2016/07/18 05:37

皆さん、こんにちは。

先日、フランスのパリで行われたJapan expoより、全ての公演を終えて無事に帰国致しました。

今回の渡仏は、皆々様のご支援のお陰で、我々吉原狐社中一同 とても貴重な経験を得ることができ、誠に感謝致しております。

誠にありがとうございました。

ご縁もあり、会期中は3種類のステージに出演することが叶いました。

 


感謝の気持ちも込めまして、簡単ではございますが、会場全体の様子や出演ステージの様子をご報告させていただきます。

 

 

 

Japan expo 2016

Japan expoとはフランスのパリで毎年行われている日本文化の祭典です。

広大な建屋の中に、たくさんのブースが立ち並び日本文化の紹介がされています。

武道や書道、将棋や碁などの日本文化体験はもちろんのこと、日本食の屋台や日本の漫画やアニメ、ゲームなども紹介されており、会場内は容易に通り抜けられないほどたくさんのお客様が来場されておりました。

 

 

 

 

そんな会場内において日本の伝統芸能を紹介するステージがあり、我々吉原狐社中も晴れて出演して参りました。

小さなステージから有名アーティストも立ったような大きなステージまで多種多様な舞台の様子をご報告致します。

 

 

 

 

▶︎WABISABIステージ

舞台の周りでは日本美術・工芸・地域地産品等の展示販売やワークショップなど日本文化に触れ合える展示が盛りだくさんでした。

舞台はお客様との距離が近く、舞台から降りて楽器を鳴らしながら練り歩くのに最適な舞台でした。

じっと見てくださるお客様はもちろん、笑いどころでしっかりと笑ってくださるお客様の顔も拝見することができたアットホームな舞台でした。

 

 

▶︎SAKURAステージ

伝統芸能部門のメインステージ。書道、演劇、舞踊、音楽関係のパフォーマーらが出演。

舞台の背後に設置された大型スクリーンにはカメラが捉えたライブ映像が流れ、音響整備も整っており、自身で演奏したお囃子の音色が、広い会場内に大きく響き渡りました。

また演舞後、お客様の拍手が大きく、会場内がとても盛り上がって公演を終えられたことが本当に嬉しかったです。

 

 

▶︎YUZUステージ

映画やアニメのプレミアム試写会、高名なゲストの講演会などを開催するステージ。あのきゃりーぱみゅぱみゅさんも乗ったステージです。

渡仏一週間前に、急遽この舞台でもパフォーマンスをする事になりメンバー一同驚きを感じながら大きな舞台でパフォーマンスが出来る事を喜びました。

客席の動員人数は4000人。全席が埋まるはずもないと思っておりましたが始まってみると、こちらの予想に反して、たくさんのお客様がいらっしゃり、大変驚きました。

あたりは照明が落とされた暗い闇の中、舞台のみが照らし出され、そこに浮かび上がった吉原狐の舞はお囃子方として後ろから見ても美しいものでした。

演目中は、お客様も真剣な眼差しで見ていただいておりましたが、演目が終わると割れんばかりの拍手にて見送ってくださいました。

 

 

 

 

 

(写真はSAKURAステージの様子)

Japan expoでは、我々 吉原狐社中の出来る限りの事を全て出し切って参りました!心残りは何一つございません!

 

そして、他の出演者の方々のレベルの高さを感じ、新たな課題や目標に気付くことができました!

これからもっとお客様にも喜んでもらえるパフォーマンスができるよう次の目標を目指して、より精進していきたいと思います。

 

 

 

吉原狐社中のJapan expo出演は吉原狐社中一同の夢であり、私個人の夢でもありました。

 


私は数年前フランスのパリに留学をしておりました。

異国で必死に勉学に励むかたわら、私は日本好きのフランス人が想像以上に多いことを知り、その方たちから私が知らない様々な日本の事を聞かされました。

私は日本人でありながら日本の事を何も知らなかったのです。

それから私は母国日本の事を調べ始めました。そしてその時出会ったのが「吉原狐」だったのです。

 


「こんな珍しく、且つ日本らしい狐舞ひというパフォーマンスは世界中どこを探してもない!是非ともJapan expoの舞台に立ってもらいたい」

 


その想いが抑えきれず、「フランス公演をしませんか」と吉原狐社中に声をかけたのが数年前です。

それ以来、私の心の隅にはいつもJapan expo出演の夢があったのですが、その夢が今年の夏についに叶ったのです。

 


そのため、今回のJapan expoへの参加は私にとって、感慨深い遠征となりました。このような機会にご支援いただいた皆様には心から感謝致しております。

吉原狐社中は今後も、より一層精進してまいります。

この度は本当にありがとうございました!

(文章:弓姫)