最後のご挨拶にまいりました。
そう書くのが少し寂しい気がしております。この一年間、本当にいろいろありました。支援者のみなさまにもたくさんのご心配と、たくさんのご迷惑をおかけしたことと思います。不手際続きの私を救ってくれたのは、あの花火です。そして、あの花火を私に見せてくださったのは、みなさまです。当日は余裕もなく、花火に浸りきることができませんでしたが、あれから時間が経って今改めて動画を見返してみると、やはりこみ上げるものがございます。正直なことを言えば、本当に苦しかったときは、早く打ち上げて、早く楽になりたいなどと思っておりました。みなさまのおかげで無事にイベントを終え、お世話になったみなさまへお礼状をお出ししておりましたが、そちらにお別れのご挨拶をしたためておりますと、その方々にお会いすることもないのかという思いで、胸が詰まりました。「早く楽になりたい」などと思っていたはずでしたが、今はここを閉じることが寂しすぎてたまらない私です。
三浦春馬Birthday花火in仙台は、プライベート花火であり、行政のバックアップのない土地でのイベントでしたので、私たちに課せられた成約は、たくさんあり、融通の利かないことも多く、ご不便をおかけいたしましたこと、改めてお詫び申し上げます。立ち上げ当初からこの企画をたくさんの方に知っていただくため、出来得る限りの手を尽くし、宣伝活動をいたしましたが、何分認知度ゼロからの出発でしたので、遠くまで届けられなかったことは、力不足であったと思います。クラウドファンディングでの支援が間に合わず、当日花火をご覧いただけなかったみなさまにお詫び申し上げます。
ですが、市町村が興す企画ではない限り、春花プロジェクトの「三浦春馬Birthday花火」はどこまで行っても“プライベート花火”の域を出ることはありません。費用は、自分たちで賄うほかありません。花火が、許可申請なく上げられるのは、75発までです。時間にして2分ほど。それでさえ、約30万円はかかります。しかも上げられる花火玉はほとんどが2号玉でとても小さな花火です。今回のローラレッドの空や、スタート花火、最後の大禿菊に使用された4号玉は、許可範囲内の規模では、10個以内と決められております。思いや情熱だけでは、花火は上げられません。どんなに主催者が走り回っても、お金がなければ上げられません。ですから、「春馬さんのお誕生日に花火を!」と願った私たちの想いを思いもしないほどのカタチで叶えてくださったのは、やはり、支援者のみなさまなのです。延べ470名の想いが、あの花火を実現させたのです。これも何度も申し上げておりますが、花火は、正直どこからでも見ることはできます。クラウドファンディングでご支援いただかなくても、見られます。ですが、それを上げるためには、どうしたって資金は必要です。また一緒に走っていただければ幸いでございます。次こそ一緒に走っていただけるよう、精進してまいります。
春花プロジェクトは、花火打上の費用を集めるため、今後もクラウドファンディングを利用いたします。クラウドファンディングには賛否もあると思います。クラウドファンディング=怪しいという偏見が、横行しているのももちろん知っています。今回もご支援くださったかたから、次はクラウドファンディングをやめてはどうかとの進言も受けましたが、私個人としては、支援額が全て公表されているクラウドファンディングのほうこそクリアだと思っています。例えば個人の口座に振り込みをしていただいた場合、どれだけの方がその口座に入金したのか、その口座の持ち主以外分かりません。隠そうと思えばいくらでもできます。私はそっちのほうが、よっぽど信用できないと思っております。クラファンができない人は、どうすればいいのかというお問い合わせもいただきましたが、「がんばってやってみてください」としか言いようがないのです……。不透明なことを、私はできるだけしたくないと思っております。クリアであること以外、顔も見たことのない私を信じていただく術がないと思うからです。
そして、クラウドファンディングの利点として、一人ひとりの力は小さくても、それが集まれば大きなことが成せるということがあると思います。ご支援くださいましたみなさまは、漏れなく、微力ですみません……。と、おっしゃってくださるのですが、全く微力ではないですし、例えばそれが微力だとしても、その微力を集めるシステムがクラウドファンディングなんだと私は思うのです。382名による470のご支援も、いまだに信じられませんし、ありがたいなどでは済まされないほどなのですが、今回この声が届けられなかったみなさまのところまで、声を届けることができたなら、春馬さんのお誕生日に花火を上げるために一緒に走ってくださる友を増やせたなら……。未来は明るいですね。
結論から申し上げると、「三浦春馬Birthday花火」は、来年もあります!
みなさまにたくさん褒めていただき、調子に乗っているわけではありませんw
来年のことは、仙台が終わる前から実は進めておりましたw
みなさまからは、本当にたくさんの賛辞をいただいたのですが、これまた私個人といたしましては、反省と後悔しかないのです。あんなに褒めていただいたのですが、後ろめたさしかないのです。みなさまがかけてくださったお褒めの言葉をもっと素直に受け取れるよう、花火の失敗は花火で取り返したい。そう思っております。
打上場所も日程も、既に予約済みです。今回は、日本列島で北寄りの東方面でしたので、次は、この活動報告のタイトルのとおりです。“GO WEST”、西です。仙台は遠くて……。というみなさまにもご参加いただけたなら嬉しく思います。
実は、三浦春馬Birthday花火大会in仙台のためのこちらのクラウドファンディング終了後、CAMPFIREのスタッフのかたと面談をいたしました。そのときにスタッフのかたから「支援者さんは、みなさん大津さんのご友人なんですか?」と聞かれました。重複してご支援いただきましたので、今回のクラウドファンディング参加者の総数は、382名です。382人もお友達がいるわけないのですwほとんどのみなさまは、春花プロジェクトが何者かも分からないまま、それでも春馬さんのお誕生日に花火を!という思いに賛同してくださり、何者かも分からない私たちを信じてくださいました。本当に感謝いたしております。数ある春馬さんへの花火企画の中で、不格好な運営も、周りに迷惑をかけた数も群を抜いていると思います。ですが、その分人の温かさを一番知っているのも春花だと自負しております。支援者のみなさま、業者のみなさま、地域のみなさま、警察を含む関係機関のみなさま、+1の彼、どなたが欠けても、あの花火は上げられませんでした。今一度、心から御礼申し上げます。
丸久様へ出向いた際、丸久様から、仙台から見えられていたファンのかたが、あんなところで花火なんか上げられるはずないとおっしゃっていたのですが、本当に大丈夫ですか?と聞かれたことがあります。でも、ちゃんと上げさせていただきました。特に何も持っていない普通のおばさんです。何ができるわけでもなければ、お金持ちでもありません。が、意地はあります。くじけそうでくじけない、しつこさもあると思います。そして、私は強運です。人に恵まれています。だから次も大丈夫です。一人ではないですから。
“春花friends”のみなさまがいれば、春花は無敵です^^
少し休んだら、この場所に夏には戻れるようまた歩き出そうと思います。次回の三浦春馬Birthday花火の詳細は、新しいクラファンのページでお知らせさせていただきます。
みなさまもどうぞお元気にお過ごしください。この度はたいへんお世話になりました。ありがとうございました。
春花プロジェクト
大津典子
追伸
またね^^