2022/07/22 23:02
【あと2日】
〜『好きなことで生きていく』〜
さて、残り2日です!(今日を含めると3日)
今日も記事を読んでいただきありがとうございます。
今回は、「好きなこと」について書きたいと思います。
僕は、音楽が好きです。
音楽でお仕事をいただいて生活しています。
ライブやコンサートをして生活しています。
好きなことを仕事にできると言うこと
それだけでとても幸せなことだと思っています。
もちろん、ここまで来るのは、それなりに大変な道のりでした。
まず第一に
僕には才能がありません。
特に、演奏に関してはとても不器用でした。
他の人が感覚で理解することを
理屈から知って
トレーニングを繰り返さないと習得できませんでした。
トレーニングをしても習得できないことが沢山あります。
芸術の道にいると「才能」の壁を沢山感じます。
それは技術だけではなく、センスや
極端な話「容姿」が関係する事もある世界です。
理不尽な理由で挫折する事もあります。
「好きなこと」がいつの間にか
「嫌いなこと」に変わってしまう、悲しい世界です。
僕の仲間には、芸術に関わる人が多いので
多かれ少なかれ、共感していただけると思います。
才能のない僕は
音楽の「好き」と「嫌い」の間で長い間揺れていました。
人前でまともに立っていられるようになったのなんて本当に最近のことです。
芸術において、技術やセンスが足りないこと
特に努力で埋められない(と思い込んでいる)要素は
そっくりそのままコンプレックスとして心に染みついてしまいます。
その心が緊張を生み
「失敗」を生みます。
そんな負の連鎖が、「好きなこと」の裏側にありました。
ただ、最近
なんとなく分かったことがあります。
それらを全部吹っ飛ばす、魔法の法則
「一生懸命でいること」です。
作曲も練習も本番も演奏もMCも
一生懸命でいれば必ずお客さんに通じます。
歳をとって
少しずつ世界のことが分かるようになって
なんとなく悪い意味での「冷静さ」を手に入れてしまいましたが
子供の時、大好きなおもちゃに夢中になっていた
あの頃の心
一点の曇りもなく「好き」にますぐでいられたあの心
いつの間にか
その心が「言葉」や「理屈」でかき消されて
分からなくなっていました。
でも、心を開放して
流れる涙を我慢しないで
しっかり前だけを向いて
一生懸命表現すれば
必ず通じることをここ数年で経験できました。
多分これが
「好きなことで生きていく」と言うことなのだと思います。
そう言う経験をさせてくれている、
僕の周りの仲間に、お客様に、心から感謝しています。
僕の小学校の時の夢は
「バイオリン製作家」でした。
その夢は叶わなかったけど
一生懸命に生きていたら
「クロノス」を作る「夢」に辿り着けました。
不思議ですね。
未来を生きる子供たちにも
「好きなこと」で生きていってほしい。
できれば全員の夢を叶えたい。
そのために「一生懸命でいるんだよ」と、声をかけ続けます。
「クロノス」にもその願いを込めて。