あまりに降雪量が少なくて差が分かりませんね。写真の左のパネルには撥雪コートが成されているんですが。。。
来週には支援してくれるかも?という企業様と話をし、その後いよいよ雪国に向かいます。
難しいのは湿雪と乾雪両方に如何に対応するかです。湿雪と乾雪はただ含水率が違うだけのはずですが、挙動は大きく違います。
超撥水表面では水と乾雪はわずかの角度でも脱兎のように転がり落ちます。
しかし湿雪は超撥水表面でも留まります。転がらない理由は簡単で、湿雪内の氷部分が水の流動を妨げるために湿雪が球形にならずまた転がることも妨げるからだと思います。
なぜ留まるのか?そこが技術的な疑問点です。
超撥水コートは1年間水につけても濡れが生じません。確認しました。
また、低温の水は室温や高温よりも表面張力が高く従って超撥水コートのナノ構造に浸透し辛いはずです。
にも拘らず湿雪が留まる理由が不明です。(軽く押せばするすると滑り落ちますが、無雪とは言えませんので)
学術的にも深く追及されていないケースなので、いくつか考えを実行してみたところ何とか湿雪対策も出来そうです。理論より結果です(なんか釈然としませんが)。