日本初の『刑務所の中にあるファッションブランド NIJIMU』の主役となるのは、服の作り手である社会復帰を目指す女性受刑者たちです。
アパレル産業と法務省矯正局、東京藝術大学美術学部 Diversity on the Arts Project が手を取り合い、アートxファッションで刑務所を、社会を変えていきます。
プロジェクトの社会的意義に賛同した専門家、企業・団体が結集
海外工場への委託が多くなったアパレル業界の常識からすると、型破りな条件をものともせず、下記の3つのミッションに取り組んでいただけることになりました。
① 刑務所の中で、初めてミシンに触るという初心者を指導する。
② キチンとした技術を身に着けて、段階的に複雑な製品も作れるように導く。
③ 魅力的な商品を社会に届けつつ、同時に評価を頂きながら、事業として継続させる。
法務省矯正局/美祢社会復帰促進センター(山口県美祢市)
地域の方から理解され、支えられる刑務所に。
「開かれた矯正」を目指して、2007年に開設された国と民間企業が共同で運営する方式を採用した日本初の刑務所です。
18歳~26歳の5名の女性受刑者の方が、この9月から「ファッションブランド NIJIMU」の作り手として参加していただきます。
東京藝術大学 美術学部 Diversity on the Arts Project(通称DOOR)
一般社団法人みとびらは、DOORプロジェクトの修了生が中心となって運営する法人です。
DOORの理念は、私たちの寄って立つ所であり、常に立ち返る場所でもあります。
稲荷田 征さま【現代の名工/文化ファッション大学院大学 名誉教授/日本モデリスト協会 特命委員/厚生労働省 ものづくりマイスター】
「 服つくりを通して、心の豊かさ、喜びを共有し人財育成と社会貢献に尽力を尽くす。みとびらになりましょう。」
武田俊之さま 【アズマ株式会社 代表取締役社長】
「ファッションだから出来ること、ファッションこそが果たすべき役割、どちらもミトビラさんがひらく未来。絶賛共鳴中です!」
鵜木隆嘉さま 【アズマ株式会社 縫製研究室マネージャー】
「みんなで困る」いい言葉ですね。ビジネスの”リスクを小さく分配する”ことと共感します。大きな一つの困るが微かな多くの困るになって、それが逆流し、多くの知恵が渦のように大きな一つの夢に向かって実現する。いっしょに困りましょう!そのさきにある喜びに向かって。 “糸”の縁に“有難う”です。
公益財団法人矯正協会理事長 大橋哲様
「刑務所で見てきた人たちの多くは社会で生きづらさを抱える人たちでもありました。このプロジェクトが、すべての人たちが自分らしく生きられる社会の形成につながればと思います。」
清原株式会社 ゼネラルマネージャー 対馬英人様
このPJTにより、眠っていた副資材に新たな命が吹き込まれ、社会に貢献出来るということは、本当に素晴らしいことです。
また、このPJTが目指している、ファッションで繋がりあえる心豊かな社会の実現は、当社の企業理念(豊かな生活文化の発展向上に貢献する)にも通じることと強く共鳴いたします。
刑務所内での「社会から見えない作業」が社会的な孤立を再生産している
● 1ヶ月働いて支給されるお金は平均約4千円
● 3人に2人が出所時に支給されるお金は5万円以下
● 単純な作業だと、技術の習得は期待できない
● 作業を通じて社会とのつながりも感じにくい
● 収監という誰にも言えない空白の期間があることで、社会的に孤立しやすい
社会に居場所がない・・・高まる犯罪のリスク
2007年に法務省が実施した調査から、3割の再犯者により、6割の犯罪が行われていることが明らかになっています。
住居がないなど社会での居場所がないまま刑務所を出た人は、年間約5,000人。そのうちの4割が1年以内に罪を犯し、再び刑務所で受刑しています。
社会で住む場所や仕事、頼れる人がいない場合、再犯のリスクは高くなります。
受刑者は同時に被害者でもある・・・ 女性の犯罪の背景にあるDVや虐待などの生きづらさ
虐待により劣等感や無力感を強くもったり、良好な人間関係をつくることが難しくなります。こうした事情も、社会復帰をより難しくしてしまいます。
「素敵」を介した、自然で幸せな繋がりを生み出す
目指したいのは、素敵だなと思わず手にとったものが刑務所製で、その売り上げが更生支援金に繋がって行く幸せな関係作りです。そのきっかけを作るのが(一社)みとびらの活動であり、「ファッションブランドNIJIMU」なのです。
タブーは現実を見えなくする
刑務所と聞くとネガティブな印象を、持たれる方が多いと思います。
それは社会の中で、犯罪と犯罪を犯した人のことを、触れてはいけない「タブー」とされているからではないでしょうか。
タブーにされると、それについて語ること・見ること・知ることさえできなくなります。
あたかもそれが、社会に存在しないかのように。
でも、見えなくても、聞こえなくても、犯罪と罪犯をした人は、消えてなくなったりはしません。
みとびらは物づくりを通して受刑者の未来を後押しします
では、私たちに何が出来るのでしょうか。
まず、犯罪の現状と犯罪をした人の背景について知ること。そして、社会の一員として再び迎え入れること。
そのための一助として(一社)みとびらは、刑務所内からファッションブランドNIJIMUを立ち上げます。
アパレル製品を刑務所内で作る事で、受刑者は各種素材の性質を知り、それを扱う技術を身につけます。プロの指導を通じて、仕事にのぞむ姿勢を学び、物作りに対する情熱に触れることができます。
人や社会とのつながりのある作業を通じて、やりがいや誇りを持ちながら働く経験を積み、未来の生きがいにつなげて欲しいと思っています。
みとびらが実現したいこと
ファッションブランドNIJIMUは、商品が刑務所で作られていることを隠しません。
むしろ、商品の販売を通じて、犯罪や犯罪をして人の現状を社会に向けて発信していきます。
みとびらはファッションブランドNIJIMUを通じて、受刑者には物づくりの喜びを、購入下さった方には、世界に2つとない特別な商品を手に取る喜びを届けたいと思っています。
みとびらが実現したいと願うのは、どんな境遇にある人も排除されない世の中です。
それは取りも直さず、全ての人が生きやすい、社会の風景でもあると考えています。
<素材/サステナブル>
個人・企業の倉庫などに眠る使い道のない残反や資材、着物反物を再利用します。
着物を芸術作品として捉え直し、現代の生活に合う形に再利用したサステナブルファッションです。
<デザイン/ジェンダーレス・エイジレス>
年齢・性別・体形を気にせず、誰でも着ることができるデザインです。
〇展開予定アイテム
・イージーパンツ ・巻きスカート
・ワンマイルウエア ・カーディガンジャケット
・バゲットハット ・ネクタイ etc.
<作り手/美祢社会復帰促進センター>
山口県美祢市にある日本初の官民協働で運営される刑務所:美祢社会復帰促進センター
そこで服役する18歳~26歳の女性受刑者が、プロの縫製指導を受けて作る一点もののアイテムです。
<売り手/みとびらプロジェクト>
「みとびらプロジェクト」がオンラインショップやポップアップ等を通じて、皆さまに向けて販売していきます。
※一般販売:2022年内オンラインショップ開設予定
着物が持つ力
商品化に向けた課題を解決する方法として、着物という素材に着目しました。着物はシルクが素材として使われ、上品でさらりとした優しい肌触りが特徴です。
糸を紡ぎ、織り、繕う・・・
たくさんの人の手により作られる着物には、1つ1つに個性があり、再現できない作品だと言えます。
しかし、着る機会が減っていることに加えて、日本人の体格が大きくなっているため、昔の着物の多くは、サイズ違いになってしまうという問題があります。そうした着物には値段が付かず、そのまま廃棄されている現状があります。
着物と作業する人たちとの共通点
作り手となる受刑者は、縫製のプロではありません。
このプロジェクトでは、まっすぐ縫えるようになることから始める必要があります。
一方で、着物地も、まっすぐに縫うことが前提に織られています。
伸び縮みしにくい生地のため、洋服のように体のラインに合わせた形にすることは、あまり得意ではないという特徴があります。
皆様の応援が、技術を習得する機会を生み出します
お届け時期の目安
・あずま袋・・・2022年10月中旬頃から順次
・スカーフ、トートバッグ・・・2022年11月上旬頃から順次
・スクエアタイ・・・2022年12月上旬頃から順次
なお、プロジェクトの進捗状況については、当法人SNS等での発信とあわせて、ご登録いただいたアドレス宛てにメールにてご連絡いたします。
【Q&A】返礼品について
Q:支援後の種類の変更は可能ですか?
A:恐れ入りますが、種類・サイズ変更は承っておりません。
ご支援の際はご注意いただけますようよろしくお願いします。
Q:どのくらいで製品は届きますか?
A:今回応援いただく商品は、9月1日から開始されるプロジェクトの初期段階の技術習得期間に製作します。習熟度合によっては、商品をお届けできる時期が遅れてしまうことも想定されますので、その点について御理解の上、応援いただけますとありがたく存じます。
Q :不良品の場合、返品・交換は可能ですか?
A :製品には万全を期していますが、万が一問題があった場合には、商品到着後7日以内にお申し付けください。
Q:保管方法について、教えてください。
A:よく乾燥させてから保存してください。シルクは虫食いの被害にあいやすいため、長期間保管する際には、防虫剤を入れるなど注意してください。
プロジェクトキャラクター:タイ
「法」という漢字の旧字体「灋」には中国の神獣を表す「廌(タイ)」がいる。
タイは、人が戦うのを見れば其の邪悪なものに触れ、人の論を聞けば不正の方を噛むという中国の神獣。
悪いことをした人はタイの角に突かれて、【川】に流されて【去】る・・・「法」という説も。
2021年10月、東京藝術大学美術学部の Diversity on the Art Project(※) 修了生が設立した法人です(社会課題に取り組むことを第一に考えた結果、この目的にシンプルにつながる一般社団法人という形を選びました)。
〇目的
誰もが自らの幸福を追求することのできる自由で平等な社会の実現に寄与すること
〇活動テーマ
障がい者、高齢者、児童養護施設等退所者、刑務所・少年院等の矯正施設出所者など本人にとって適切な仕事に就くことが難しいとされる方(就労困難者)の就労や社会参加の機会の創出、環境保全等の社会課題の解決
〇主な事業
・福祉・更生保護と民間企業・団体とのネットワークづくり
・民間企業・団体と連携した施設等における作業の質の向上に資する商品の企画、製造
・就労困難者の社会参加、環境保全等の社会課題に関する啓発活動、情報提供等
※ 東京藝術大学美術学部 Diversity on the Arts Project (通称:DOOR)とは?
「アート×福祉」をテーマに「多様な人々が共生できる社会」を支える人材を育成するプロジェクト。 講師として、現代の社会に生きづらさを感じている当事者、社会と関わりを持ち表現を行うアーティスト、現代の福祉をより広い視点で捉え直す多様な分野の専門家の講義やアートプロジェクトなどの実践が行われている。
DOORで学んだひとりひとりが、より多様性のある社会を創出し、また、社会に潜在する共生社会の種を見出していくことを期待して運営されている。
みとびらプロジェクトについて
日本初の『刑務所の中にあるファッションブランド』を中心とした産官学連携のプロジェクト。
企業と行政と教育をつないで、社会や業界のとびらをひらいて、今まであった境界をアートとデザインのチカラでにじみ合う。多様な人たちと“困っていること”を共有し、ビジネス+社会モデルで捉え直すことで、仕事を多様化させ、それを社会に見せていこうとするプロジェクトです。
捨てられないもの、処分しづらいものを本来の価値へ戻して、ものづくりのプロそれぞれの知見を生かし、新しい可能性をライフスタイルに伝えるデザインを発信します。
多様な作り手たちと対話し、一緒に考えあうプロセスを通じて、様々な環境の人たちと共存し、ファッションで繋がりあえる心豊かな社会の実現を目指しています。
2022年内にオンラインショップ開設予定
○展開予定アイテム・イージーパンツ・巻きスカート・ワンマイルウエア・カーディガンジャケット etc.
ホームページにて、随時新作を発表する予定です。是非、こちらもご覧ください。
みとびらプロジェクトHP https://3tobira.or.jp/
資金の使い道
資機材等購入費:110万円 機材や材料となる反物や梱包材の購入費です。
返礼品送料:20万円 返礼品をお送りするための送料です。
交通費・謝金:50万円 刑務所までの旅費と謝金です。
企画運営費:30万円 商品のデザイン等にかかる費用です。
支援プール金:約15万円 売上げの5%を進学等の奨励金としてプール(※)します。
手数料:約25万円 (9%+税)
※みとびらプロジェクトでは、製品製造に携わった受刑者の方が、社会復帰後に専門学校への進学や資格取得など自分らしい生き方をしようとする際に必要な応援ができるよう、売上げの5%をプールしています。
実施スケジュール
9月1日 生産開始
10月中旬 あずま袋・順次発送
11月上旬 スカーフ、トートバッグ・順次発送
12月上旬 スクエアタイ・順次発送
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最後に
ここまで読んで下さり、ありがとうございます。
そんなあなたに、お願いです。
ぜひ、みとびらプロジェクトの商品を手に取って下さい。
そして、その商品が刑務所製であることを、誰かに話して下さい。
その声を、私たちに教えて下さい。
皆様の声を作り手である受刑者に届けることで、彼女たちは、刑務所にいながら社会とのつながりを感じることができ、毎日の作業が単なる作業ではなくなります。
そうした少しの変化が、犯罪のない社会につながる一歩だと、私たちは考えています。
最新の活動報告
もっと見る2024年3月、出展のご報告とアートフェア参加のお知らせ
2024/03/23 14:342024年3月、出展のご報告とアートフェア参加のお知らせ3月は出店が相次ぎ、嬉しい悲鳴をあげています。みとびらメイトも、皆さまの期待に応えるべく、日々、研鑽に励んでいます。3月末に名古屋でも出展しますので、是非、お立ち寄り頂ければと思いますJAPAN GOLF FAIR 2024をLinkサカナが楽しく彩りました(2024.03.08~10)みとびらプロジェクトに応援を頂いている株式会社エムズ様が、JAPAN GOLF FAIRに出展されました。目にも鮮やかな色とりどりの製品の展示でした。こちらの制作過程での端材で出たSDGs生地をご提供いただきまして、みとびらメイトがデザインをし作成したサカナチャームが楽しく賑わって参加しました。池ポチャ防止の楽しいサカナ達です。※ジャパンゴルフフェアは毎年3 月に開催している、国内最大級のゴルフイベントです。ル・コーゲイさんの展示でお披露目<琉球雑貨コレクション展>(2024.03.13~20)3月13日〜20日横浜高島屋にて、琉球雑貨コレクション展(横浜高島屋開店65周年記念 第21回 大九州展)が開催されました。そこに、沖縄蔓の籠雑貨を企画されているル・コーゲイさんが出展されたのですが、みとびらのNIJIMUを一部お披露目させていただけました。催事にはみとびらのクレジットははいりませんが、ミニポーチ付きクロスバッグとサカナチャームがセットされて店頭に並びました。「ありったけのあい作品展」に出展します(24.03.29~31)一社みとびらは、名古屋のアートフェス「ありったけのあい作品展」に出展いたします。みとびらはメイトたちがデザインした、一点もののラインナップで参加いたします。入荷すると、直ぐに売れてしまう大人気のサカナチャームが、こちらアート展だけのスペシャルバージョンでお目見えします。新作も同時に発表いたします。一点ものとの出会いを楽しんでくださいね。是非遊びにいらしてください。開催日時2024年3月29(金)11:00〜17:0030(土)13:00〜18:00(土曜日のみ午後から)31(日)11:00〜16:00会場は、歴史的建造物としても一見の価値ありの有松絞りで有名な竹田嘉兵衛商店。徳川14代将軍家茂公が寄られたとされる茶室も現存する江戸時代からの絞商のお屋敷です。※みとびら公式HPには詳しい報告がありますので、是非そちらもご覧下さい。 もっと見る
矯正展のお礼と12月の活動報告
2024/03/11 20:08はじめに 能登半島地震で亡くなられた方々には衷心からお悔やみを申し上げるとともに、被災された方々にお見舞い申し上げます。 被災地の皆様の安全と一日も早い復旧・復興をお祈りいたします。12月の活動報告 久々の活動報告になりますが、まずは矯正展のご報告から始めたいと思います。その後は、若干前後しますが、12月の活動をご報告をします。矯正展のお礼とご報告(24.12.09~10) 12月9、10日、初冬にしてはあたたかな陽射しの中、東京国際フォーラムでは全国矯正展が開催されました。 告知のおかげで、ホームページを見てくださった方やDOOR関係の方、クラウドファンディングにご協力いただいた方など、多くの方にお店を訪れていただき、お会いする度に大変嬉しく感じました。来ていただいただけでも嬉しかったのですが、皆さんに商品を褒めていただき購入いただいた時は、スタッフはみんな心の中で感動の涙を流していたと思います。もちろん、みとびらのことを知らなかったけれども、当日商品をお手に取っていただいた方を含めすべてのお客様に感謝しております。 メイトさんたちが作った商品が市場で売れるということは、先生方の縫製指導に応えたメイトさんたちが良い商品を生産し、お客様に選んでいただけたということであり、メイトさんたちの前進を大変誇らしく思うイベントでした。 そして、NIJIMUとLinkの二つのブランド展開で販売していたのですが、Linkの商品はなんと二日で完売いたしました。ここに厚く御礼申し上げます。空飛ぶタペストリー 藝大のクローズミーティングで、ボランティアにお披露目されたタペストリーは、丁寧に梱包されて手荷物として飛行機に乗り、美祢センターへと運ばれました。ボランティアによって仮止めされたパーツの最後の工程を行うためです。 みとびらメイト達は、1年間に渡って磨いて来た縫製スキルを、ここでも発揮してくれました。その作業のお陰でパーツはしっかりと固定され、作品として展示できる状態に仕上がりました。 この作業の後は、また空の旅をして事務局に帰ったタペストリーは、額入れ作業にはいります。美祢社会復帰促進センター訪問(2023.12.03) 3名のみとびらメイトさん達は、ひとりはあずま袋、ひとりはフリンジのアイロン掛け、ひとりはさかなチャームの縫製をしていました。 さかなチャームを縫っているメイトさんの作業台には、丁寧にカットされ、配色を考えて並べられた布が置いてあり、それはまるで熱帯魚の群れのようです。 みとびらでは布地選びや配色も、メイトさん達にお任せしています。自分で考えて自分で決める事は、物づくりの基本であり、そこにこそ作る楽しさがあると考えているからです。作業台の上で楽し気に泳ぐ布のさかな達は、みとびらの目指す所、そのものだと感じました。 その後、メイトさん達が手を入れてくれた、タペストリーを受け取りました。美祢センターで、1年間に渡って磨いて来た縫製スキルを発揮して、パーツを留め付けてくれたのです。その作業のお陰でパーツはしっかりと固定され、作品として展示できる状態に仕上がりました。冬が舞い戻った日に藝大で(2023.12.17) 12月に藝大で、みとびらブランドNIJIMUの撮影を行いました。みとびらとしては、ほぼ1年振りの撮影でした。 当日は冷たい風が吹いていましたが、日差しは明るく暖かく、色とりどりの枯葉が足元で楽しげに踊っていました。 今回モデルをお願いしたのは皆さまお馴染みの李さんと、現役藝大生でモデルは初めての方でした。 初めての撮影でさぞかし緊張したと思いますが、カメラマンの北澤さんが動きを付けてくれたり、李さんがアドバイスをしてくれたりと、時折笑い声も起こる和やかな撮影となりました。※みとびら公式HPには詳しい報告がありますので、是非そちらもご覧下さい。 もっと見る
全国矯正展のお知らせ(12月9~10日、国際フォーラム)
2023/11/11 19:15全国矯正展のお知らせ皆さま、ご無沙汰しております。暑過ぎる夏と暑い秋が過ぎ、ようやく過ごしやすくなって来ましたね。今日は久しぶりの活動報告として、全国矯正展(12月9~10日、国際フォーラム)のお知らせをしたいと思います。クラファンで皆さまに多大なるご支援を頂いたおかげで、美祢のプロジェクトは軌道に乗る事が出来ました。その後みとびらメイト達は、現地指導員の下縫製技術を高める為に、日々課題に向き合ってきました。今回その努力が実って、全国矯正展に出展する事になりました(栃木刑務所のスペースをお借りします)。「もの作りは豊かで楽しいものだ」というみとびらの精神が、みとびらメイト達の手を通して、製品として世に出る機会を得たのです。ここまで来る事が出来たのも、「最初の一押し」をして下さった皆さまのお陰です。改めてお礼申し上げます。全国矯正展でみとびらメイト達の努力の結晶を、手に取って頂ければこんなに嬉しい事はありません。皆さまのお越しを、心よりお待ちしています。2023年のこれまでの活動をご報告します美祢市新本庁舎に飾るタペストリーの制作をスタート(2023.06)別府弁天池 美祢社会復帰促進センターがある美祢市新本庁舎の工事が始まっているのですが、その新庁舎に飾るタペストリーを「みとびら」で作ることになりました。計画ではDOOR4期のセイブンさんが原画を描き、DOORでタペストリーに必要な布の加工などのワークショップを開催して、メイトさんたちの縫製で縫い合わせを行う予定です。原画は美祢市の自然をイメージしたものになるとのこと。美祢市役所さんの近代的な新庁舎にマッチするような作品ができるといいですね。日本フィランソロピー協会×みとびら(2023.07)みとびらは社会貢献の啓発事業などを手掛ける日本フィランソロピー協会さんに、大変お世話になっています。去年は日本フィランソロピー協会さんの機関紙2022年10月号に、紹介記事を載せていただいています。また、今回光栄なことにメンバー様へのお中元として、「みとびら」の商品を使っていただけることになりました。採用された商品は下の写真の「クロスバックとポーチのセット」です。これを励みに、メイトさんの商品が評価される場を増やせるよう、がんばっていきたいです。アナスタシア・アルテメーヴァさんと対談(2023.07)DOOR1期の藤井理花さんが関わっている、特定非営利活動法人アーツイニシアティヴトウキョウ[AIT/エイト]が招聘している、アナスタシア・アルテーメーヴァ(紹介PDFが開きます)さんと対談する機会に恵まれました(7月22日オンライン)。アナスタシアさんは日本の少年院の受刑者を支援する他の団体とも対談しており、日本の受刑者を取り巻く支援に大変関心をよせていらっしゃいました。みとびらとも同じような活動をする仲間として、何か一緒にできればいいですねとも、おっしゃっていただきました。「見えない隣人プロジェクト、2015」刑務所の外と内をつなぐプロジェクトの関連画像 美祢市タペストリー ワークショップ第1日目(2023.07)東京都台東区にありますアズマ株式会社さんの3階をお借りして、作業をさせていただきました。初めてみるバキュームアイロンや業務用ミシンなど、縫製作業に必要なものがここには全て完備されています。そこに、プロの心強い先生方がついてくださり、安心感のある楽しさがありました。20人で作業をする大変さはあるのですが、協力しながら何かを作るのは楽しいですね。ものづくり、匠の技の祭典(2023.08) 8月4日から3日間、東京国際フォーラムで「ものづくり・匠の技の祭典」が、リアルで開催されました。みとびらプロジェクトのサポーターでもある、稲荷田先生のブースの一隅をお借りして、「みとびら」の商品「NIJUMU」を出品しました。 ブースでは一般社団法人日本洋装協会会長の伊賀さん、理事長の佐藤さん、相談役の中田さんと内野さんにお会いする事が出来ました。皆さまは、みとびらメイトの作品を手に取って下さり、縫製の良さを褒めて頂きました。美祢市のタペストリー、東京制作過程のクローズミーティング(2023.10)10月23日。秋雨が降る中、美祢市のタペストリー、東京制作過程のクローズミーティングが東京藝術大学で行われました。3か月に渡り、自宅でパーツを作ったり、ワークショップで知恵を出し合ったり、ソーイングの先生に縫い方を教えてもらったり。北は新潟県から、南は山口県まで「みとびら」のワークショップに参加していただき、DOORの期を超えた活動をすることができました。丁寧にご指導下さった諸先生方、会場をご提供下さったアズマ株式会社様、藝大とDOORの田中先生、ご協力いただいたすべての方に感謝申し上げます。 もっと見る
コメント
もっと見る