有名和食料理人が近畿大学とタッグを組んで、未来につながる食に取り組みます。

ミシュランを取得したシェフや老舗和食店が環境問題、資源の枯渇、和食文化の衰退・フードロス解決に向けて、具体的な行動を起こすための新たな会社を設立。私たちが考える環境にやさしく、未来に引き継いでいける養殖魚の開発に着手します。私たちの食から始める明るい未来を紡ぐ活動を応援してください。

現在の支援総額

3,215,000円

107%

目標金額は3,000,000円

支援者数

88人

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/07/23に募集を開始し、 88人の支援により 3,215,000円の資金を集め、 2022/09/08に募集を終了しました

有名和食料理人が近畿大学とタッグを組んで、未来につながる食に取り組みます。

現在の支援総額

3,215,000円

107%達成

終了

目標金額3,000,000円

支援者数88人

このプロジェクトは、2022/07/23に募集を開始し、 88人の支援により 3,215,000円の資金を集め、 2022/09/08に募集を終了しました

ミシュランを取得したシェフや老舗和食店が環境問題、資源の枯渇、和食文化の衰退・フードロス解決に向けて、具体的な行動を起こすための新たな会社を設立。私たちが考える環境にやさしく、未来に引き継いでいける養殖魚の開発に着手します。私たちの食から始める明るい未来を紡ぐ活動を応援してください。

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2022年に実施したRelationFishのクラウドファンディングでは、多くの皆様から温かいご支援をいただき、誠にありがとうございました。その後、活動の経過を十分にお伝えできておらず、報告が遅くなりましたことをお詫び申し上げます。今回は、これまで取り組んできたアイゴ研究の経過と、その成果についてご報告いたします。■ アイゴを通して、海洋資源や食の課題を考えるRelationFishでは、アイゴを通して海洋資源や食の課題について考えるきっかけをつくりたいという思いから、研究者と連携し、料理人の立場からアイゴの可能性を探ってきました。最初に取り組んだのは、近畿大学と共同で、天然アイゴを1〜2か月程度畜養し、野菜を与えることで味や身質にどのような変化が生まれるかを調べる研究です。実際に飼育してみると、アイゴは白菜や胡瓜、レモンの輪切りなど、さまざまな野菜をよく食べました。従来の養殖飼料を与えた魚と比較すると、野菜を与えた魚は大きく太るわけではありませんでしたが、味の濃さや身質には違いが見られました。この結果から、「野菜を与えればおいしくなる」という単純なものではなく、餌によって魚の身質や味わいをコントロールし、料理の用途や求める食味に合わせて魚を設計できる可能性が見えてきました。■ 生野菜から、実用的な飼料へ一方、生の野菜をそのまま養殖現場で使うには、洗浄やカット、鮮度維持、保管など多くの手間やコストがかかります。そこで、実際の現場でも使える方法を目指して、野菜を乾燥させて飼料化することを検討し、使用する素材や乾燥方法などについても研究を進めました。■ 天然アイゴを安定して確保する難しさ研究を続ける中で、もう一つ大きな課題が見えてきました。それは、天然アイゴを生きた状態で継続的に確保することの難しさです。定置網に入る量には大きな波があり、必要な時期にまったく獲れないこともあります。また、研究用に生きた魚を選別し、確保していただくことは、漁業者の方々にも大きな負担になります。「アイゴが多くて困っているのであれば、なぜわざわざ養殖するのか」「天然アイゴが獲れないのであれば、問題は解決しているのではないか」こうしたご質問をいただくこともあります。しかし、「海にアイゴがいること」と、「研究や料理に使える魚を必要な時に安定して確保できること」は別の問題です。また、RelationFishが目指していたのは、アイゴを増やすことではなく、すでに存在する資源を食材としてどう評価し、活用できるかを考えることでした。そしてアイゴを一つの入口として、海洋資源の変化や未利用・低利用資源、フードロスなど、食を取り巻くさまざまな課題について考えるきっかけをつくりたいと考えていました。■ 安定確保のための養殖研究そのため、研究や料理、発信の機会を継続するために、天然魚の漁獲状況だけに左右されず、一定数のアイゴを安定して確保できる養殖についても研究を支援するようになりました。さらに、養殖に使用する稚魚まで天然資源に依存していては、安定確保という点では課題が残ります。そこで、親魚から採卵し、生まれた魚を育て、その魚から次の世代につなげる「完全養殖」の研究についても支援してきました。■ アイゴの完全養殖に成功そして今年2026年8月、近畿大学との共同研究の中で、近畿大学水産研究所大島実験場にて、実験場生まれの親魚が産卵、孵化に成功し、アイゴの完全養殖が実現しました。これは、アイゴを人工的に世代継承することが技術的に可能であることを示した、一つの大きな概念実証であると考えています。RelationFishが目指しているのは、自ら養殖業や種苗生産を行うことではありません。今回、完全養殖という大きな節目を迎えたことで、アイゴを通じた研究も一つの区切りを迎えました。現在は、完全養殖に用いた親魚候補の一部について、水族館などで飼育し、教育や学習の機会に活用できないかという可能性も検討しています。■ 料理人として見えてきたこと環境に配慮されていることや、持続可能であることはとても重要です。しかし、それだけで食材として定着するわけではありません。おいしさや身質、扱いやすさ、料理への適性などを含め、実際に料理人が使いたいと思えるかどうかまで検証することが、RelationFishの役割の一つだと考えています。■ RelationFishのこれからRelationFishはこれからも、アイゴだけに限らず、海洋資源やフードロスをはじめとする食の課題について、料理人だからこそできる視点で考えていきたいと思います。食材の可能性を料理として検証し、生産者や研究者とつながり、その背景にある課題について皆様と一緒に考えるきっかけをつくる。アイゴを通して得た経験を、次の食の課題へつなげていきたいと考えています。改めまして、2022年から私たちの活動をご支援いただいた皆様に、心より御礼申し上げます。今後もRelationFishの活動を見守っていただけましたら幸いです。RelationFish代表 島村 雅晴


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