子どもたちの未来の為に企業として出来る事はなにか?
私たちは比較的恵まれた時代に日本に生まれ過ごしております。特に近年は安価で質のよい製品がたくさん出回っており、それらを選ぶ事が出来ます。
しかし、安価な商品が並んでいる裏には、低賃金労働など搾取されている側の人もいるという事も知らなくてはなりません。海外の発展途上国では学校にも行けずに労働に従事している子供たちも未だ多く存在しております。
原料価格だけに着目するのではなく、その生産背景までも考えた上で商品開発を行いたいとの願いで今回のプロジェクトを始めました。
肌にやさしいソフト着圧ソックス
立ち仕事でもデスクワークでも一日経つと足はむくみやすくなります。着圧ソックスは「弾性ストッキング」ともいわれ、対策品としてたくさん市場に並んでおります。実行者でもある私も足はとてもむくみやすく、様々のタイプのものを試してきました。
まず、着圧ソックスの中で重要視したのが【肌さわり】です!肌さわりが悪いとチクチクしたり、着圧部分が痒くなったりしてとても不快に感じます。なので何かいい素材が無いかと探しているうちに【綿素材】と出会い、またその中で【オーガニックコットン】に出会う事でができました。
次に重要視したのが【着圧】です。強めの着圧ですと、履いた瞬間から締め付けられて最初はとても気持ちがよかったです。ですが、しばらくすると足の着圧が段々強く感じるようになり、2~3時間ほどで
「ぬ、脱ぎたい…」と感じる事も!朝から使用するので、帰宅するまでの時間違和感なく着用できるものがいいなぁと思い、【ソフト着圧】の設計にしました。
着圧ソックスを履きなれている方などからしたら「もの足りない…」と思われるぐらいの着圧ですが、そもそも【締め付け】が苦手な私にとってはこれぐらいがちょうどよく、おうちに帰ってから脱いだ時にはしっかりと【スッキリ感】を味わう事ができました。
オーガニックコットンと通常のコットンとのいちばんの違いは、農薬の量などの生産背景にある
実は、綿花を育てる過程では多くの農薬が使われています。種をまく際には化学肥料に加えて、種が腐らないように防カビ剤や殺菌剤が散布されます。雑草に栄養をとられないようにするための除草剤や虫よけの殺虫剤、綿花が実ると収穫するための枯葉剤なども使用されたりします。
オーガニックコットンの場合は、使える農薬に厳しい基準が設けられ、使用する量も最小限に抑えられています。化学肥料ではなく有機肥料を使い、多くの手間をかけて丁寧に収穫されるのです。
生産プロセスも厳しくチェックされます。雇用環境に児童労働や女性軽視といった問題がないかどうかも、オーガニックコットンの認証を得るための重要なポイントです。オーガニックコットンでつくられた商品を買うことは、間接的に児童労働をなくすことにもつながっているのです。
世界最大のコットン耕作地を持ち、生産量が世界第2位のインドでは、多くの子どもたちが厳しい環境で働かされているそうです。コットンの畑で働く子どもたちは学校に通えず、綿花の受粉や収穫に長時間従事させられており、大人よりも安い労働力として利用されている現実がございます。
一般的な綿とオーガニックコットンの違い
実際、一般的な綿とオーガニックコットンの違いを見ただけ、触れただけで判別できる人はいないでしょう。同じ綿花を原材料としているので、はっきりとした違いはございません。一般的な綿花にしても、生産途中や収穫の際に大量の農薬や枯葉剤を使用しますが、その後の工程でしっかりと洗い流されてほとんど残留はしておりません。ですが、その洗い流し工程でも大量の水が使用されており、その排水も環境に影響を与えると言われております。オーガニックコットンは河川や湖沼の水の使用量が一般的な綿花栽培と比べて91%も削減できるという報告もございます。
価格に関しても、オーガニックコットンが高いのではなく、一般的な綿花が安すぎるのです。この安さの背景には、厳しい取引を押し付けられる農園、そこで働く労働者、また地球環境に配慮しない生産方法がある事を忘れてはなりません。
オーガニックコットンを使用したソフト着圧ソックスは地球にも自分にもやさしい作りとなっております。ご賛同頂ける方がいらっしゃいましたら是非応援のほどよろしくお願い申し上げます。
株式会社KICHIJIROについて
2020年2月創業
【創造をカタチにして必要としている人へ届ける】
を企業理念にジャンルを問わずに世の中にある不便を解決し人々へ届ける事を使命としております。
創業と同時にコロナ禍になり、創業年はボランティアとして小中学校にマスクの寄付やアルコール消毒液の手配代行などを行ってきました。その後、地球環境に配慮したプロダクツとして天然繊維100%の洗顔スポンジ「蒟蒻物語」などを開発。さらに天然成分を使用したホワイトニング歯磨きなど、環境と人に配慮した商品開発を進めております。
資金の使い道
新商品の開発費及びCAMPFIRE手数料に充当させて頂きます。
リターンについて
オーガニックコットンを使用したソフト着圧ソックスをお届け致します。
【ソフト着圧ソックスオーガニックコットン使用】
カラー:ブラックのみ
適応サイズ23~25cm
ハイソックス(38cm丈)
素材:綿63%・ポリエステル31%・ポリウレタン6%
※表糸 綿(オーガニックコットン)100%使用
原産国:日本
実施スケジュール
プロジェクト開始
5月30日プロジェクト終了
6月下旬~7月 リターン品のお届け
最後に
物が飽和している世界ですが、見渡せばまだまだ助けを求めている人はたくさんいます。私たちの身の回りのものも、大量生産、コスト優先の価格競争となっているものがほとんどです。物の価値が損なわれていくと、いつか本当に繋がなくてはならないものが無くなってしまうかもしれません。今一度、社会の一員として何ができるか考えるきっかけになれば幸いでございます。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見る理想の靴下はここにあります
2022/05/06 10:24皆さまGWはいかがでしたか?本日は谷間でまた週末もおやすみの方も多いのでしょうか。本プロジェクトですが、オーガニックコットンの良さもですが、背景について色々考えて作成しております。いいものというのは大前提の上で、こういった影響があるんだなと色々と考えるきっかけになって頂けましたら幸いです。今月いっぱいで終了予定のプロジェクトとなります。ひとりでも多くの方にみて頂きたいのでシェア等のほどよろしくお願いいたします。 もっと見る
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