2022/11/28 07:00

クラファンもいよいよ本日最終日となりました。
皆様のご支援ご協力のおかげで、支援額が90%を超え、目標額達成まであともう少しです。

本日は、「はじめてのえいたんごカレンダー」開発者、認定NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所創立者・理事長でもある 小野村 哲(おのむらさとし)より、英語教材の開発に寄せる思いをお伝えします。

最後の広報に、ご協力をよろしくお願いいたします。

むすびつくば中学生英語の時間に

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 私は英語が苦手で、大学入試を失敗しまくりました。ある私大を受けた際には、国語は満点、世界史は1問しか間違っていなかったのに 補欠合格 にさえならなかったのですから、よほど出来が良くなかったのだと思います。

 日本で暮らすのに、英語は必須でしょうか? 英語はもっとも 「読み書きの困難」や「発達性ディスレクシア」 が表面化しやすい言語の1つであることが知られています。 ICTを活用して、英語以外の外国語を選択できるようにするのも方法だと思います。

 けれど、英語でつまずいて自信をなくしている子が増えてきているのは確かなようです。私自身も、決して英語は嫌いではなかったのですが、当時は「氷の上で空回りするタイヤ」のような状態を通り越して、「学習性無気力」に陥っていたように思います。

 文部科学省は相変わらず、教師を対象に行ったアンケート調査をもとに、不登校の要因は本人の「無気力」だといっています。しかしそれは結果であって、要因ではない。何が、子どもたちの気力を奪ったのかを考えなくてはいけないと思います。

  「詰め込み教育」の時代でも、中学卒業までに学ぶ単語数は「900語程度」でした。それが2012年度の学習指導要領改訂では「1200語程度」に、さらに2021年度には「1600~1800語程度」となっています。小学校に前倒しされた「600~700語」を加えると、中学卒業までに学ぶ語は「2200~2500語」にもなります。

 

    私たちは、決して英語を強制しません。
 しかし「英語の授業があると思うと、それだけで…」といった子のしんどさを少しでも軽減できるよう、できるなら楽しく学んでもらえるように、より良い教材の普及に努めたいと思います。
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