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映画『インタンジンブル~遠くて、近いもの~』自主上映&海外映画祭出品プロジェクト

知らぬ間に形のあるものだと考えてしまう「家族」について、その幻想を家族の会話からあぶりだす作品。全国各都市での自主上映、並びに海外映画祭出品のために本プロジェクトを立ち上げました。皆さまのご支援よろしくお願いいたします。

現在の支援総額

292,777

114%

目標金額は255,000円

支援者数

57

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2016/05/24に募集を開始し、 57人の支援により 292,777円の資金を集め、 2016/07/04に募集を終了しました

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映画『インタンジンブル~遠くて、近いもの~』自主上映&海外映画祭出品プロジェクト

現在の支援総額

292,777

114%達成

終了

目標金額255,000

支援者数57

このプロジェクトは、2016/05/24に募集を開始し、 57人の支援により 292,777円の資金を集め、 2016/07/04に募集を終了しました

知らぬ間に形のあるものだと考えてしまう「家族」について、その幻想を家族の会話からあぶりだす作品。全国各都市での自主上映、並びに海外映画祭出品のために本プロジェクトを立ち上げました。皆さまのご支援よろしくお願いいたします。

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■はじめに

皆さま、はじめまして。

『インタンジブル~遠くて、近いもの~』の脚本・監督を務めております
朴 基浩(ぱくきほ)と申します。はじめに、本プロジェクトをご覧頂きありがとうございます。

今回は、多くの方々のご協力により完成いたしました『インタンジブル~遠くて、近いもの~』をより多くの皆さまにご覧頂きたいと思い、本プロジェクトを立ち上げることを決めました。

■作品概要

‐この作品を通じて伝えたいこと‐

皆さまは、映画のタイトルである「インタンジブル」という英語の意味を、ご存知でしょうか。日本語に訳しますと、「目に見えない資産や財産」「ぼんやりとしたもの」と意味になります。

この映画では、その「インタンジブル」と「家族」というものを重ね合わせ、私たちが知らぬ間に形のあるものだと思っている「家族」というものを捉え直す映画になっています。

私が、この映画を通じて皆さまにお伝えしたいことは2つあります。

1つは、「家族というものに良いも悪いもない」ということです。
私たちが身を置く今の社会は、わかりやすいものや見えやすいものなどが求められ、それが良いか悪いかだけの基準で判断を下してしまっているように思います。

方法論やハウツーだけを追い求める風潮の中で、「家族」もまたそれらの対象になってしまい、決められた基準や枠組みの中で「わかりやすい家族の形」というものが作り上げられてしまうことに違和感を拭うことができません。

本来、「家族」というものは「良い悪い」という基準で判断すべき対象ではないのでは、という大きな疑問を皆さまにお渡しできればと思っています。

もう1つ私が作品を通じてお伝えしたいことは、
「役割期待によって奪われてしまう他人への想像力」ということです。
日本は世界でも有数の課題先進国と呼ばれ、経済的に裕福な国とは思えないほど社会的課題が山積しています。

私自身、前職で多くの社会的課題に出会っていくなかで、多くの社会的課題と呼ばれるものは「想像力の欠如」によって生まれているのではないかと思いました。では、「想像力の欠如」が生まれてしまうのはなぜかと考えたときに、辿り着いた一つの仮説が「役割期待」と呼ばれるキーワードでした。

「役割期待」(少し難しい言葉でごめんなさい)とは、簡単にいうと「あなたはお母さんなんだからこうじゃなきゃだめ」「君は高校生だからこうしなさい」などの、その人の肩書、立場、職業によって周りから求められることを言います。

この「役割期待」というものが、目の前の「あなた」というものを見えなくさせており、一人一人も「じぶん」ではなく「役割」に沿うように生きていく。その結果、私たちは他人への想像力を失ってしまい、それが積み重なった総体として社会的課題があると私は思っています。

「役割期待に沿うように生きていないか」ということをお考えいただければと思っております。

‐作品のあらすじ‐

東京の下町に住む栗山家は、大晦日に久々に家族全員で集まることになった。

結婚して以来家族を支えるために一生懸命に働いてきた父、その父を支えながら家族を守ってきた母、両親の期待に沿うように生きてきた兄である長男、家族の関係を良くしようと努めてきた妹の長女。楽しい時間になるつもりが、気付けばお互いが知らなかったことを知ることになり、険悪な雰囲気になっていく。


(鍋を囲む栗山家 ©Taro Karibe)

‐作品のみどころ‐

家族の会話

本作では、第一に「家族の会話」というもの大事にしようと思いました。ひとつひとつのセリフに最後までこだわり抜き、なるべく自然な流れをつくることによって、観てくださる方が映画の世界に入り込みやすい作品になっていると思います。


(母・容子と妹・朋子の会話シーン ©Hiroki Ikeda)

基本的に同じシーンでのストーリ展開

これは私自身大きな挑戦になりましたが、本作でのほぼすべてのシーンは栗山家の食卓になります。これは、何気ない食卓での家族との会話にこそ本質があると考え、そのような構成にしました。始まりと終わりでは違って見える食卓のシーンをお楽しみいただければと思います。


(家族全員で手を合わせ、会話が始まるシーン ©Hiroki Ikeda)

■きっかけと想い

 -きっかけ-

私がこの映画を撮ろうと思ったきっかけは二つあります。

1つは、何気ない食卓での家族の会話に本質があると思ったことです。私自身、自分で立ち上げた組織を退いたのち、ある家族の元でお世話になりました。

その時、「家族の会話」の中にある面白さや、家族で交わされる会話から垣間見えるそれぞれの想いの在り方に気付きしました。一見すると当たり前のことのように捉えてしまっている日常の中にこそ、「家族」というものの本質、ひいては個人として本当に大切にしたいものがあると考え、この映画を撮ろうと決めました。

もう1つのきっかけは、先にも書かせて頂いた「役割期待」にまつわるものです。

無視しようとしてもしきれないくらいの情報が入ってくる今の世の中で、あらゆる物事が「個(人)」としてではなく、社会から求められる「役割」として処理されてしまっている。そして、その現象が規模の大きさに関わらず何かしらの「暴力」を生み出していると思いました。

例えば、多くの人が目にする報道番組やワイドショーなどにおいて、有識者やコメンテーターが何かを語るときに重要視されるのが「役割期待」であり、その結果「お母さんなのに信じられない」「学生の立場でありえない」などの発言が生まれてしまっているように感じます。

目の前の「個(人)」ではなく、「役割期待」によってその人を見ようとするあり方に危うさを感じ、より多くの人が考えるきっかけを作りたいと思い、この映画を撮ることを決めました。

-この映画にかける想い-

私自身、作品としての映画を創るということ自体が初めての経験でした。一人ですべてできる訳もなく、今までご縁を頂いたすべての方にご協力頂き、この映画が完成しました。

映画を撮ろうと決めたのが2016年1月。そこから台本を書き上げ、2月には初監督作品でありながらも、60名を超える俳優の方とのご縁を頂きオーディションを実施し、3月には撮影を終えました。


(撮影前に書き上げ絵コンテ)

多くの方とのご縁を頂く中で私が大切にしていたものは、痛みが伴う作業であったとしても「家族」という、とても大きなテーマに対して、映画制作を通じて真摯に向き合う覚悟はあるかということでした。そのようなことから、技術だけではない「想い」をもった俳優さんを含むスタッフでメンバーを構成しました。

私自身、映画監督としてのキャリアは始まったばかりです。一方で、どんなに時代が変わろうとも大衆が求めてやまない映画というものに、大きな魅力と持続的な可能性を感じており、すでに次回作に向けて動いている段階です。

「無自覚であること」や「当たり前とされているもの」を捉え直し、自分自身が本当に大切にしたいものは何かを問いかけるような映画を創っていきたいと思っております。

映画監督としてはまだまだ未熟ですが、皆さまのご声援をいただければと思っております。

■キャストとスタッフ

ーキャストー


廣川真菜美(妹・栗山朋子役)
映画出演歴:「ゼブラーマン:ゼブラシティーの逆襲」「ヘルタースケルター」
他舞台を中心に多数出演。

 

関口晃弘(兄・栗山明生役)
映画出演歴:「タッチ・ミー」「恋のカレンダー2010 肉食系女子の春」「聯合艦隊司令官 山本五十六 -太平洋戦争70年目の真実-」「恋愛パラメーター」、他に舞台・テレビドラマ多数


桜龍(父・栗山裕次役)
映画出演歴: 「木更津キャッツアイ」「海猿」「ストロベリーナイト」「青木ヶ原」「寄生獣」「るろうに剣心」など他多数


神崎みどり(母・栗山容子役)
映画出演歴:「灼日」「冬の街」山梨滞在ロケ 、「古都京都」京都撮影、「悪魔の救済」「お袋の味」「レンズ(上映ユーロスペース)」「東京の夜」「自由帳」「横顔」「赤色彗星倶楽部」「天狗物語」「RED IZ」「お人形のかさ」 「つつがなく」 「(アニメ映画 )うさぎ夢みし」他

ースタッフー

池田浩基(撮影・録音・編集)
映像クリエイター。世界で活躍するブランドやプロジェクトの映像制作を手掛ける。制作を手掛けた映像の半分以上は音源も自ら制作する。心がける合い言葉は「No play, No work.」遊びがなければ仕事じゃない。

朴 基浩(脚本・編集・監督)
兵庫県出身。高校でアメリカ留学、帰国後は経済的理由により就職。その後立命館アジア太平洋大学(APU)に入学。卒業後は、若者支援のためのNPO法人を設立。在職時には、各地での講演活動、世界会議への出席、著名人との対談などを行う。初監督作品『インタンジブル』では、構想から3ヵ月で台本執筆、オーディション、撮影を終える。現在は、次回作品のためのシナリオ考案とロケハンを進めている。


■頂いた資金の使用用途

本プロジェクトで頂いた資金は二つの用途で使用させていただきます。

ひとつは、日本各都市での自主上映会開催ための費用です。より多くの人に本作を届けるためにも、自主上映会の開催が必要不可欠であり、その際必要となるイベント開催費を皆さまからご支援頂ければと思っております。

自主上映会はいまのところ、東京、神奈川、大阪、兵庫、大分の5カ所での開催を予定しております。開催日程は決まっておりませんが、7月から10月の間に開催を予定しております。自主上映会の際、ゲストを呼んだトークイベント、またはティーチインを含めた上映を予定しております。(*ティーチインとは作品上映の他に、舞台挨拶、質疑応答、懇親会を含めたものをいいます)

もうひとつは、海外の映画祭出品に伴う英語翻訳です。
本作は、日本の特徴的な事柄を作中に盛り込んでおり、日本を超えた世界の皆さまにも観ていただきたいと思っております。海外の映画祭へ出品するあたり、日本語から英語へのプロによる翻訳が必要となります。なお、現在下記の3つの海外の映画祭への出品を予定しております。

・Cineline International Film Festival(アメリカ)


・Västerås Filmfestival(スウェーデン)


・West Nordic International Film Festival(ノルウェイ)


 以上のことから、下記の金額を目標にしたいと思います。

自主上映開催に伴う会場費 \80,000
自主上映開催に伴う交通費 \80,000
英語字幕翻訳費 \80,000
campfire様への手数料 \12,750
予算合計 \252,750
目標金額 \255,000

尚、目標金額に到達しなかった場合においても、すべてのリターンは履行させて頂きます。一方で、目標金額を超えた場合は、関係者(キャストおよびスタッフ)への追加ギャランティーのお支払い、次回作への予算充当として使用させて頂きます。

■リターンについて

監督本人からのお礼メッセージ

監督本人からここには書ききれない本作への想いを綴ったお礼メッセージを
メールにてお送りさせていただきます。

自主上映会へご招待

自主上映会へご招待させていただきます。自主上映会開催時、会場へお越しいただければ無料でご入場いただけます。現在のところ、東京、神奈川、大阪、兵庫、大分の5カ所での開催を予定しておりますが、お住まい近くの地域での開催が決定した場合は別途ご連絡を差し上げます。

 
映画本編が鑑賞できる限定公開URLの送付

映画『インタンジブル~遠くて、近いもの~』の本編を観ることのできる限定公開URLを、メールにてお送りさせていただきます。こちら外部の動画共有サイトにて、本編をご覧いただけます。

 
映画本編DVDプレゼント

映画『インタンジブル~遠くて、近いもの~』の本編のDVDを郵送にてお送りさせていただきます。お持ちのパソコン・DVDプレーヤーにてご覧頂けます。

■最後に

長文を最後までお読み頂きありがとうございました。
「家族」という、私たちにとって普遍的なテーマを扱うことは非常にわくわくする一方、大きな挑戦でもありました。この映画を通じて、より多くの皆さまから本質的な問いが湧き出るきっかけになれば幸いです。ご支援のほどどうぞよろしくお願いいたします。

最新の活動報告

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  • 皆さま、長らくお待たせいたしました!関東初となる、上映会を開催いたします。 今回は、映画上映のみに留まらず、ゲストをお迎えしてのトークイベントやミニワークショップも開催いたします。少人数(15名程度)のイベントとなりますので、この機会に是非お申込みくださいませ!皆さまにお会いできることを楽しみにしております。【コラボイベント】 映画『インタンジブル~遠くて、近いもの~』×鏡明塾 映画『インタンジブル~遠くて、近いもの~』関東初となると上映会を開催いたします。初の開催は、現代版江戸私塾 鏡明塾とのコラボイベントになります。 『インタンジブル~遠くて、近いもの~』は、家族の会話に注目し、家族という幻想をあぶり出し、私たち「個」の在り方を問いかける映画です。 映画予告編:https://youtu.be/CnT09oABHn0 今回は、映画上映はもちろん、現代版江戸私塾 鏡明塾塾長である矢萩氏をお迎えして、ワークショップおよびトークイベントを盛り込んだコラボイベントを開催いたします。 皆さまのご参加お待ちしております。 ‐開催概要‐ 日時:9月25日(日)15:00 ~17:30 (14:30 開場) 場所:知窓学舎 (神奈川県横浜市西区 浅間町1-4-3 WIZARD201) 地図:https://goo.gl/maps/q1KceQ5kFdk 参加料:2,000円 (Campfireにてご支援くださった方はご招待となりますので、参加料は不要です) ‐当日の流れ‐ 14:30 開場 15:00 映画『インタンジブル~遠くて、近いもの~』上映 16:00 鏡明塾塾長 矢萩氏によるミニワークショップ(テーマ:『越境していく居場所』) 16:30 クロストーク(聞き手:矢萩邦彦氏) 17:30 終了 18:00 懇親会(希望者のみ) ‐お申込み方法‐ 下記URLよりお申込みをお願いいたします。 https://goo.gl/forms/bnhKfzR6VoTaLKvy2 ‐ゲストご紹介‐ 矢萩邦彦(やはぎくにひこ) 氏 教育・アート・ジャーナリズムの現場で「パラレルキャリア×プレイングマネージャ」として20年のキャリアを積 み、一つの専門分野では得にくい視点と技術の越境統合を目指す日本初のアルスコンビネーター(松岡正剛より拝命)。代表取締役を務める株式会社スタディオ アフタモードでは統合型学習塾『知窓学舎』の運営・講義の他、ジャーナリストやアーティストの育成・マネジメントに従事、パラリンピック公式記者としても 活動。主宰する教養の未来研究所では戦略PRコンサルタント・クリエイティブディレクターとして企業の未来戦略やブランディングを手がけている。その他、 在野の社会学・教育学研究者、ソーシャル・プロデューサー、ロックミュージシャンとしても活動している。俳号は道俠。 ‐鏡明塾とは‐ 「数寄」から生じる「教養」が交差する場としての「江戸私塾」を復活させる試み。年齢・専門性を一歳排除して、同じ場で同じテーマについて講義し、考え、意見を交わすアナーキーで自由な学習の場を目指し、全国で展開中。 ‐監督紹介‐ 朴 基浩 (ぱくきほ) 氏 映画監督、経営コンサルタント、イベントクリエイター。 立命館アジア太平洋大学(APU)卒業。卒業後に若者支援のNPO法人DxPを立ち上げ、世界会議への出席やほぼ日刊イトイ新聞のイベントなどに登壇。同法人を退職後、映画『インタンジブル~遠くて、近いもの~』を制作。語学力を生かし、現在は国内外を問わず複数のドキュメンタリープロジェクトを進めている。最近言われて嬉しい言葉は、「何屋さんなの?」。 ‐懇親会について‐ イベント終了後、懇親会を開催いたします。参加希望人数によって、内容が変更となりますので、内容につきましては開催直前にお知らせいたします。お申し込み時に懇親会参加についてお知らせくださいませ。 ‐問い合わせ‐ 映画『インタンジブル~遠くて、近いもの~』事務局 info.intangible2016@gmail.com もっと見る

  • 予告編(英語版)完成のお知らせ

    2016/07/15 16:44

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • ご支援くださったパトロンの皆さま先ほど付けで、プロジェクト目標金額に達成することができました。ひとりひとりの皆さまからご支援があったからこその達成です。本当に本当にありがとうございます。プロジェクトとしては、12日間の期間が残っておりますので、引き続きプロジェクトは継続したいと思います。目標金額達成後のご支援につきましては、本作関係者への追加ギャランティーおよび11月より予定しております次回作への制作費として充当させて頂ければと思います。重ねまして、皆さまのご支援本当にありがとうございます。朴 基浩 もっと見る

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