ダブディビ・デザインの第二弾クラウドファンディング、
【アートハンカチでアートとデザインを楽しむ★障害者アートで伝える&繋がるしくみ作り】
のページをご覧いただき、ありがとうございます!
今回のクラウドファンディングプロジェクトを応援いただいている方々にお話をお聞きし、
様々なメッセージを頂戴しております。
ここで順次ご報告させていただきます。
■アトリエとも 駒井様
Q:障害のある方のアートがこのような商品になり、世の中に広まっていくことについてどう思われますか?
この10年で本当に、アートに取り組んでおられる場所が増えました。
商業ベースで積極的に取り組んでおられるところもあれば、
趣味的に自身の安定のために描いておられる方まで、
すそ野が広がり、自分にあった環境が選べるようになってきたのかなと感じています。
なによりも障がいのある方が描いたものが、作品として見てもらえるようになったなと実感しています。
商業ベースのものがたくさん作られるようになって、世の中の認識がかわってきたからなのかなと思います。
Q:原画からハンカチへのデザインアレンジについて、何か感想はありますか?
ハンカチなので、画面の制約がある中で、作品の雰囲気を壊さずにおさまってるな~と思いました。
色が好きというご本人の特徴が伝わってくるので、そこがいちばんのポイントですね。
Q:アートハンカチの試作品をご覧になって、ご本人や周囲の方はどんなご様子でしたか?
ご本人は「えらい、また古いの引っ張り出してきたな」と言ってましたが、嬉しそうでした。
ご本人にハンカチを持っていただき写真を撮りましたが、
その場にいた他の利用者さんから「おお~!」という雰囲気が出ていました。
(アトリエともに通う方々は、普段はそういうのは口になかなかだしませんので…)
本人もちょっと誇らしげでした。
※今回選ばせていただいた長村さんの作品の制作年は、2008年だそうです。
Q:障害のある方のアートの魅力は何だと思われますか?
よく展示会や商品販売をしていると
「障がい者が描いておられるのは、欲がなく素直に描いているからいいんやね」という主旨の声がけをいただくことがあります。
「いや~そうでもないですよ」と濁して終わることが多いです。
実際には、見てほしい、褒められたい、展覧会で認められたい、と思いながら描いておられる姿も知っているので(全員ではないですが)、
そこはみんな一緒の人間なんだと思ってもらえればいいなと思っています。
描きたい気持ち、欲望、そういうものもひっくるめて、
作品に込めようとしているエネルギーが魅力なのではないかと思います。
もちろんそのエネルギーが空回りしていることも多々ありますが、その空回りも堂々と作品として外に出せることも魅力だと思います。
Q:最後にメッセージがあればお願いいたします。
誰かに認められることが、次の作品への意欲へとつながっていきます。
私は彼の作品が好きですし、もっと描き続けてほしいと思っています。
そのためには、モチベーションってとっても大切です。
そのモチベーションを維持していくには、見ず知らずの人からの評価ってとても大きいです。
彼の作品を見ていただいて、もっと他の作品を見てみたいと思っていただけた方は、
是非、クラファンに賛同いただければうれしいです。よろしくお願いします。
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アトリエとも
施設長 駒井 元竜様