[ epispde.03 ]
その名も環状リゾホスファチジン酸Na!
探し求めていた画期的が原料が見つかった。
北島です。
試作を繰り返す日々を過ごすこと1年。
あるものを見つけます。その名も「環状リゾホスファチジン酸Na(NcPA)」。
環状リゾホスファチジン酸Naは線維芽細胞の増殖を促すことで体内のヒアルロン酸の合成促進や、バリア機能を高めるセラミドの発現を助けるという、製造特許も取得しているという物凄い代物だった。しかも原料由来は大豆。
御茶ノ水大学の先生が30年以上もの研究し医療用の薬にも展開しているという、正に折り紙付きの原料を見つけたのだ。
環状リゾホスファチジン酸Naは微量ながら人の体内にも存在する特殊なリン脂質である環状ホスファチジン酸と同様のはたらきが期待される成分だ。つまりは私たちの皮膚にとっても物凄く親和性が高いということだ。
皆さん、こんな成分だったら、使ってみたいと思いませんか?
もちろん自分も強くそう思いました。「この原料を何としてでも配合したい!!!」と。
早速この原料を製造しているS社に連絡を取ってみる。果たして原料を出してくれるのだろうか、とダメ元の連絡だった。
幸せにもダメ元連絡は大成功。会ってくれることになった。なんでも言ってみるものだなと、本当に思った瞬間だった。
この時自分の製品に対する思いを何時間も聞いてくれ、その場で原料供給の契約締結をしてくれたS社のNさんには感謝してもしきれないほど、この出会いは製品の完成度を左右するぐらい大きな意味のあるものでした。
ようやく、製品開発の目途が見えてきた。
(明日に続く)
[ epispde.04 ] 皮膚という大事な器官!