5月11日より始まった「MOON-TECH」をめぐる”冒険の旅”、本日でちょうど1ヵ月を経過し、ついに残すところ2日となりました。
”冒険の旅”などと言うのは大げさなのかも知れませんが、チームメンバーわずか5名で始まったプロジェクト「MOONRAKERS」という小さな小さな船としては、D2C(ユーザー直販)という大海に本格的に漕ぎ出した第一歩です。そしてこの1ヵ月でいただいたみなさまからの大きな応援、それを帆に受け疾走したこの距離は、まさしく”冒険の旅”と言えるものでした。
800名をこえる多くの方々よりいただいた応援、すばらしい追い風に改めまして深く感謝を申し上げます。あと2日、最後までこの”冒険の旅”をみなさまとともに楽しみたいと考えています。お付き合いのほど、何卒よろしくお願い申し上げます。
今回、「MOON-TECH」で展開したプリントTシャツはシンプルなロゴのみとしています。
実は企画段階ではいろいろなプリントデザイン、たとえば月面をモチーフにしたものとか、宇宙船、宇宙飛行士をモチーフにしたものとかも作成を行いました。
それはそれでとても良かったのですが、結果としてはシンプルなロゴのみの展開としました。
今回、上記の展開としたのは「余白」を残したかったからです。
プロジェクト「MOONRAKERS」の最も強い部分は、「素材開発/企画能力」だと考えています。プロジェクトのバックボーンとなる東レグループ各企業/日本が誇る繊維先端企業群のもつ「素材開発能力」は世界最高レベルにあると考えており、また、その技術を組み合わせる「企画能力」についても数多くの経験から世界でも有数の力を持ち合わせていると自負しています。
ただ、最終商品のデザイン能力や特定分野での深堀能力としては、少なくとも「世界最高レベル」にあるとは感じていません。そこは私たちが現状能力として持ち合わせていない「余白」です。
ただ、この「余白」はけしてネガティブなものではないと考えています。
なぜならば、単独/一人ですべてのことはできないから。
「余白」こそが、今後進んでいく多くの協業(コラボレーション)を生み出すからです。
すばらしいデザイン能力を持つ方々に「MOON-TECH」素材を使った新しい商品をデザインしていただく、特定分野でのすばらしい供給能力を持つ方々とともに「MOON-TECH」商品を手に取りやすい形でお届けしていく、そうした協業を広げていくための美しい「余白」だと考えています。
いよいよ7月、当商品をみなさまにお届けする頃には、「MOON-TECH」のさまざまなコラボレーション展開をみなさまにも見ていただけるかと思います。
「余白」を美しく埋める「MOONRAKERS」の新しいチームメンバー、みなさまにご紹介できることを心より楽しみにしています。
プロジェクト”MOONRAKERS”代表 西田 誠