みなさん、こんにちは。荒木珠里です。APPワールドツアー開幕戦、アメリカでの2日間のレースが無事に終わりました。応援していただいたみなさん、ありがとうございました。
レースは2日間にわたり開催され、1日目は短い距離のテクニカルレース、2日目は長い距離、約15kmのディスタンスレースでした。
Mo Freitas(ハワイ)選手と最後のビーチのゴールゲートのランまでもつれ込み、惜しくもわずか数センチの差で競り負けてしまい、さらに5位から8位までを決めるB決勝でも6位争いで最後の最後にまたランで競り負けてしまい、テクニカルレースは全部で7位という結果になりました。僕は小さい頃からランニングをして脚を鍛えてきて走りには自信があったのですが、2回も最後のランの勝負で負けてしまい、本当に悔しかったです。まだまだ世界で戦うには自分にはパワーが足りないと実感し、これからも今まで続けてきた走りの練習をコツコツと継続し、数年後には確実にトップの選手たちを追い越したいと強く思いました。
1日目のテクニカルレースでは、準決勝では決勝進出の2位の切符をかけてこのビーチスプリントという種目では世界の第一人者と言われる2日目のディスタンスレースは、アメリカ西海岸特有の天気でものすごい霧の中、スタート地点のマリブビーチからゴール地点のサンタモニカ・ピアが全く消えず難しいレースでしたが、前回のスペインのレースの反省点を活かして今回は絶対に最後までトップ集団に食らいついていくと心に決めてスタートしました。3位でゴールすることができました。
レース中はしっかりと自分で冷静に判断してレースすることができたので自分でも満足する内容のレースにすることができました。さらに僕がAPPに選出されてから世界戦2大会連続で勝つことができなかった、アメリカで最強のダニー・チン選手、そしてSUP界のスーパースターのコナー・バクスター選手の2名を最後2kmのラストスパートで引き離し勝つことができたことは、とても嬉しかったです。
この2日間の結果を合計して、APPワールドツアー開幕戦で総合4位という結果を残すことができました。今回も世界のトップ選手たちと競うことでしか見えない僕の弱点、そしてビーチや海流、天気など日本とは違う独特な厳しい自然環境や、味わうことができない悔しさと嬉しさ。全てが貴重な経験になりました。そしてこんな経験ができたのは、お父さんのサポートと家族の応援、そしてみなさんの支援のお陰だと、心から感謝しています。本当にありがとうございます。
僕とお父さんは明日帰国します。次の大きな目標で僕たち家族が主催する「沖縄ー与論海峡縦断レース」に向けて、しっかりとコンディションを整えます。クラウドファンドのプロジェクトもようやく60%まで集まりました。何としても目標を達成して、ワールドツアーのシリーズチャンピオンを目指していきたいと思いますので、是非これからも少しでも多くの方へこのプロジェクトを拡散するご協力をよろしくお願いします。
keep paddling. 荒木珠里