AnycupicPhotonUltraはUV出力を調整することができるため、様々な樹脂の処理に対応しているということを紹介しました。
3Dプリンターで素材として使用する樹脂は、いくつか種類があり、それぞれで適した利用方法が異なります。
しかし「3Dプリンターで使う樹脂ってどんな種類のものがあるの?」と疑問に思う方もいるでしょう。
そこで、ここでは3Dプリンターで使う樹脂にはどんな種類のものがあるか簡単に紹介します。
ABS樹脂は剛性・衝撃耐性・疲労耐性などのバランスがよく、様々なものに幅広く使用されます。
特に電化製品の外装部分に使われることが多いです。
色つけなどの後加工もしやすいので、扱いやすいです。
PC-ABSはABSと基本的な性能は似ていますが、PCを配合していることによって耐久性が高っているので、自動車用の部品に使われることもあります。
ASA樹脂もABSと基本的な性能は似ていますが、日光や雨などの天候に対する耐久性(耐候性)が高いので、屋外に使用するものの造形に適しています。
PLAは3Dプリンター初心者におすすめの樹脂です。植物由来の乳酸によって作られており
、熱による収縮が少ないので、扱いやすいです。
ただ、扱いやすい分他の樹脂に比べると耐久性がやや低いという弱点があります。
Ultemは耐熱性・耐久性・耐薬性にかなり優れている樹脂です。
その性能の高さは実際に航空機でも使用されるほどです。
しかし、造形のための必要温度が高いため、一般的な3Dプリンターでは造形が難しく、上位モデルが必要となります。
上記以外にも様々な素材を3Dプリンターでは使うことができます。
ご自身が作成したいものの使い方や特性に合わせてそれに適した樹脂を使うようにしましょう。
上記の通り、初めての3DプリンターではまずASA樹脂を使ってみるのがおすすめですよ。