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豪雪地域の雪下ろし事故・落雪事故を防ぎ安全を守る!撥雪塗料の最終試験、実用化へ!

雪下ろし時の転落事故や屋根からの落雪事故などを防止することで豪雪地域の人により安全で快適な冬を過ごして頂くことを目的に「撥雪」塗料と「超滑雪」塗料の2種類の新規な屋根用塗料を開発致しました。実用化には豪雪地域現地での最終確認試験が必要です。いろいろな形での支援をお願い致します!

現在の支援総額

23,000

6%

目標金額は350,000円

支援者数

4

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2017/12/28に募集を開始し、 4人の支援により 23,000円の資金を集め、 2018/02/27に募集を終了しました

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豪雪地域の雪下ろし事故・落雪事故を防ぎ安全を守る!撥雪塗料の最終試験、実用化へ!

現在の支援総額

23,000

6%達成

終了

目標金額350,000

支援者数4

このプロジェクトは、2017/12/28に募集を開始し、 4人の支援により 23,000円の資金を集め、 2018/02/27に募集を終了しました

雪下ろし時の転落事故や屋根からの落雪事故などを防止することで豪雪地域の人により安全で快適な冬を過ごして頂くことを目的に「撥雪」塗料と「超滑雪」塗料の2種類の新規な屋根用塗料を開発致しました。実用化には豪雪地域現地での最終確認試験が必要です。いろいろな形での支援をお願い致します!

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札幌においてNHKの方と打合せを行いました。

また、ホテルの敷地をお借りして試験も行いました。

▼試験の概要

今回の試験の概要は以下の通りです。

1)母材:スレート材

最もポピュラーな屋根材です。

2)塗料

●超撥水ベースの撥雪コート

●LH(Liquid Holding)技術の超滑雪コート

3)雪質

乾雪

 

今回の札幌滞在中、天気は青空が見える悪天候(?)でしたが、なんとか10cm程度の降雪があり確認試験が行えました。

写真は降雪直後のスレート材表面の積雪状態です。

●左側:撥雪コート品です。スレート材表面は幾分かザラザラした感じであり、乾雪も雨水とは違い真球形状ではありませんからスレート材の角度が低いと乾雪粒子は表面に引っかかるようです。しかし塗料表面とは相互作用が無い為少し傾きを大きくするとするっと滑り落ちます。

どうやら30度以上の角度は必要なようです。

●中央:何も塗布していないスレート材です。当然のように積雪し、翌日晴天下でも雪が残ります。また、晴天下で融雪して発生した水が浸み込むため、氷点下になると浸み込んだ水が氷となって積雪を支えてしまいます。これが屋根に角度があっても数メートル積雪する原因の一つのようです。

●右側:超滑雪コート品です。超滑雪コートは撥雪コートと違って表面に空気層が無い為、雪粒はコート表面に弱く付着します。しかし、翌日の太陽熱によって融雪が起きると積もった雪は容易に滑り落ちました。また滑雪した後の状態は水が無い状態です。融雪して発生した水は調渇水層には染み込まず湿雪と共に排されました。

以上から撥雪コートと超滑雪コートは作用は異なりますが雪を屋根表面から無くすという点においてはどちらも有効だと確認出来ました。

使用方法を分けるなら、乾雪地方では撥雪コート、湿雪地方では超滑雪コートとなります。

▼官と学の取組

今回、直接あるいは電話で行政と大学の先生に意見をお伺いすることが出来ました。ご協力いただいたNHK札幌の米田様には本当に感謝いたします。

●官

残念ながら札幌市では 雪対策=路上に堆積した雪の除去 であり、住宅の屋根などは行政としての対策の対象外であるようです。親切に対応して頂いたのですが、「現在行政が行っている雪対策の一環に加えてもらおう」という思惑は外れてしまい、むしろ実績を積み重ねて行政を動かさなければいけないようです。

●学

ある大学の先生と電話でお話ししましたが、結論を先に述べると「コーティングによる試みは今までさんざんやったが限定した条件を除いて答えはないという結論で現在はどこも研究していないと思う」ということでした。確かに実験室と違って温度、大気条件、それ以外に日射量や屋根材などいろいろな因子が複雑かつ多く、纏まった傾向が掴めないという点はその通りだと思います。

ここで思ったことは、「限定した条件」に該当するケースが全体の何%か分かりませんが、それでギブアップしてもいいのだろうか?ということです。

仮に10%しか該当しなくても現在の雪害が10%減らせるのならば社会貢献なのではないでしょうか? 更にコーティング材を改良して(少なくとも今回の撥雪塗料と超滑雪塗料はどなたも試験していないはず)10%が20%になれば、100%ではなくても成果なのではないでしょうか?

 

雪害に対してあまりに新規な発想と取り組み方をしているようで、従来の基盤のないところからのスタートであることを再認識しましたが、出来るところから一つ一つ積み重ねていくしか無さそうです。

 

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