クラファンの応援メッセージを頂いた、奄美大島龍郷町で1棟貸しのゲストハウスを運営するハッピーハウスのRiyomiさん。私(sawawa)とは、同級生。Riyomiさんつながりで、浜畑Twinsとも知り合いました。Riyomiさんは、幼い頃から絵を描くのが好きで、結婚当初迄は、良く描いていたそうです。結婚後、すぐに長女が誕生、翌年、長男(youuki)が生まれ、数年後に、自閉症とわかり、次男も誕生し、初めての子育てに飜弄され、絵を描くことから遠ざかりました。
12年前、友人の誘いで、当時45歳のRiyomiさんは、生まれて初めてのLA海外旅行。LAフィルの常任、ベネズエラ出身の指揮者(ベネズエラの貧困撲滅プログラム「ストーリートチルドレンに麻薬の代わりに楽器を」プロジェクト)から輩出された情熱と才能溢れる若い指揮者の演奏を聴くのが旅の目的でした。演奏は最高で、奄美に残してきた家族のことも、すっかり忘れてしまう程でした。友人から、「どうせ旅するなら、気分のあがる素敵なホテルにも泊まってみよう!」と提案があり、ビバリーヒルズエリアの洗練されたホテルのスィートに1泊しました。その部屋は、洗練された空間で陽だまりが心地よく、とてもリラックスでき、同時に、懐かしさも湧いてきて、自然と、絵を描いていたそうです。
旅を終え、奄美での毎日の暮らしに追われると、また、描く事から遠ざかりました。
近年、Twinsとのコラボ活動がキッカケとなり、また、描くようになりました。先日、描き上げた「おはよう!〜Happy Monday〜」の絵で、ようやく、「自分が何を描きたかったのか、」が、わかったそうです。
私(sawawa)の友人は、Riyomiさんの描いた、茄子の窓から「おはよう!」と顔をだしている女性の絵を見て、「奄美の女性達の心の解放だわ。古くから抑圧、蓄積してきた集合意識の感情が、台風一過とともに、スッキリ!解き放たれて、本当の自分を表現できる喜びの笑顔に感じる。」といいました。
私(sawawa)の世代(50代後半以降)の奄美の多くの女性・母親達は、夫、子供、親族、地域が、優先で、自由に、自分自身を表現する。ということは、あまりありません。むしろ、目立たぬように、控える傾向にあるため、感情を抑えがち。イマジネーションを広げて、楽しんだりする非日常体験が、とても少なくて、子孫を見守るイキガイのみで、自分の為のイキガイを想像することが難しい世代だったのだと感じました。
ココロノバリアフリーでつながると、判断や優劣なく、自由に自分自身を表現でき、自然と心が満たされていくことに、気づきました。