終了まで余すところ10日になりましたが、兵庫県豊岡市の小規模多機能「銀ちゃんの家」の葉賀代表から応援メッセージをいただきました。
「銀ちゃんの家」は「もっと知りたい福辺流②と③」の実践事業所です。
「もっと知りたい福辺流②」の対象者さんは、誤嚥性肺炎で入院し、Dr.から「胃瘻を設置しないと帰れない」と言われたのを断り、退院しました。
退院3日目に銀ちゃんの家で、スタッフに寝返り・起き上がり・移乗の介助を伝えました。2週間後に送られてきたのが、本当に美味しそうに食事をされている対象者さんの写真です。
胃瘻になってしまい、よい介助を受けることができなければ、対象者さんのこの笑顔はありません。
療養型病床に入院した経鼻胃管の適応がある60歳以上の認知症の人を対象とした研究によると、経鼻胃管と食事介助を比べるとその後の肺炎の発生率は食事介助の方が低く、経鼻胃管は肺炎発症に有意なリスクになるという結果がでています。
経鼻胃管と胃瘻の違いはあるものの、口から食べるか食べないかという本質は同じです。
本人も家族も医療職も介護職も、本人にとってよりよい選択は何なのかを間違えないようにしたいと思います。