Check our Terms and Privacy Policy.

日本の現代音楽をプロ奏者によるオーケストラで演奏し、世界と未来に伝えたい!

世界と比べて引けを取らないレベルの日本の作曲家や演奏家。未だ知られていない彼らの持つ素晴らしい音楽の力を広め、後世に残していくことを目的に、「アンサンブル・フリーJAPAN」を設立するに至りました。より多くの作曲家や演奏家を世に輩出するために、ご支援をよろしくお願いいたします。

現在の支援総額

3,001,333

120%

目標金額は2,500,000円

支援者数

231

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/05/31に募集を開始し、 231人の支援により 3,001,333円の資金を集め、 2022/07/15に募集を終了しました

エンタメ領域特化型クラファン

手数料0円から実施可能。 企画からリターン配送まで、すべてお任せのプランもあります!

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

日本の現代音楽をプロ奏者によるオーケストラで演奏し、世界と未来に伝えたい!

現在の支援総額

3,001,333

120%達成

終了

目標金額2,500,000

支援者数231

このプロジェクトは、2022/05/31に募集を開始し、 231人の支援により 3,001,333円の資金を集め、 2022/07/15に募集を終了しました

世界と比べて引けを取らないレベルの日本の作曲家や演奏家。未だ知られていない彼らの持つ素晴らしい音楽の力を広め、後世に残していくことを目的に、「アンサンブル・フリーJAPAN」を設立するに至りました。より多くの作曲家や演奏家を世に輩出するために、ご支援をよろしくお願いいたします。

このプロジェクトを見た人はこちらもチェックしています

#音楽 の付いた活動報告

本日は、8月10日の第一回演奏会で演奏する曲の中から『ブラームス(旭井翔一編):弦楽六重奏曲第1番 作品18 (弦楽合奏版/初演)』についてご紹介します。この曲は元々、ヴァイオリンとヴィオラ、チェロがそれぞれ二人ずつの編成ですが、今回は弦楽合奏の編成で演奏するため、旭井翔一さんに編曲していただきました。私の演奏活動において、力を入れている分野の一つが、今回のような室内楽作品のオーケストラ編曲です。これまで、ピアノ版のラヴェルの《クープランの墓》の中から「フーガ」を助川舞さんに、ブラームスのピアノ曲《6つの小品 作品118》の5曲目「ロマンス」を浦部雪さんに、そして、このシューマンのピアノ五重奏を阿部俊祐さんに編曲していただきました。こちらの動画は阿部俊祐さん編曲『ピアノ五重奏曲 変ホ長調作品44[管弦楽版]』より第3楽章です。編曲と作曲は似て非なるもので、「編曲は元々の曲があるから簡単」という訳では決してありません。原曲は、世に名を残した作曲家が「この編成で」と書いた作品であり、余計なパートも、足りないパートもありません。では何故、わざわざ室内楽作品をオーケストラ用に編曲するのか。 それは私がクラシック音楽を愛しているからです。現代音楽には独特のエキサイティングさがあり、近現代の大管弦楽作品を振らせてもらえることは指揮者冥利に尽きます。しかし正直なところ、バッハからブラームスあたりのクラシック音楽が一番好きです。また、やはり学生時代から慣れ親しんだブラームスやチャイコフスキー、モーツァルトやベートーヴェンの音楽への愛着があるのです。シューマンにもブラームスにも、もっと交響曲を書いて欲しかった。でも、彼らに委嘱するわけにいきませんから、一流の技術を持った作曲家にお願いして、彼らの室内楽作品をシューマンの第5交響曲、ブラームスの第5交響曲に改造してもらうのです。私が編曲をお願いする作曲家の方々は、どなたも原曲の作曲者の技術やモードを研究し尽くし、可能な限り世界観を損なわないように作りかえて下さいます。このような能力は、「作曲する」という能力とはまた違った技術とセンスが要求されるのです。今回お願いした旭井さんも作曲者としてはもちろんのこと、編曲者としても数多くの作品を手がけています。 そんな旭井さんが「原曲の六重奏は名人が6人必要な楽曲でしたが、今回の弦オケ版も全員が名人であることは必須条件です」とおっしゃる難曲!この弦楽合奏版のブラームスの弦楽六重奏曲第1番を、是非聴きにいらして下さい!そして「オーケストラは聴くけど室内楽はあまり聴かない」というお客様に「ブラームスにこんな作品があったんだ!」と気づいていただき、原曲を聴いてみようと思っていただけたら、それほど嬉しいことはありません。第一回演奏会チケットは、リターン(良席確保)もしくはこちらからお買い求めいただけます。


今月6月20日(月)19:00より、渋谷の「美竹清花さろん」にて、逢坂裕さんのピアノ三重奏曲《乙女と一角獣》(アンサンブル・フリー委嘱作品)がアンサンブル・フリーJAPANのコンサートマスター城所素雅さん、チェロ首席奏者の田辺純一さん、そしてピアノ奏者の井上響子さんによって初演されます。こちらはアンサンブル・フリーの委嘱作品、逢坂裕さんの「交響曲」です。映画音楽のようなドラマティックな音が沢山しますが、それでいて先の展開を読み切ることができません。 逢坂裕さんは、「調性音楽には、まだまだ可能性があると思います」と言い、活動されています。「調性音楽」とは、「ハ長調」や「イ短調」のように「調」の仕組みを使って書かれた音楽で、一般に生活していて耳にする音楽のほとんどは「調性音楽」です。20世紀の初頭、「調性音楽にできることは既に終わった」という観点から「無調」の音楽が書かれはじめました。現在も芸術音楽(現代音楽)の分野で「調性音楽」を書く人は、それほど多くありません。いま「調性音楽を書く」ということは、過去の偉大な作曲家たち、ワーグナーやブルックナー、マーラー、ドビュッシー、バルトークにストラヴィンスキー…彼ら以上のことを成し遂げねばなりません。そうでなければ、「やっぱり過去の作品のほうが良かった」という結論になり、「調性音楽」は過去の遺物になるからです。これが、この21世紀に商業音楽ではなく芸術音楽の分野で「調性」を使って作曲することの厳しさです。 逢坂裕さんは「調性音楽を書く作曲家」として、挑戦し続けているのです。クラシック音楽だけでなく、現在の商業音楽(映画音楽やテレビのCM音楽など)さえも研究し、常に自らの知識を蓄え、作曲の技術を磨いています。私はスコアリーディングで分からないことがあると、真っ先に彼に連絡し、教えを乞います。彼の教え方は素晴らしく、丁寧に解説して下さるし、私が分析に迷っている和声が過去に一体どの作品で使われているか、いくつも例を挙げて示してくれます。この逢坂さんの作品を是非聴いていただきたい。そして戦い続ける彼の応援者を増やしていきたいのです。6月20日の室内楽演奏会の奏者たちもまた、逢坂さんの作品の素晴らしさを最初のリハーサルから理解してくれました。高い技術を身につけた奏者になればなるほど、楽譜を書いた作曲家の技術を瞬時に理解できるものです。作品が奏者に愛されてこそ、真に良い演奏ができると私は思います。私たちの周囲には、「まだ有名にはなっていないだけで、一流の技術を身につけた音楽家」の方々が沢山いらっしゃいます。このような方々が存分に力を発揮できるよう応援してこそ、私たちの国の音楽文化は豊かになるのではないでしょうか。よろしければ6月20日のピアノトリオの演奏会"アンサンブル・フリーJAPAN 室内楽コンサート vol.1”に是非お越し下さい。優れた作曲家と演奏家を応援するクラウドファンディングも引き続き、よろしくお願いいたします。チケットはこちらから逢坂裕さんの「交響曲」


こんにちは。アンサンブル・フリーJAPANです。クラウドファンディング開始から本日で15日目となります。111名の方々からご支援いただき、目標金額の59%を達成しました!支援者の皆さまや、クラウドファンディングの拡散にご協力いただいた皆様、非常に感謝しております。たくさんの方々に応援していただき、6月20日の室内楽演奏会と、8月10日の演奏会へ向けての準備に益々力が入ります。さて今回は、アンサンブル・フリーJAPANの弦楽器首席奏者を、代表の浅野がご紹介します。〜〜〜〜〜オーケストラの弦楽器は第1ヴァイオリン、第2ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロ、コントラバスの5パートから成り立っています。首席奏者とは、それぞれのパートを引っ張るリーダーのことです。第1ヴァイオリンの首席奏者、すなわちコンサートマスターは、城所素雅さんです。 城所さんには、2018年11月に姉妹団体のアンサンブル・フリーWESTの演奏会の昼公演と夜公演にて、ソリストとして出演していただきました。 昼公演で演奏した、モーツァルトのシンフォニア・コンチェルタンテは、こちらの動画で聴くことができます。(ヴィオラ独奏は、後程ご紹介するヴィオラ首席奏者の杉浦文さんです) 聴いていただいて分かる通り、城所さんのヴァイオリンの音色の繊細さ、堂々としたテンポ設定、技術の高さから、「もしプロのオーケストラを作ってコンサートマスターをしてもらうなら、絶対この人」と私は協奏曲の指揮をしながら心に決めたのでした。第2ヴァイオリンの首席奏者の高岸卓人さんは、主張が激しい方が多いヴァイオリン奏者には珍しく、大らかで柔軟な方です。 第2ヴァイオリンは、第1ヴァイオリンやチェロのような主導権を持つパートの動きを臨機応変に察知し瞬時に合わせたり、目立つパートが動きやすいように内部で和音の流れをコントロールしたりというように、相手の音楽を受信しながら発信もできるマルチプレイヤーでなければ務まりません。 高岸さんは現在、東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団に所属しつつ、オーケストラ・リベラ・クラシカにも出演していて、大変優れたヴァイオリニストです。私から「ぜひ第2ヴァイオリンの首席奏者をやってほしい」とお願いしたところ、快く引き受けてくださいました。ヴィオラの首席奏者は杉浦文さんは、以前に兵庫県立芸術文化センター管弦楽団(PACオーケストラ)に所属していたこともあり関西での仕事も多く、関西を拠点とする私と物理的な距離も近く、私にとって娘のような存在です!(笑) 実は、先ほど動画をご紹介したモーツァルトのシンフォニア・コンチェルタンテも、彼女の「協奏曲をやりたい!」とのたっての希望で実現したものです。 聴いてもらえれば分かると思いますが、彼女もまた素晴らしい音楽性を持っています。チェロの首席奏者は田辺純一さん、コントラバスの首席奏者は岡本文音さんです。この2人とヴィオラの杉浦さんは10年前からの付き合いです。彼らがどんなに素晴らしい音楽家なのかがわかるエピソードをご紹介します。 10年前、私は東京でアンサンブル・フリーEASTを立ち上げましたが、関西を拠点としていた私にとって、縁もない場所でオーケストラを作るにあたり、足りないパートも沢山ありました。そこで、第1回演奏会の委嘱作曲家である佐原詩音さんが東京藝術大学で学んだ時の縁を頼りに、エキストラとして演奏のお手伝いをお願いしたのが、この3人です。 彼らは、高い技術で演奏をサポートしてくれただけではなく、音楽なアドバイスや、時にはオーケストラの運営面にまで助言をしてくれました。私と、そしてアマチュアである団員たちと一緒になって「アンサンブル・フリーEAST」という一つのオーケストラを作ってくれたのです。 当時私は、「いつか彼らと一緒に音楽を作りたい。そのために指揮者として、彼らに見合うだけの勉強を積まなければならない」と強く決心したのでした。 それから10年が経ち、昨年この3人に連絡を取ったところ、彼らの答えは「是非一緒にやらせてください」でした。 長い長い時間の隔たりにもかかわらず、彼らは「このプロジェクトを絶対に成功させたい」、「私たちが優秀な人材を集めます」とオーケストラ作りに進んで協力してくれました。 オーケストラをするなら最高の音楽を、最高の音楽をするには最高の人材を。彼らは骨の髄までミュージシャンなのです。 こんなに個性豊かな、そして音楽への熱い思いに漲ったミュージシャンたちとオーケストラを作れることを本当に光栄に思います。8月10日の第一回演奏会がどのような素晴らしい演奏になるか、楽しみにしていて下さい!〜〜〜〜〜リターンの一つである「第一回演奏会プレミアムチケット」は、「アンサンブル・フリーJAPANの演奏を良い席で聴きたい!」という方におすすめです。第一回演奏会は自由席の演奏会ですが、プレミアムチケットではJ:COM浦安音楽ホール コンサートホールの「C列〜H列」中央ゾーンを取っていただけるよう、優先してご案内します。こちらの会場は、クラシック音楽専用のコンサートホールで、「静けさ」と「響きの風景」をテーマとして音響設計が行われているそうです。 公式WEBサイトによると、「ステージと客席が包み込まれるような一体感を演出する空間で、演奏者の息づかいが感じられる贅沢な響きが特徴」とのこと…どんな響きがするのでしょうか? 我々演奏家にとって、本番のホールの響きや、その中で演奏し、良い音や響きをお客様に届けることも楽しみの一つです。


thumbnail

こんにちは。アンサンブル・フリーJAPANです。クラウドファンディング開始9日目の本日18:00時点で、目標金額の54%を達成しました!101名もの大勢の方にご支援いただき、代表・指揮者をはじめ、団員および関係者一同、心より感謝申し上げます。100人目の方が、ついに高額・限定リターンの「委嘱権リターン」を申し込んでくださいました!粋なご支援に、一同感激しております(ありがとうございます!)。委嘱権のリターンについては、後日こちらの活動報告にてクローズアップいたしますので、お楽しみに。さて、本日は「アンサンブル・フリーJAPANの選曲」についてお話ししたいと思います。ご存知の通り、このプロジェクト名は「日本の現代音楽をプロ奏者によるオーケストラで演奏し、世界と未来に伝えたい!」です。しかし、今後予定している、第一回演奏会・室内楽コンサートvol.1どちらも「現代音楽」と呼ばれる曲目は1曲に留めています。「もっと現代音楽の演奏を聴きたい!」と思われる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。日本の作曲家が書いた現代音楽には、非常にレベルが高い、優れた楽曲がたくさんあります。しかし演奏するには技術的に困難であり、聴き手にとっても大変な集中力が必要な楽曲ばかりです。作曲家の想いを汲み取り、それを十分に表現して演奏するためにも、そして味わって聴いていただくためにも、1回の演奏会では1曲、または多くとも2曲の現代音楽を取り入れることとしています。また、現代音楽と従来のクラシック音楽の両方の楽曲を演奏することにより、従来のクラシック音楽を楽しんでいる方々にも現代音楽に触れていただきたいという想いもあります。当団に所属する若手のプロ奏者が、現代音楽も従来のクラシック音楽も同様に素晴らしい演奏をお聞かせできることを広く知っていただけると思います。ぜひ演奏会にもお越しください。当団の使命は、国内の優秀な作曲家の新作と従来のクラシック音楽を合わせて世界中に発信していくことにあります。その使命を長く続けていくためにも、賛同していただける皆様からのご支援が必要です。私たちの次の世代、またその次の世代へと残る音楽文化を創出するため、今後とも温かいご支援をよろしくお願いします。