演14:00/開場13:30
会場/豊中市立文化芸術センター 大ホール
曲目
バッハ (A.ウェーベルン編): 6声のリチェルカーレ
ベルク: ヴァイオリン協奏曲*
ショスタコーヴィチ: 交響曲第10番
指揮: 浅野 亮介
*ヴァイオリン独奏:千葉 水晶
入場料/¥1,000
[TEKET販売サイト] https://teket.jp/340/20322
私たちは設立したてでまだまだこれから…という団体ではございますが、どうぞ引き続き応援のほど何卒よろしくお願いいたします。
アンサンブル・フリーJAPAN 代表/指揮
浅野 亮介