2022/06/22 12:11

5月に6匹の子猫が捨てられていた場所に、また2匹の子猫を捨てた人がいます。今回は”フォスターペアレント“になってくれる人が見つからない為、様子を見ている間に人懐っこいオレンジの子が居なくなってしまいました。

居なくなってしまったオレンジの子

用心深いグレーの縞の子

残ったグレーの縞の子はなんとしても保護したいと言う事になり、一次的に預かってくれるフォスターペアレントさんを無理やりお願いしてOK をもらいました。

 トラップケージと、大きなネットを使って保護作戦三日目にして、ようやくケージに入ってくれました。

 魚の缶フード、チキンの缶フードと替えてトライしても、かなり用心してトラップには近づいてくれませんでしたが、最終手段でケンタッキーフライドチキンで試してみようと言うことになり、メアリーさんが買ってきてくれたチキンをケージに置くと、引き寄せられるようにトラップのカゴに入ってくれました。

(やはり揚げたチキンの匂いは、かなり魅力的な匂いのようです!)

 翌日、ワヒアワに住んでいるテンポラリーのフォスターさんのアンさんのお家に子猫を連れて行きました。(アンさん一家は、動物を大切にしていて私たちのモールで20年近く生き抜いたオールドさんというお年寄りの猫も引き取って面倒を見てくれました)。二人のお嬢さんも猫が大好き。ただフォスターの経験がないので、必要な子猫が過ごすための大きな籠やトイレは、わたしが用意し、子猫用のご飯などはメアリーさんが買ってきてくれました。

 なんと、子猫をお願いしてきたその夜に3枚の写真が来ました。子猫の到着を待っていたお嬢さんに抱かれている子猫の写真です。きっと怖くて寂しかったんだろうなあ。

これから、2回のワクチン接種、避妊・去勢、のみやお腹の虫下しの薬も打ってから、将来安心して過ごせるお家を探す必要がありますが、とても人懐っこく賢い子猫なのできっと好かれると思います。

 余談になりますが、アンさんのお家はワヒアワというノースショアに近い場所の中の、ロイヤルパームという所です。おうちの前の道は真っ直ぐに丘に向いて伸びていて、両側には昔ならばハワイアンの王族でしか所有出来なかった幹が白い椰子の木が定間隔で植えられています。アンさんのご主人曰く、この丘の先には一軒の家があって、そこにはドールプランテーションの社長さんが住んでいたといわれているんですよとのお話でした。ハワイに住んでいても知らなかった素敵な場所でした。

Royal Palm