はじめに・ご挨拶
初めまして、岩手県山田町で牡蠣の養殖生産をしています真牡蠣研究会の福士貴広と申します。
数あるプロジェクトの中からご覧頂き、誠にありがとうございます。
私たち「真牡蠣研究会」は山田のブランドとなる牡蠣をつくるために、とにかく牡蠣の中身にこだわって、ほかの漁師に負けない牡蠣をつくっています。レベルの高い漁師が集まって、より良い牡蠣ができるかを日々研究し、養殖を行っています。
真牡蠣研究会 福士です
山田湾の様子
山田湾は、三陸の背後にそびえる急峻な北上山地の山々の豊富な栄養分を注ぎ込みます。
プロジェクト立ち上げの理由
私たちこだわりの牡蠣の養殖を支えているのが「養殖いかだ」です。
しかし、東日本大震災も経験した牡蠣の養殖いかだの老朽化が進行し、ついに限界まで来てしまいました。
今回、高品質の牡蠣の生産を継続させ、さらには恵の母である海洋環境にも配慮した養殖いかだを作るため、このプロジェクトを立ち上げました。ぜひ最後までご覧ください。
これまでの活動 「真牡蠣研究会」、こだわりの「牡蠣」の紹介
岩手県三陸、太平洋に向けて北東を向いた山田湾。その北部にあるのが大沢地区。湾を囲む4地区のなかで若い漁師がもっとも多く活気ある浜。そこで、どうすればより良い牡蠣をつくることができるか日々研究している私たち3名の漁師が「真牡蠣研究会」です。
我々は山田のブランドとなる牡蠣を作るために日々研究を重ねています。
左から、佐々木、福士、中村
我々研究会が活動を始めたのは2014年頃です。
東日本大震災の養殖業復旧・復興のための国の支援制度の終わりが近づくなかで、「もっと品質を上げ高く売れる牡蠣を作ろう」との思いから、刺身や惣菜を持ち寄って缶ビール片手に議論し始めたのが研究会立ち上げのきっかけでした。
とにかく牡蠣の中身にこだわって、ほかの漁師に負けない牡蠣をつくれないか。
試行錯誤する中で注目したのは「シングルシード」という養殖方法でした。
日本で一般的なのは「筏式垂下法(いかだしきすいかほう)」。この方法だと効率的に生産量が増やせることから普及していますが、ロープから外側に向けて牡蠣が成長するため根元が密集して細長い牡蠣になりやすい特徴があります。
研究会では漁師それぞれが垂下法での養殖をする傍ら、皆で連携をとり、岩手県水産技術センターの協力を受けながら1年で出荷できるシングルシードを試行錯誤。
2018年に初めてシングルシードで養殖した牡蠣を出荷しました。
現在はこのシングルシードの育成技術を応用し、2020年にブランド牡蠣「YAMADA Oyster」を生み出しました。
YAMADA Oysterは、余分な海水を含まないため塩気が少なく、口に含んだ瞬間から感じる穏やかな甘みがあり、噛むごとに濃厚な味わいと強い旨味が混ざり、それらが調和します。
つまみやすい一口大のサイズは頬張るのにちょうどよく、凝縮された牡蠣の美味しさのすべてが楽しめる、こだわりの1粒です。
YAMADA Oysterの生産には、育成中のケアや、仕上げのバラシ作業、かご入れ作業までのすべての工程を見直し、育成場所も研究を重ね、生育中も気を配っています。
もちろん長年取り組んできた3年物の牡蠣も、掛けられるだけの手間を掛けて出荷する自信作です。
そんな山田の牡蠣養殖は2011年3月、東日本大震災で大きな被害を受けました。今では、漁師全員の作業小屋も復活しましたが、養殖に使ういかだは被害を受けたまま、延べ25年間使い続けてきました。しかし、老朽化が進みいつ壊れてもおかしくない、そんな状況にあります。
牡蠣の養殖いかだ
老朽化が進み、一部破損しています
資金の使い道
ご支援いただいた資金の使い道
■リターン費用(商品代・送料)
■包装資材など消耗品の購入
■CAMPFIREへの手数料
■「養殖いかだ」の修繕費への補填
こだわりの牡蠣を今後ともより多くの皆様に届けるべく、牡蠣の養殖いかだを修繕を行いたいと考えています。
また、予想以上に応援頂けた場合は、海の環境への影響を考慮し、強化プラスチック製のいかだを購入も検討したいと考えております。
従来のいかだは森林から適切なサイズの木材を探して伐採し、いかだ として組み立てて使用しています。木材のいかだは20年前後で劣化が進み、作り変える必要が出てきます。
今回のプロジェクトで導入を考えている、強化プラスチック製のいかだの場合、50年は使用できると言われています。
メンテナンス性の向上し、より牡蠣養殖に専念出来ます。また、長いサイクルでの使用が可能なことから廃材も少なくなります。
リターンのご紹介
このプロジェクトを応援いただいた暁には、こだわりの牡蠣「山田オイスター」をはじめ、研究会の漁師たちが生産しているホタテをリターンとしてお届けいたします。
実施スケジュール
◆プロジェクト実施について
オフシーズンの8月から11月でいかだの修繕等を予定しています。
◆リターン発送について
その後、12月から翌年春にかけて牡蠣が美味しいシーズンになりますので、翌年以降に順次、牡蠣を発送します。
※牡蠣を含まないリターンについてはプロジェクト終了後、順次発送させて頂きます。
※配送希望日がございましたら備考欄への"配送予定日"以降の日付を記入をお願いいたします。特にない方はその旨ご記載ください。
長文になりましたが、最後までお読みいただきありがとうございました。
我々は本当に美味い山田の牡蠣をより多くの皆さんにこれからも食べてほしいと思ってます。
研究会一同、精進して参りますのでお力を貸してください。
よろしくお願いします。
真牡蠣研究会 福士
最新の活動報告
もっと見る【あと4時間】本当にありがとうございました!
2022/07/31 19:50あと4時間となりました。50万円まであと少しです、突破できることを節に願っております。。。。クラウドファンディングは今日で終わり、明日から新しい船出をきります。まだ少し足りません。100万円は難しかったですが、なんとか半分になれば!ぜひ一緒に日本の海産品を守り、世界に自慢できる商品を伸ばす取り組みをご支援ください。よろしくお願い致します。 もっと見る
【残り1日】初めてチャレンジしたクラウドファンディング
2022/07/30 21:27クラウドファンディングも残り1日です。初めて、チャレンジしたクラウドファンディング。本当に温かいご支援、本当にありがとうございました。あたらめて、ご挨拶させていただきます、プロジェクトマネージャーです。公開してから、すぐにはたくさんの支援は得られなかったものの、たくさんの「お気に入り」登録を見て、とても温かい気持ちになりました。真牡蠣研究会のメンバーとも当初苦戦していた中でやっぱり難しいよね・・・という気持ちになっておりました。しかし、ながら残り20日を越えたくらいから多くの方のご支援に触れることができました。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。私がこの牡蠣に出会ったのは、かれこれ、3年前。海産品といえば「北海道」の頭が強かったのですが、この山田の海の幸に出会ったとき、本当にびっくりしました。北海道よりも美味しいって胸を張って言える味、ボリューム。こんな牡蠣・ホタテが東北の地域に眠ってたら、もったいない。今でもそのときの感覚は残っています。それから外販に挑戦し、海外貿易に挑戦し、ブランド名「山田オイスター」と銘打って、徐々に販売数も拡大しています。もっと国内で売りたいところはこれからの課題です。ですが、環境が追いついてきてません。震災の影響はまだまだ続いています。今回の養殖棚もですが、やはり大きな課題は人材不足です。若手がいません。せっかく上等品を作る技術があってもそれを途絶えさせたら、日本の大事な資源がなくなってしまうのと同じなのです。もっと、もっと生産者に消費者が近づかないと、これは変わらないと思います。今回はそれを引き寄せるためのクラウドファンディングでもありました。あと24時間となります。お気に入りだけど、まだ支援されてないあなた、ぜひご支援を。日本の食を守りたい、あなた、ぜひご支援を。どうぞ、どうぞよろしくお願い致します。 もっと見る
【あと2日】今日は大きいサイズの牡蠣を
2022/07/28 20:05今日はおっきいサイズの牡蠣も準備です!昨日は小さいほうでした。シンガポールに輸出するのはSSサイズ=100g前後とLLサイズ=350g前後のものです。大きい方はチーズ焼きやオーブン焼きにして召し上がられてます。小さい方は生食で食べられてることが多いようです。食べ応えバツグンの牡蠣ですよね。LLサイズを生でほうばったら、口いっぱいに海の味が広がります。めしテロ、すみません・・・ぜひ皆さんに味わってほしいんです。受付も明日であと2日です!ご支援よろしくお願い致します! もっと見る
コメント
もっと見る