2023/01/19 11:43

公演関係者のからのコメントや、マームとジプシーがお世話になっている方々より応援コメントを続々といただいております。初めてマームとジプシーを知ってくださった方もいらっしゃると思いますので、コメントをいただいた方との関係性と共に活動報告にも日々紹介させていただきます。

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東岳志(フィールドレコーディングエンジニア/「Light house」サウンドスケープ・音響・「cocoon」録音)

マームとジプシーと一緒に沖縄を考えて気づく事があった。 脚本で現実の一部を抜き出すと偏った印象が現れるはずなのにシンプルなセリフと動きで、自分からその場となぜか繋がってしまうこと ずっと続いてきている事を俳優が経験したり学んだりして、そのものになろうとしている事を見た。 まさにフィールドレコーディングを俳優達が行っているように思えた。 観察するという他人としての表現ではなく、一緒にその海に飛び込んだような表現はとても愛おしく信頼できると思った。 2作品は公演中止で見れなかった方だけでなく、多くの人にこの現実や場所を見つめるマームとジプシーの作品を見ていただきたいです。 また、支援を通してこれからさきの今を見たいです。 全面で応援しています!

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東さんとは、2014年の「小指の思い出」の際に初めてご一緒しました。その後、2021年北アルプス国際芸術祭の野外ステージで上演した「Letter」、そして今回の「Light house」「cocoon」と作品の音づくりを共に考えてくださいました。

当初は2020年に「cocoon」を上演予定だったので、沖縄での東さんとの音作り作業はその時からスタートしました。海、街中、ガマ、道路や基地周辺、沖縄にどんな音があるのか、あらゆる場所に細かく耳を傾けてフィールドレコーディングをおこなってくださいました。
その後「Light house」でも、美術家の小金沢さんと再度沖縄へ向かい、北部を中心に沖縄じゅうを巡って音を集めてくださいました。帰京後のMTGで、逆に“東京にいても、こういう音に沖縄を感じる”という話になり、東京にいながらも沖縄のことを考え続けている「Light house」では、そういったことが成立するのかもしれないと、作品スタンスに通ずる重要な視点となりました。



※こちらもぜひご覧ください。

『Light house』関係者鼎談 vol.5
小金沢健人(環境演出)×東岳志(サウンドスケープ・音響)×藤田貴大

マームとジプシー『cocoon』を再訪する(QJ WEBより)
現実以上に「ほんとうのこと」に耳を傾ける【第1回前編】
音のない世界で【第1回後編】