はじめに
はじめまして!
宮崎県延岡市から、発起人で医師の岩谷健志(いわたに けんし)と申します。
本プロジェクトをご覧くださり、本当にありがとうございます!
| プロフィール
宮崎県延岡市島浦町生まれ・島浦町育ち。
島唯一の医師の献身的な治療により、病に倒れた父が命を取り留めた経験から地域医療に従事する医師になることを目指す。熊本市や宮崎市、長崎県五島列島、島根県隠岐の島、地元延岡市で救命救急や地域医療の経験を積み、延岡市の地域医療のさらなる発展を目標に活動中。
私のおいたち
私が生まれた島浦島(島浦町)は自然に恵まれた宮崎県最大の有人島です。
人口は約800人ほどで、漁業や魚の加工業を主な産業とする地域です。岩谷家も、代々漁師の家系で、父も漁師をしています。私も小さいころは漁師になることが夢でした。
しかし中学生のとき父が急な病で倒れました。病に倒れた父を毎日訪問し診察してくれたのは、島にたったひとつしかない診療所のお医者さんでした。父は献身的な治療を受け、無事快方へ向かうことができました。この経験から、私は地域医療を担う医師になることを決意しました。
たとえ通院することが難しくても、余命を宣告されたとしても、入院することなく治療を受ける選択肢があることを市民の方々に伝えたい!
そもそも在宅診療がどのようなサービスなのか、一般の方に意外と多くは知られていません。
病気になったら病院へ行き、お医者さんの指示に従い入院・通院し、病気を治療していくものだと考えていらっしゃる方が殆どではないでしょうか。私は、入院や通院ではない選択肢として、在宅診療を広めていきたいのです。
みなさん、アドバンス・ケア・プランニングという言葉はご存じでしょうか?
「人生会議」とも言われ、体調が悪くなった時、例えば余命が半年といわれた時にどのような医療を受け、どのような価値観を尊重したいか、患者さんを主体にそのご家族や近しい人、医療・ケアチームが、繰り返し話し合いを行い、患者さんの意思決定を支援するプロセスのことです。
厚生労働省が普及や啓発をしており、全国各地で勉強会やワークショップが開催されています。
たとえ通院することが難しくても、余命を宣告されたとしても、入院することなく治療を受けるという選択肢があることを、患者さんやそのご家族、住民の方々にお伝えするワークショップを、2022年6月に市内の公民館や公共施設等を利用して行います!
・【在宅診療】や【訪問診療】という言葉は聴いたことがあるけど、どのようなサービスが受けられるのか分からない・・・
・どんな人が在宅診療を利用できるんだろう・・・
・在宅診療を受けるためには、どのような手続きがいるんだろう・・・
・料金はどうなるんだろう・・・
・お薬の処方は受けられるのだろうか・・・
そのような疑問に答え、不安を払拭できるワークショップを準備しています!
すべての方にとって在宅医療がベストな治療とは思っていません。
しかし、ここ延岡市でも東京や大阪、福岡と同じように、在宅医療が患者さんの選択肢のひとつとなることを目標としています。
長崎県五島列島で訪問診療をうける患者さんと
資金の使い道
想いに共感し、いただいたご支援は以下に使用させて頂きます。
①地域公民館をめぐり住民への説明会
2022年6月に延岡市内の医療ケアチーム(医師・看護師・薬剤師・ケアマネージャー等)で延岡市内の公民館を4カ所回り、地域住民と人生会議や健康相談会を行います。
その際の広告費、感染対策費として約75000円を使用します。
②延岡公共施設での人生会議ワークショップ
2022年6月18日(土)に延岡市内の公共施設で 、人生会議のワークショップを開催します。この会では高齢者だけでなく、その介護を担う世代、またこれからの地域を支えていく小学生以上の学生世代といった広い世代が参加し、それぞれの健康や人生の価値観について医療ケアチームと一緒に考える機会を提供します。年齢や職種の垣根を越えて、住民みんなでこれからの医療や人生について学び、延岡市をより住みやすいまちにすることが目的となります。
その広告費(チラシ作成、新聞広告、SNSでの発信など)、感染対策費として約75000円を使用します。
またその他、CAMPFIRE手数料、支援に対するリターン費用として合計25万円を募ります。
目標を越えるご支援があった場合は、今回のみならず継続的に在宅医療普及のための活動費として使用させて頂きます。
<日程>
2022年6月4日(土):地域公民館でのワークショップ 午前:1カ所目 午後:2カ所目
2022年6月11日(土):地域公民館でのワークショップ 午前:3カ所目 午後:4カ所目
2022年6月18日(土):延岡市内公共施設での人生会議ワークショップ
医師としての活動
▶ 熊本赤十字病院・県立宮崎病院(24歳~31歳)
救急医療の最前線で患者を救える知識や技術の習得を目指し、全国有数の救急病院である熊本赤十字病院に救急医として勤務しました。ドクターヘリ・ドクターカー治療や集中治療、熊本地震の際は災害医療に従事しました。専門医を取得して宮崎に戻り、県立宮崎病院で救急医療を行いました。
▶ 長崎県上五島病院(32歳)
国際的へき地医療教育プログラム(Rural Generalist Program Japan)に参加し、五島列島で総合診療、在宅医療、海外地域医療を学びました。
自宅でお看取りをした患者さんのご仏前でご家族と
五島列島では、地域の人たちのあたたかさに支えられ、訪問診療をはじめ最先端の地域医療を経験することができました。後ろ髪をひかれる思いでしたが、地域の人たちのあたたかいお見送りを受けて、生まれ故郷である延岡市へ戻ってまいりました!
延岡市へ帰郷。地域医療活動・県立延岡病院での勤務(33歳)
2021年、33歳のとき地元である延岡市に戻ってまいりました。
延岡市では2022年4月まで宮崎県立延岡病院で救急医として勤務しましたが、早速さまざまな経験をさせていただきました。
▶ 心肺蘇生の出張講習会
2021年4月。延岡市内の看護師さんから、心肺蘇生・急変対応の講習会の依頼を受け、心肺蘇生講習会。
▶ 地元の島浦にて、新型コロナウイルスワクチン集団接種のお手伝い
2021年5月。看護師の妻と一緒に地元・島浦で医療活動。
▶ 県立延岡病院で救急医療
県内唯一の救急車タイプのドクターカー。熱い救急医療チームと宮崎県北を駆け回る。
▶ 2022年7月 延岡で初の訪問診療専門クリニックを立ち上げ予定(34歳)
高校時代を過ごした母方の実家
高校進学のために島浦を離れ、母方実家である祖父母の家から延岡市内の高校に通学しました。高校3年間を祖父母の家で過ごし医学部へ進学することが出来ました。今は空き家となっているこの祖父母の家を譲り受け、改築し2022年7月に【縁・在宅クリニック】を開院する予定です。
大工だった母方祖父が建てた思い出の家。空き家となっており、改築しクリニックに。
想いに共感し協力いただいたプロジェクトメンバー
☆塩谷愛藍(しおや あらん) ー株式会社コノハナー
岩谷さんから、おじい様・おばあ様のご自宅を、診療所として改装したいとご相談を受けたのは、昨年の今頃でした。
お医者さまは開業されるとき、最新の設備を備えた医療施設を新築することが一般的ですので、岩谷さんからのご相談には、ただただ驚きました。一方で、このような価値観を持つお医者さまが(しかも私より年下のお医者さまが)、この街で開業されることに並々ならぬ希望のようなものを感じたことを覚えています。更地の上に計画する新築とは違い、民家を診療所に改装する計画ですから、岩谷さんは常に【不便】と向き合い続けなければなりませんでした。
駐車場は敷地内に確保出来ないけど、どうしようか・・・
このスペースは思っていたより狭くなりそうだ・・・
いざいざ解体してみたら、思いのほか手直しが必要になりそうだ・・・
新築では考えられないような苦難や不便と向き合い続ける岩谷さんの姿を見て、きっと彼は地域医療に対してもこのスタンスで向き合い続けて行くのだろうと感じました。
わたしは岩谷さんと縁・在宅クリニックを、地域のこれからを担う仲間として、そして友人として応援し続けていきます。
☆山根俊輔(やまね しゅんすけ) ー山根製作所ー
「大工だった自分のおじいちゃんが自分で建てたんですよね。」最初の岩谷先生との打ち合わせでお聞きした話です。お話を聞いた時、これはただ綺麗にオシャレにリノベーションするだけではダメだと直感的に感じたことをはっきりと覚えています。
おじいさんが建てたという思い出、岩谷先生の新しい挑戦、過去と未来をつなぐようなデザインが求められているという使命感に近いものを感じました。延岡市で新しく在宅診療・訪問診療を始められる岩谷先生から、「通院・入院だけでなく、在宅で治療も受けられる。選択肢があることが大切だと思うんです。」とお聞きし、建物も同じだなと思いました。解体して新築にするか、改築するか、新しくするか、古い雰囲気を残すか、建築にも選択肢がたくさんあります。僕らができることは「こんな建物の使い方もあるんだな」という選択肢が見えるような建物にすべきだと過去と未来をつなぎ、建築の作り方の選択肢をしっかりと空間に落とし込んでいます。
岩谷先生のお話や思いを形にした空間はとても言葉で説明するのが難しいですが、岩谷先生のご家族のように、明るく、優しく、それでいて新しい事に挑戦している建物になりそうです。
☆尾﨑由紀江(おざき ゆきえ) ー縁・在宅クリニックー
延岡に生まれ育ち、この宮崎県北地域をこよなく愛しています。「住み慣れた地域で、愛する家族とともに自分らしく生き抜きたい‥」患者さんやご家族の切なる思いを胸に、県北地域での在宅訪問診療の実現に向けて、着実に歩みを進めていらっしゃる岩谷先生の志に深く共鳴いたします。
岩谷先生とともに、医療現場で働かせていただく中で、先生の真摯で誠実なお人柄と、縁在宅クリニックの目指す在宅医療に深く共感し、看護師として働かせていただくこととなりました。
これからも、お会いする方々一人一人とのご縁を大切に、地域に根ざした、人々に寄り添う医療を目指して、精一杯力を尽くしていきたいと思います。
☆木下拓磨(きのした たくま) ー木下水産ー
(岩谷)健志とは、島で生まれ育った幼馴染で、生まれた時から家族ぐるみの付き合いです。小さい頃から地元愛が強く、地域医療への熱い想いを持っていました。誠実で真面目で思いやりのある彼だからこそ、信頼出来るし、今のこの取り組みは、「志」の高い彼だからこそ成し得る事だ思います。心から応援しています。大変な事に自ら挑戦する姿勢は、友人として尊敬するし、自分も見習わなければと感じています。皆様もぜひ力を貸してあげて下さい。よろしくお願いします。
☆結城嘉朗(ゆうき よしあき) ー結城水産ー
岩谷君は自分の2歳下で家は2軒隣りという環境で小さい頃からともに島で育ちました。島浦島もどんどん人口が少なくなり若手が減っていますが、ここ数年は彼が帰省する度にお互いのやりたいことや今後こういうことを考えているという話をするのがワクワクするし、刺激をもらえる時間でした。自分もそうですが、若手から中堅の間にいる者達にとって本当にやりたいことをやるには色々とクリアしていかないといけないことが多いです。周りに認めてもらい協力してもらうこと、資金繰りや現実的な事業計画、業界の慣習など。
今回の訪問診療クリニック開業の話を聞いた時、これが彼のやりたかった医療の現在ある現実的な選択肢の提示になるのだなと感じました。ここから彼の本当にやりたい医療が始まっていくのでしょう。
ここ数年、ヒトモノカネのリソースが少ない田舎に住んでいる人にとって色々な分野で選べる選択肢が狭くなっていることを感じます。選択肢を残すことは地域を支えることに繋がるのではないでしょうか?また、安さや便利さと言ったモノサシだけでなく、本当に困った時に取れる選択肢があるのかはもっと重要視されなければいけない視点だと思います。必要なサービスやモノを残すためにはサービスの受け手側が意識を変えることも大切に感じます。
今回のチャレンジで末長く地域を支える選択肢ができるよう応援していただけることを期待しています。
☆岩田大志(いわた たいし) ー満月食堂ー
私たちが活動するローカルの現場では《足りないモノ》の方が多い気がします。しかし、「自分達にできることはなんだろう?」とそれぞれが別々のステージで地域のためを想い日々活動に励んでいます。医療の世界も飲食の世界もそれは同じです。まずは知ってもらうことから始めたい。小さなことからでも必ず変化は起こります。「陸の孤島」と呼ばれた宮崎県にある延岡市。これからもっと住みやすく、素敵な場所になるように。
皆様の応援が大きな力になります。ぜひ応援よろしくお願いいたします。
リターンのご紹介
①3000円コース:
--サンクスメッセージ--
思いや行動に共感いただき支援いただいた方にメッセージカードを送付させて頂きます。
メッセージデザインは未定です。
②5000円コース:
--縁・在宅クリニック 完成内覧会 招待券 (限定50名)--
延岡市初の訪問診療専門クリニックである縁・在宅クリニックは、延岡市内の空き家をリノベーションしてできたクリニックです。
大工をしていた祖父が建てた思い入れのある建物でしたが、空き家となり老朽化も進んでいました。延岡駅の設計に携わった建築士、山根俊輔氏(山根製作所)に設計を請け負ってもらい、既存の建物や思い出を大切に残しながらもクリニックとしての機能をあわせもった新しい建物に生まれ変わりました。
在宅医療という、「場所や土地」を大切にする医療の拠点となる場所としてふさわしいクリニックと自負しています。医療従事者だけでなく、地域住民や建築関係者などたくさんの来院をお待ちしています。内部を是非ご覧ください。
感染対策として3日にわけ、また人数制限を設けて実施します。
●日時: ①2022/6/12(日) ②2022/6/19(日) ③2022/6/26(日)
*時間は人数によって調整します。
●場所: 宮崎県延岡市北小路
●その他: 支援者の交通費や滞在費はリターンに含まれません
③5000円コース:
--山根俊輔(山根製作所)、塩谷愛藍(株式会社コノハナ)による、クリニック設計コンセプト説明会 (限定30名)--
延岡市内の空き家をクリニックに変貌させた仕掛け人のお二人による、オンライン説明会です。
山根俊輔氏は建築士として、塩谷愛藍氏は不動産業をとおして、延岡市のまちづくりに尽力されています。大工をしていた祖父が自分で建て、いつも親戚が集まり賑わっていた家も今は空き家となっていました。老朽化も進んでおり、きっと二人に出会わなければ取り壊されて空き地となっていた場所です。
家族や住民の思いに寄り添う建築アプローチは在宅医療と似たものがあります。
医療従事者、建築関係者だけでなく多くの方に聞いてほしい説明会です。
●日時:2022/6/16(木) 19:00~20:00(予定)
④5000円コース:
--支援者のネームプレート掲載(限定120名)--
思いや行動に共感され支援いただいた方のお名前を書いたネームプレートをクリニック玄関に掲載します。クリニック建築を行っていただいた「ヤグミ建築」のサポートを受け、ネームプレートはリノベーションの際にでた廃材を再利用して作成しています。貴重な木材資源や、そこに残る思い出を破棄することなくクリニックに残していきます。ネームプレートは一番目につきやすい玄関に設置します。クリニックを訪れた患者さんやその家族、またクリニックスタッフが支援いただいた方々の思いを日々感じながら地域医療と向き合っていきます。
●掲載期間:3か月以上となります。建物が存続する限り掲載を継続させていただく予定です。
⑤10000円コース:
--金寿カンパチ刺身用ブロック(カマまたはアラ付き)約2~3人前 ~えらべる島野浦のおいしい食材~ + サンクスカード (限定40名)--
愛するふるさと島野浦のおいしい食材です。
宮崎県延岡市島浦町の結城水産が提供する、ブランドカンパチです。
自社で丁寧な加工処理を行っており、魚を捌くのが苦手な方でも届いてすぐに味わえます。
なかなか味わうことのできない絶品のカンパチです。発送は九州限定となります。
⑥10000円コース:
--しまうら真鯛(2~2.5㎏)丸ごと1匹 ~えらべる島野浦のおいしい食材~ + サンクスカード (限定40名)--
愛するふるさと島野浦のおいしい食材です。
宮崎県延岡市島浦町の木下水産が提供する、ブランド真鯛です。
県内外の高級料理店に並ぶ、絶品の鯛です。
この機会に是非ご賞味ください。全国発送可能です。
⑦10000円コース:
--満月食堂の濃厚鯛ほぐれ(おとなの塩味・うま味の醤油味)各100g ~えらべる島野浦のおいしい食材~ + サンクスカード (限定40名)--
愛するふるさと島野浦のおいしい食材です。
島野浦で唯一の食堂として2022年3月にオープンした満月食堂で作られる、島の魅力をたっぷり詰め込んだ贅沢な一品です。1匹の真鯛から6袋分しか作られない貴重な商品です。是非ご賞味ください。
⑧20000円コース:
--ご支援いただいた団体名を、縁・在宅クリニックのホームページに掲載 (限定200団体)--
思いや行動に共感し支援いただいた企業や医療機関、団体名をクリニックのホームページに掲載させて頂きます(文字のみ)。地域のためになりたい、地域を活性化させたい、そんな思いを一緒に共有させてください。
文字サイズは支援団体の数により調整しますが可能な限り大きいサイズで掲載できるよう努力致します。
掲載期間は3か月以上となります。ホームページが存続する限り掲載を継続させていただくよう努力します。システム上の問題やその他理由で3か月未満であっても掲載継続が困難となる場合は支援金を返金いたします。
縁・在宅クリニックがめざすべき在宅医療のイメージにそぐわないと判断する場合は当方の判断でホームページに団体名を掲載しないことがあります。その際は支援金は返金致します。または掲載後でも上記の理由で団体名を削除させていただくことがありますので掲載期間が3か月未満であれば支援金を返金致します。
反社会的勢力に関わりのある企業や団体からのご支援はお断りします。
⑨100000円コース:
--医師による出張勉強会 90分 (限定1団体)--
例)
一般対象:
健康相談会、心肺蘇生の講習会、救急医療や地域医療・災害医療等の勉強会
学生・保護者対象:
医療系への進学をめざす方への説明会や進路相談、心肺蘇生の講習会、救急医療や地域医療・災害医療等の勉強会
医療従事者対象:
心肺蘇生の講習会、外来や病棟での急変対応の講習会、救急医療や地域医療・災害医療等の勉強会
ご要望にあわせて内容は調整しますが、地域医療の発展を目的としており、基本的には上に示した例から選択ください。勉強会では医療行為は行いません。また特定の医師や医療機関の紹介・斡旋、また内容が民間療法や宗教に関連する可能性があるものは当方の判断で不可とします。
感染対策として1団体30名までとさせていただきます。また感染症の流行状況によっては延期、または中止となる可能性があります。中止の際は返金致します。
資格)救急科専門医、内科認定医、ICLS(心肺蘇生)インストラクター、日本DMAT隊員、身体障碍者福祉法指定医、難病指定医、小児慢性特定疾病指定医 など
●日時: 2022/6~7月中
●場所: 対面であれば延岡市内 / オンラインであればネット環境のある日本国内
●その他: 支援者の交通費や滞在費はリターンに含まれません
実施スケジュール
2022年4月15日(金):クラウドファンディング開始
2022年5月31日(火):クラウドファンディング終了
2022年6月4日(土):公民館でのワークショップ 午前:1カ所目 午後:2カ所目
2022年6月11日(土):公民館でのワークショップ 午前:3カ所目 午後:4カ所目
2022年6月18日(土):延岡市内公共施設での人生会議ワークショップ
2022年6-7月ごろ:リターン品のお届け
最後に
新型コロナの流行で医療現場の景色はそれまでとは大きく変化してきています。私は約10年間救急医として医療を行っており心肺停止やその他重篤な状態で搬送される患者さんを多く診療しています。なかには懸命な治療でも救いきれず最期を迎える患者さんとも出会います。そのときに、救急外来はもちろんのこと、入院後も家族の面会制限のため、大切な人とのかけがえのない時間を過ごすことができずに旅立たれていく方は少なくありませんでした。
面会制限は地域の医療体制を維持するため必要なものではありますが、それを補うような家族や人との繋がりを維持する仕組みが必要だと感じています。そのひとつが「在宅医療」です。
都心部を中心に様々な理由で入院ではなく在宅での治療を選択される方が激増していますが、最近では延岡市でも在宅医療を希望する患者さんやその家族が増えてきています。延岡市では多くの医療機関が情熱を持ち在宅医療に取り組まれています。しかし患者さんや家族のニーズがそれ以上に増えているため、すべての症例に応えることは難しく、そのために在宅医療を諦めるケースもみられます。
他の地域では当然のように受けることができる在宅医療が、「延岡だから…」という理由で選択肢から消えてしまうことは延岡で育った私にとって悲しいことです。
私は医師になって5年目のときに、末期癌で祖父を亡くしました。祖父は生まれ育った島での看取りを希望していましたが、「離島だから…」という理由で叶いませんでした。そのような想いをする患者さんや家族がこれから一人でも減ることが私の願いです!
地元出身の医師として、自分にできること。
その一つ目がこのプロジェクトです。想いに共感いただければ是非ご支援をお願いします‼
祖父が亡くなる前日。本土から島が見える港で家族と一緒に。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
<注釈>
本文に登場する医療機関(県立宮崎病院、熊本赤十字病院、長崎上五島病院、県立延岡病院)はプロジェクトとは無関係です。
最新の活動報告
もっと見る人生会議、3年目に突入します♪
2024/05/25 10:33ご無沙汰しています。皆様にご支援いただいたクラウドファンディングをきっかけに始まった、縁・在宅クリニック (en-zaitaku.com) の地域講演活動は3年目に突入します♪・公民館や学校、病院、福祉施設にお寺、市役所や県庁などなど、いろんな場所からお声かけいただき、毎月場所を変えながら、私もクリニックスタッフも毎回楽しませてもらっています!ACP(アドバンスケアプランニング)と聞くと難しく感じる方も多いと思いますが、「自分らしく生きるために健康や医療とどう向き合うか」地域コミュニティと医療を結ぶきっかけ作りの会です。今後も忙しさを言い訳にせず、しっかりと活動を続けていきます!・・・・なかなか活動報告ができておりませんが、下記SNSやホームページで活動状況を週1回程度アップしていますのでよければフォローください!↓↓↓↓■Instagram:https://www.instagram.com/en_home_clinic/■Facebook: https://www.facebook.com/profile.php?id=100082288527041■ホームページ:https://www.en-zaitaku.com/・・・・今後ともよろしくお願いいたします。 もっと見る
1年がたちました♪ 人生会議、継続中です!
2023/07/29 15:14皆様からクラウドファンディングでいただいたご支援から始まった「人生会議ワークショップ」ですが、延岡市内の公民館や病院、福祉施設などをまわりながら継続し1年が過ぎました!延岡市内をかけまわり1年以上このような活動を続けてきましたが、すこしずつ訪問診療や在宅医療という言葉を知っている人が増えてきています!!とは言っても会場に集まる方の半分程度で、まだまだ全国の他地域と比較すると少ない印象です。人生会議やアドバンス・ケア・プランニングという言葉や考え方を知っている方は会場で1~2名程度、、、暑さに負けずまだまだ頑張っていきます! また、2023年7月でクリニック開院から1年を迎えました♪1年前に医師、看護師、事務の3名でスタートしましたが、現在は医師も増え、10名をこえるスタッフ数となりました!この1年で300名をこえる患者様と出会い、80名をこえる患者様を自宅でお看取りさせていただきました。患者様のご家族、在宅医療にかかわる多くの医療機関や事業所スタッフの皆様、県内外から見学にきていただいた方々のお陰で、数えきれないほどの『縁』が溢れるクリニックになっています。次の1年も変わらず、理念とする■その人らしい生き方を叶える医療の提供■地域、住民のニーズにこたえる医療体制の継続に向かって、スタッフ一同笑顔で頑張っていきます。◽︎医師を募集しています◽︎☆常勤・非常勤問わず一緒に働いていただけるドクターを募集しています☆チーム診療制ですので診療科は問いません。まずは見学だけでもお越しください♪ もっと見る
祝100名突破!
2022/12/18 11:447月の開院から5か月がすぎ、縁・在宅クリニックが在宅医療にかかわった患者様が100名を突破しました!最近では契約患者様のご近所の方、親戚の方からの口コミで依頼をいただくことも多くなりました。少しずつ在宅医療の選択肢が地域に普及している実感があります。一方で、福祉タクシーを使って家族が仕事を休んで通院させている患者様のご家族から、「主治医に在宅医療の紹介を相談したら、『在宅医療は末期癌の人が受けるんだよ病院に来れるんだから甘えるんじゃないよ』と叱責された」と泣きながらご相談があることも・・・まだまだ地域のニーズを洗い出すには時間がかかりそうですが、ひとつひとつの縁を大切に医療を届けていきます。 もっと見る
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