ご覧くださり、ありがとうございます。
Remeの近藤雄太郎です。
昨日は、パトロンさんが主催する勉強会に参加してきました。
「福祉を売りにせず、いかにソーシャルビジネスとして仕立てていくか」
人の善意に頼るのではなく、世の中に本当に必要な価値を提供できないと、持続可能なビジネスはそもそも難しいかもしれませし、長期的にマイナス価値となる可能性も否定できない一面もあるかもしれません。
RemeがNPOではなく株式会社としてやっているのも、世の中に受け入れなれたら生き残るし、筋が悪かったら淘汰されるという、ビジネスのシンプルな仕組みの方が、社会貢献という意味でもより本質的だと感じているからです。
勉強会では、様々な先行事例をリーンキャンバスを使って、構造的に理解していく内容で、とても頭がスッキリしました。
勉強会のあとは、そのまま映画上映会。
『むかしMattoの町があった』という、イタリアの精神病院を無くす過程が描かれた作品でした。
精神病に対する誤解や偏見がはびこる世の中において、そういった人たちを「狂人」として排除するのではなく、同じ「人間」として包摂していくといったストーリーです。
包摂と一言で言っても、そんな簡単な話では全然ないですし、色々なデメリットやリスクは存在します。
しかし、人間としての尊厳を最大限尊重し、「自由こそ治療だ」という考え方をぶらさことなく、それでもなお「包摂」していこうとする姿がとても印象的でした。
少し長い映画ですが、実話に基づいた映画で描写もとてもリアルなので、興味のある方は、ぜひ一度ご覧になってはいかがでしょうか。