ここまでその性能の高さを紹介してきたAnycubic Photon Ultraですが「家庭用とは言っても、何か特別な機材とか必要じゃ無いの?」と思う方もいるでしょう。しかし、Anycubic Photon Ultraは初めて3Dプリンターを使う方でもカンタンに使うことができる仕組みが整っています。ここではAnycubic Photon Ultraをカンタンに使うことができる理由について、主に消費電力の観点から紹介します。この3Dプリンターは、消費電力が他のモデルに比べて平均消費電力が8Wと、かなり低いです。一般的なLCD型3Dプリンターに比べて約10倍もの光効率を実現しています。上記の通り、モデルによっては造形をしていない待機時間だけでも15Wの電力を消費しているものもあるので、それと比較すると消費電力の低さがおわかりいただけると思います。消費電力が少ないことによって、Anycubic Photon Ultraは一般家庭のコンセントからの電力供給で快適に印刷ができます。また、パソコンを利用した専用のソフトウェアや、CADの知識は全く必要とせず、3Dデータと3Dプリンター本体さえあれば、すぐに印刷できるのも魅力です。Anycubic Photon UltraはDLP型3Dプリンターの中では低価格で、高性能かつ省エネでありながら、操作もカンタンということになります。「3Dプリンターは通常よりも規模の大きな電力供給が必要だからウチでは使えないかもしれない」そう思っていた方、Anycubic Photon Ultraはどのご家庭でもカンタンに使うことができるんですよ!初めて3Dプリンターを買う方も、これまで3Dプリンターを使っていたことがある方も、必ず満足していただけると、筆者は思っています。
ガジェット の付いた活動報告
AnycupicPhotonUltraはUV出力を調整することができるため、様々な樹脂の処理に対応しているということを紹介しました。3Dプリンターで素材として使用する樹脂は、いくつか種類があり、それぞれで適した利用方法が異なります。しかし「3Dプリンターで使う樹脂ってどんな種類のものがあるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。そこで、ここでは3Dプリンターで使う樹脂にはどんな種類のものがあるか簡単に紹介します。ABS樹脂は剛性・衝撃耐性・疲労耐性などのバランスがよく、様々なものに幅広く使用されます。特に電化製品の外装部分に使われることが多いです。色つけなどの後加工もしやすいので、扱いやすいです。PC-ABSはABSと基本的な性能は似ていますが、PCを配合していることによって耐久性が高っているので、自動車用の部品に使われることもあります。ASA樹脂もABSと基本的な性能は似ていますが、日光や雨などの天候に対する耐久性(耐候性)が高いので、屋外に使用するものの造形に適しています。PLAは3Dプリンター初心者におすすめの樹脂です。植物由来の乳酸によって作られており、熱による収縮が少ないので、扱いやすいです。ただ、扱いやすい分他の樹脂に比べると耐久性がやや低いという弱点があります。Ultemは耐熱性・耐久性・耐薬性にかなり優れている樹脂です。その性能の高さは実際に航空機でも使用されるほどです。しかし、造形のための必要温度が高いため、一般的な3Dプリンターでは造形が難しく、上位モデルが必要となります。上記以外にも様々な素材を3Dプリンターでは使うことができます。ご自身が作成したいものの使い方や特性に合わせてそれに適した樹脂を使うようにしましょう。上記の通り、初めての3DプリンターではまずASA樹脂を使ってみるのがおすすめですよ。
ここまでAnycupicPhotonUltraの魅力について満遍なく紹介してきました。ただ、AnycupicPhotonUltraがどれだけ魅力的な3Dプリンターであったとしても、初めて3Dプリンターを購入する方の中には「この3Dプリンターを使うことで具体的にどんな物が作れるのだろうか?」と、疑問に思っている方もいるでしょう。そこで、ここではAnycupicPhotonUltraを利用することで実際にどんな物が作れるのかについて紹介します。今回の活動報告に上がっている画像やLPにある画像は実際にAnycupicPhotonUltraを使って作成されたモデルの例になります。どのモデリングも3Dモデルデータの再現度が限りなく高く、クオリティがかなり高いです。色の使い方がとても巧みで表現力が高く、本当に3Dプリンターで作成したのかと疑ってしまうほどのクオリティの高さです。モデルとなっているパラディンが装備している武器や防具のメタリックな感じや、重厚感が高く表現されています。大きなモデルでも、AnycupicPhotonUltraの高い表現力でリアリティの高い作品を作ることができます。小さな細かい物の作成もAnycupicPhotonUltraは得意です。細かくて繊細な部分であったとしても、全くミスをすることなく正確に仕上げることができます。以上の写真を見て、AnycupicPhotonUltraを使ってどのような作品を作るか、イメージを膨らませることはできましたか?この3Dプリンターがあれば、あなたの思うものはなんでも作ることができるということがお分かりいただけたかと思います。色彩表現も上手で、細部の繊細な表現力も高いAnycupicPhotonUltraでぜひ沢山の作品を作り上げてみてくださいね。
ここまで紹介してきた3DプリンターAnycubic Photon Ultraは、中国に本社をおくAnycubicが開発・販売をしています。Anycubicは高品質で、かつ低価格な3Dプリンターを販売していることで有名な3Dプリンターブランドで、あらゆる種類の顧客・愛好家・製品デザイナー向けに低価格で高品質なプリンターを開発しています。今回紹介したAnycubic Photon Ultraは世界初の消費者向けDLP型3Dプリンターとなりました。Anycubicは現在3Dプリンター業界を牽引しているリーディングカンパニーで、3Dプリンターの研究開発・製造・販売を専門としています。設立は2015年と、比較的最近ですが、3Dプリンターの技術をどんどんレベルアップさせており、業界でもトップクラスに低価格で高品質な3Dプリンターを開発しています。また、Anycubicは顧客ニーズへも欠かさず応えています。これまで「DLP型プリンターはとても高価なもの」という常識がありました。しかし、Anycubic Photon UltraはDLP型プリンターであるにも関わらず、これまでのモデルよりもずっと低い価格を実現しました。また、メンテナンスが不要で、消費電力も少なく、繊細な表現も可能となっているので、Anycubic Photon Ultraはユーザーがこれまで求めていた3Dプリンターであると言えます。さまざまな樹脂に対応していたり、操作がしやすかったりと、3Dプリンターが初めての方にとっても安心して利用できるような性能が詰め込まれています。これからもAnycubicは、あらゆる分野の人たちが各々の創造性をそのまま解放し、豊かな想像を実現できるように、成長を続けていきます。
AnycupicPhotonUltraについてここまで紹介してきましたが「実際に他の3Dプリンターと比較すると何が違うの?」と気になる方もいるかもしれません。初めて3Dプリンターを購入する方の場合は特に思いますよね。そこで、ここではAnycupicPhotonUltraの性能を実際に他の3Dプリンターと比較して紹介します。耐久性の面で見ればAnycupicPhotonUltraは一般的なLCD型3Dプリンターと比較して10倍近い耐久力を誇っています。一般的なLCD型3Dプリンターは2000時間の利用で内部プロジェクターの交換が必要になることに対しAnycupicPhotonUltraは20000時間利用するまでプロジェクターの交換は不要です。消費電力という点では一般的なLCD型3Dプリンターが約66Wの電力を必要とするのに対しAnycupicPhotonUltraはたったの8.5Wで済みます。LCD型のたったの13%の電力で3Dプリンターを使うことができるということです。3Dプリンターにおいて重要な印刷速度はSLAドット光源印刷の3Dプリンターの5倍です。省電力ながら相当程度の造形スピードを誇っています。また、最も大切な仕上がりのクオリティも他の3Dプリンターと比較してもかなり高いです。一般的なLCD型3Dプリンターに比べて、細かいラインや輪郭、カーブがより鮮明な色でかつ豊かなレイヤーで表現できるようになっています。わずか87,234円(超早割32%オフ)で購入できる3Dプリンターとしてはトップクラスのクオリティを誇っています。