はじめに・ご挨拶

宇治御茶師・第12代喜多重左衛門が自己紹介をさせていただきます。京都の宇治茶産地の湯舟にある白山神社に私が名乗る喜多重左衛門の痕跡があります。私の家系は茶師で、喜多重左衛門の末裔である松田伍兵衛を代々襲名してきました。

 ＜白山神社の前で＞

私は、父親の11代 松田伍兵衛から宇治茶にかける情熱を受け継ぎ、茶道師範・書道師範・華道師範も取得しました。30代の頃には、茶道の祖である三千家茶道のお家元から、自分が宇治抹茶を厳選し碾茶を挽いた抹茶を好んでいただき、お好み名もいただきました。

<  伏見松田伍兵衛の文字が刻まれている＞

ところが、54歳の時、宇治茶を普及していたカナダで脳内出血で倒れ、危篤状態に陥りました。2回の心肺停止、3か月の意識不明後に奇跡的に生還したのですが、その時に思い浮かんだのが、幼い頃に父に連れられて参拝した宇治茶生産地・湯舟の白山神社のことでした。先祖が残した石の鳥居に掘られた喜多重左衛門の末裔、松田伍兵衛が、伊賀上野地震で崩壊した白山神社の鳥居を奉納した形跡が今も残っています。

蘇生してから左半身不随の後遺症が残りましたが、倒れる前に、いつもの習慣で抹茶を飲んでいたことが救命につながったと意識回復後に医師に言われました。栄養価の高い抹茶が私を救ってくれたと直感しました。祖先が私に抹茶を普及するように告げているようでした。

けれども、カナダで抹茶を普及している時に一番感じていたことは、粉の抹茶の扱いにくさでした。粉が散る、ダマになる、色が変色するなどです。

カナダから帰国した約10年前に、とうとう、その難題を解決する方法を見つけました。そして、練り状の宇治抹茶ペースト・ビヨンド抹茶を開発したのです。

特許技術を応用して有機宇治抹茶をペースト状にしたBEYOND MATCHA（ビヨンド抹茶）は、「抹茶革命」といっても過言ではないと思います。このビヨンド抹茶を世界の人々にお届けしたいというのが、私の夢です。

＜有機栽培老舗播磨園会長と共に播磨園茶園で＞

けれども、私は脳内出血で半身不随になってしまい、障がいのある自分一人では起業したくてもできません。この窮地を救ってくれたのが、抹茶愛好家の社会福祉学の大学教授で合同会社OＭＧＴの代表です。さすが社会福祉学博士です（ヨイショ）。 一緒に夢を実現しようと、コロナ禍の中で創業してくれました。そして、教え子の障がい者施設のパン工房で、抹茶パンを試作してもらいました。

そうしたところ、着色料も添加物も使っていないのに鮮やかな緑色のフワフワのパンができあがりました。粉の抹茶と比較すると、ビヨンド抹茶を入れた抹茶パンは焼いても変色せず、1年以上たっても緑色のままです。このパンの発売から現在、約9か月たちますが、今では地域に根付いて固定客も増えました。売り上げも増え、障害者たちの工賃もアップしている、と嬉しい報告をいただきました。

そこで、この実績をもとに、もっと多くの障がい者施設のパン工房や一般のパン屋さんで、抹茶パンを作ってほしいと願い、何か所も売り込みに行きました。けれども、値段が合わない等の理由で、ほとんど断られました。

このビヨンド抹茶は、有機宇治抹茶を特許技術を応用して ペースト状に加工しているので、その加工費用と食品安全のための検査費用がかかり、どうしても費用がかさみます。

でも、たくさん売れるようになれば、値段を下げることができると思います。障がい者たちの工賃を上げるためにも、また、この美味しい抹茶パンを多くの人々に味わっていただくためにも、もっと多くパン屋さんでビヨンド抹茶を使った抹茶パン、抹茶クッキーなどの無添加の抹茶菓子を作ってほしいと思います。 

そこで、創業2周年を記念して、多くの人々にビヨンド抹茶とそれを使って作った無添加・無着色の抹茶製品を広めるために、クラウド・ファンディングをすることにしました。多くの人々に粉の抹茶ではないペースト状の宇治抹茶であるビヨンド抹茶を使ってほしいと思います。そして、無添加・無着色の安全な抹茶菓子・抹茶飲料・抹茶料理を作ってほしいと思います。

＜友人の障がい者施設で作っている抹茶クッキー＞

このプロジェクトで実現したいこと（ここからはOMGT代表が担当します。）

OMGTは、ビヨンド抹茶を開発した後に、ビヨンド抹茶を使った抹茶あんと抹茶水ようかんなどの抹茶スィーツを開発しました。それぞれの特徴をご紹介します。

１.OMGT BEYOND MATCHAで抹茶を日常茶飯事に！

抹茶にはカテキン、テアニン、ビタミン、ミネラル、葉酸など身心の健康に有用との報告がある成分が含まれています（下表参照。出所：日本食品標準成分表2020年版（八訂）全体版よりOMGT作成）。

特にOMGT BEYOND MATCHAは、粉末の抹茶よりもクロロフィルが多いことが特徴です。OMGT BEYOND MATCHAの総クロロフィル量は 100ｇ中150㎎で、ほうれん草の115.4㎎よりも多いのです（食品分析開発センターSUNATECにて2020年10月に検査）。

　ビヨンド抹茶は粉ではありません。抹茶は粉だという常識を覆したのが、OMGT BEYOND MATCAHなのです。 練り状の宇治抹茶ペーストなので、粉の抹茶のように、高価な茶筅や茶道具を使わなくてもよいのです。茶道の技術やお作法も不要です。けれども、茶筅を使ってお抹茶をたてることもできます。

＜OMGT BEYOND MATCAH は水で溶かすだけで飲めます＞

OMGT BEYOND MATCAHA　宇治抹茶ペーストは、水と抹茶粉を練り合わせたもので、粉が散ることもなく、お掃除の手間も不要です。敷居の高い茶道の抹茶をバリアフリー化した抹茶がビヨンド抹茶なのです。炭酸水やビールにもまざります。抹茶ラテにするのも簡単です。特に、ドライみかんやゆずピール、ママレードを入れるとフルーティになります。 

この新しい抹茶の飲み方を、今回のクラウドファンディングでお勧めしています。

抹茶菓子作りも抹茶料理作りも簡単で、便利です。

＜ビヨンド抹茶で抹茶ご飯も簡単に作れます＞　　＜お酢を入れても変色せず、緑色の酢飯もできます＞

玄米や納豆は苦手という人も、ビヨンド抹茶を混ぜると、食べやすくなります。

＜ビヨンド抹茶を入れると納豆が食べやすくなります＞

色々な抹茶スイーツも簡単に作れます。

２．京都抹茶餡を塗って玄米パンを美味しく、小麦依存から脱出

最近、市販のパンは、品種改良した小麦や食品添加物を使用しているものが多く、健康上あまり多食しないほうがよいという説もあります。健康に良い玄米は玄米パンとしても販売されていますが、無糖のポンせんべいかラスクのように加工したものもあります。それに、OMGTの京都抹茶餡をスプレッドとして塗るとトースト感覚で食べられます。マーガリンやバターを使わず植物性素材で作った京都抹茶餡は無添加・無着色なので安心です。

＜京都抹茶餡とフルーツをのせて＞

京都抹茶餡は、果物にもよくあいます。白砂糖を使わず甜菜糖を使っている京都抹茶餡をヨーグルトにのせてもおいしく、パンアートも楽しめます。

健康志向のOMGTは、ビヨンド抹茶をそば粉やおから・オートミール等に入れた抹茶菓子も試作しています。

＜そば粉生地に抹茶を入れ京都抹茶餡を挟んだそば粉と抹茶のハーモニー＞

３．王道京のれん（抹茶水ようかん、濃茶水ようかん、抹茶わらび餅、べじ抹茶ぷりん）

　OMGT BEYOND MATCHAは、抹茶菓子作りの際にも手間が省けて効率的だ、と100年以上の歴史のある老舗京銘菓製造会社社長に絶賛していただきました。こんな製品は初めてだと、これまで抹茶の扱いに苦労されてきた社長は、京銘菓を作ってきたその匠の技で「王道京のれん」を製造してくださいました。

この老舗和菓子工場は、これまで粉末の抹茶で抹茶和菓子を作ってきたのですが、抹茶は扱いにくく、色が黒ずむので苦労してきたそうです。そのため通常の抹茶菓子は、色粉や着色料が添加されているものがほとんどです。ところが、ビヨンド抹茶を使うと着色料などを入れなくても抹茶色を保てます。そして抹茶の風味も損なわれません。ということでビヨンド抹茶を気に入っていただき、王道京のれんが製品化できました。　

けれども、この素晴らしいビヨンド抹茶もそれを入れて作った抹茶製品も、多くの人々に使っていただかなければ、「宝の持ち腐れ」になります。常備しておくと、いつでも食べたい時に、本物の京の抹茶菓子をお召し上がりいただけます。

＜抹茶水ようかん＞　　　　　　　　　　　　　　　　　＜ 抹茶わらび餅＞

皆様のお力をお借りして、ぜひOMGT BEYOND MATCHAと京都抹茶餡、王道京のれんを広め、日本が誇る抹茶を世界の人々に味わってほしいのです。抹茶は、最澄・空海が、中国唐から持ち帰った茶種を植えたことから始まります。その後、僧侶だけでなく将軍などにもその薬効が愛好され、今に至っています。 身心の健康増進のためにも、多くの人に日常的にビヨンド抹茶を使ってほしいのです。

今、ようやくスタート地点に立ったばかりで、これから販路拡大して、無添加・無着色の抹茶菓子を多くの方に堪能していただきたいと思っています。 

プロジェクトをやろうと思った理由

OMGTのプレスリリース記事をキャンプファイヤースタッフの方に見つけていただき、もっと活動を円滑化しましょうとお声をかけていただきました。ちょうど5月が創業した月にあたりますので、合同会社OMGTにはありがたいお誘いでした。そこで、創業２年を記念してこのプロジェクトに応募しました。

これまでの活動　（ここから、再度、茶師の登場です。）

第12代喜多重左衛門は、これまでインターネットを通して、抹茶の効能を発信してきました。以前は茶業にたずわさっていたのですが、約10年前に左半身不随になり、ようやく歩けるようになったとはいえ、店の経営は困難です。そこで、抹茶の効能を実際に自分の健康回復に役立させてきた経験を、ブログなどを通じて発信しています。

茶師・喜多重左衛門のOMGTのサイト　https://www.facebook.com/kitajuzaemon

OMGT 茶師ブログ　　https://ujimatchapaste.jp/archives/category/notes/page/4

抹茶を生活習慣にしている自分自身の肝炎の完治、脳障害の緩和、ウイルス対策等の実体験を公表しています。

OMGT BEYOND MATCHA 宇治抹茶ペーストを、日本国内のみならず世界の方々にもお届けしたく、JETOR様のご協力を得て、AmazonのJAPAN  STOREを通して日米で販売開始しています。
＜播磨園茶園で草引き応援団と共に＞

資金の使い道

日本の伝統食品であり、身心を健やかに保つ抹茶を生活習慣にしていただくための動画制作やホームページ、ECサイトの充実、パッケージ素材やラベルデザインの刷新 、海外への販路拡大と国内外の商談会・展示会への出張、CAMPFIRE手数料等に使用したいと思います。

リターンについて

OMGT の製品であるBEYOND MATCHA、それを使った製品である京都抹茶餡、王道京のれん、また、それらの組み合わせを最大30％オフにします。

この機会に、OMGTの抹茶製品をご賞味いただき、その感想を口コミやSNSで発信していただけないでしょうか。金銭面でのご支援と共に情報拡散面のご協力もいただければ、力不足な我々にとって、どれほどありがたいかわかりません。ぜひ、皆様、お力添えをよろしくお願いします。

詳しくは、リターンのページをご覧ください。

実施スケジュール

６月　クラウドファンディング開始

7月　終了

8月　返礼品準備

９月　返礼品発送終了

最後に

OMGT専属茶師、喜多重左衛門は、一度、生死のはざまをさまよいました。しかし、自分の家系が代々茶業にかかわり、幕府御用茶師として宇治の歴史に残っているという、その血筋を胸にし自分を奮い立たせ、自分に何ができるのかを考え尽くしました。そして、体が動かなくても抹茶の普及ができるのではないかという希望を見つけました。その後、徹底的に抹茶の使いづらさを検討した結果が、ビヨンド抹茶なのです。

＜ビヨンド抹茶を使って作った2色のココナッツミルク抹茶豆腐、オリゴ糖につけた桜の花びら（自家製）をあしらっています＞

ここでは語り尽くせない奇跡的な遭遇から、OMGT BEYOND MATCHAの製品開発ができました。創業２周年の今、世界の人々に、有機栽培の宇治抹茶で作ったペースト状宇治抹茶、ビヨンド抹茶を本格的に広げたいと決意を新たにしています。農薬や化学肥料を使わずに、すくすく育った抹茶を多くの方々に味わってほしいと望んでいます。

最近、私は便利な電動車いすを使って生活をし、活動範囲が広がりました。世界にビヨンド抹茶を広めたいという私の夢の実現に寄り添ってくれているOMGT代表は大忙しで、てんてこ舞いしています。自分の歳を忘れて頑張っており、私よりも年上なのに元気で病気知らず、そして肌が綺麗なのは、ビヨンド抹茶を毎日飲んでいるからではないかと思います。皆様どうかよろしくご支援ください。

　OMGT：インスタhttps://www.instagram.com/omgt.2021/　　　　　　　　　　　　　　

　ホームページ：https://ujimatchapaste.jp/

＜募集方式について＞
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けしま