▷松坂屋静岡店⇒SNSで応援!地下MIRUI告知看板にて紹介!本館1階PRブースにて紹介(9/14~20)
▷静岡PARCO⇒SNSで応援!地下MIRUI告知看板にて紹介!
▷静岡放送⇒「元気しずおか人」にて紹介!(9/17)
▷静岡新聞⇒朝刊掲載!(10/27)
▷SBSラジオ⇒「WASABI」出演!(9/29)
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1)はじめに・ご挨拶
静岡県浜松市の髙林麻里と申します。
私は、浜松市内で、竹を微粉末にして食と縁結びをして、厄介者の竹林を資源の竹林に生まれ変わらせるお仕事をしています。
仕事柄、里山の方とお会いすることが多く、今回テーマにしている「ジビエ」の現状を耳にして、何か私に出来ることはないだろうか。と、思っていました。
そんな中コロナ禍になり、山奥の高齢者で運営していた野生鳥獣精肉施設は廃業に追い込まれてしまいました。
この施設が無いと、この地域で農業被害の防衛の為に捕獲された野生動物を美味しく供養することができません。
廃業に追い込まれた野生鳥獣精肉施設を再開したいと思い、クラウドファンディングに挑戦致します。
2)このプロジェクトで実現したいこと
①コロナと、豚熱と、高齢化で廃業してしまった食肉加工施設を再開したい。
②この施設の稼働により雇用を創生し、山の肉を食べて山の生活を知るきっかけになり、町おこしの1つの可能性にしたい。
3)私たちの地域のご紹介ー静岡県浜松市天竜区
私たちの住む静岡県浜松市は、人口約80万人の政令指定都市です。
7つの行政区で別れていますが、市の北部に位置する「天竜区」は、天竜・春野・佐久間・水窪・龍山の5つの地区で構成し、区域面積は943.84平方キロメートルと市域の約61%を占め、その約91%が森林の緑豊かな区です。
杉、桧の人工林が見事な景観を創り出し、日本三大美林の一つである天竜美林を形成しています。
昼夜の温度差や霧の発生によって産出される、良質なお茶や椎茸、自然薯など、豊かな地域環境を活かした産物も豊富です。
4)プロジェクトを立ち上げた背景
高度成長期の新しい生活様式で、山の暮らしを手放し、過疎化が進んで放置された土地や、人の手で姿を変えた山の植物の事情や、山は色々な課題を抱えています。
その一つに、野生動物との共存の課題があります。
代々、祖父や父と一緒に冬には猟犬と共に山へ狩猟に行っていたそうです。
農作物を守る為に、罠を仕掛ける農家さんもたくさんいます。
しかし、年々減り続ける人口と共に放置農地が増え、野生動物も増え、生息地がどんどん人の住むところへ広がっています。
「昔はこんなところでは見なかった。」
と、代々その地に住んでいる人が、よく口にします。
近年は、天竜区の中でも人口の多い地域の小学校のすぐ近くでも、猪や熊が出たとニュースで報道され、とても驚いています。
農林事務所の方からも、農家から野生動物による農業被害報告が増えていると伺っています。
このプロジェクトで再稼働をしたい施設は、天竜区春野町にある「ジミート」という食肉処理加工施設です。
野生の肉も家畜肉同様、保健所の許可を取得した施設で、衛生的に解体したものでなければ、食肉として販売することは禁止されています。
一昨年まで稼働していたこの施設が、コロナ、豚熱、従事者の高齢化で閉鎖。
それにより、それまで捕獲した野生動物は、この施設で適切に解体され、食肉・ペットフードとして出荷していましたが、それができなくなってしまいました。
この施設が閉業してしまった為に、野生動物が人間の生活にとって都合が悪いとはいえ、命を頂いた生き物を多くの「美味しく供養したい方」に届けることができなくなってしまいました。
地域の方も、浜松市中心街の方も、天竜区にキャンプなどレジャーで来る方にも、この施設の再稼働は期待されています。
5)これまでの活動、そしてジミート再稼働を決意した経緯
私は、「ふじのくにの“旬”を食べ尽くす会(略:旬の会)」という会に所属しています。
その会の始まりは、1人の静岡県庁の職員が「地域食材の応援と言っている県庁の職員が、地域食材を大切に使っている飲食店 に使っている飲食店を利用して応援しないのはおかしい」という、生産者や飲食店にとって理想的な公務員の発想から、完全プラベートで会を発足しました。
生産者の農場や加工施設を見学し、地域食材を使っているレストランで食事会の企画をして、お店にプラスになるように、平日のお客様の少ない日を選んで実施し、レストランを応援する。
当日使う食材の生産者も会に参加して、食事中に食材のPRタイムを設けて、生産者の話をおしゃべり禁止で聞きながら、レストランで美味しく調理されたその生産者の食材を食べる。
レストランは、生産者が食べるので、いつも以上に緊張感をもって美味しく仕上げる。
参加者は、消費者が目の前にいるから一番いい食材を持ち込んだ生産物と、生産者がいるから気合を入れて調理した料理を食べれて、生産者や料理人の話を聞いたり、同じ思いで集まった人と交流ができるので、とても豊かない会食を楽しめる会です。
参加者は出来る限りSNS発信をすること。気に入ったレストランは、次回は大切な人と再来店することでレストランを応援します。
この素晴らしい取り組みに感銘を受け、会への参加はもちろん、静岡県西部地区の幹事を5年間しています。
たくさんのレストランと生産者と出会うことができ、参加するだけでも得られる知識がありますが、幹事をすることで、何度もレストランや生産者のところに足を運ぶので、よりたくさんの事を勉強させて頂いています。
現在、旬の会は13年目を迎え、開催状況513回、延べ参加人数13,658名です。
(統括(発足者)が、公務員当時(3年前まで)は、幹事は統括も含めて完全ボランティアでした)
旬の会に参加している折に、ジビエを食べる会があり、猟師さんに出会いました。
それまで、「ジビエは臭い貰い物。」というイメージでしたが、レストランで食べるジビエはとても美味しく、衝撃的でした。
旬の会恒例の生産者のPRタイムの時、猟師さんから山の話、猟の話、獲物の扱いの話、地域によっては食べるではとても追いつけない野生動物の駆除頭数の話を聞きました。
そこから、野生動物と人との共存の在り方に興味を持つようになりました。
その後、食肉加工施設「ジミート」の存在を知り、「ジミート」の想いに感銘を受け、私にできることで応援したいと思っていました。
ただ、その時は、まだ自分の仕事で手一杯だったので、協力を申し出ることをためらっていました。
コロナと、豚熱(感染症)というジビエや飲食店にとって大変な時期があり、高齢者が中心で経営していたジミートは、これ以上頑張れないと、廃業をしていまいました。
前ジミートが廃業して2年弱、早いうちなら機材も使える、前任の関係者にも教えてもらえる、何より、ジミートが無いと、地域保全のために捕獲している人と、山の肉を欲しがっている人を結びつける方法が無い。
ジミートの廃業を惜しんでいる人の話をたくさん聞いていても、野生動物の食肉処理施設の運営の大変さで、再稼働の手を挙げる人はいませんでした。
未熟者の私にどこまでできるかわかりませんが、「応援するよ」と言ってくれる人がたくさんいるので、ジミートと一緒に成長していくことを選びました。
6)応援メッセージ
7)資金の使い道・実施スケジュール
[実施スケジュール]
▶2022年11月1日、施設の電気と水道を開設。施設の掃除、機材の試運転。
▶2022年11月15日の狩猟解禁日から受け入れ開始。
▶2022年12月頃より準備出来次第、返礼品の発送。
[資金の使い道]
▶老朽化した受水槽の工事 ジミート使用率費用負担
ジビエの解体処理には大量の水を使います。山では必要と予想される水を受水槽に貯めて使用しています。その設備が40年経過して老朽化し、現在使用していません。それを稼働する為に修繕工事が必要になります。
▶解体施設の改修
受け入れた個体を吊り上げ、清潔に、作業する人の身体の負担を軽減する為に電動ウインチを増設します。
▶稼働はじめの運転資金と備品、新設備購入費
高圧洗浄機、タブレット、受け入れ記録写真用カメラ設備など老朽化したものや、世代交代に必要と思う設備を設置します。
▶運営に関する人件費
▶リターン品の費用
▶BOOSTER掲載手数料
8)リターンについて
今回のプロジェクト趣旨を踏まえ、リターン品はプロジェクトに共感頂く方、浜松市天竜区春野町で活動されている方中心にご協力頂いております。
本文「資金の使い道」に記載の通り、ジミート復活に向けた資金調達を目的にしており、リターン品や掲載手数料を除いた資金を活動費用に回させて頂きます。
支援コースの中には高額なコースもございますが、趣旨に賛同頂き、出来る限りの応援を頂けますと幸いです。
9)最後に
ジミートが復活することにより、殺処分ではなく、動物同士が食べる為に捕獲するように、私たちも肉は食べて、内臓や角はペットフードに、皮は革製品にして、すべてを有難く頂き、里山が代々受け継いでいる「共存」していく文化を継承していきたいと思っています。
また、この施設をきっかけに、地域の飲食店に地域性のある共通食材で「町おこし」の1つになったり、若い世代に、里山暮らしの魅力を伝える1つの要素になり、移住してくれたら嬉しいと思っています。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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