「Alopecia STAND UP!」への温かいご支援、ご参加本当にありがとうございました。皆さんにとって、どんなイベントになったでしょうか?
私は東京の会場に行けない代わりに、本を送りました。皆さんの笑顔の横でちょこんと並ぶ私の本、それを手に取って頂く方の写真を見て、すごーく幸せな気持ちになりました。
イベントを通して出会えた皆さんとのご縁に心から感謝です。そして、クラウドファンディングのリターンに、細田美緒乃/著書『ここからの一歩』& 直筆のお手紙を選んでくださった皆さま、改めてありがとうございます。先日、全ての方への発送を完了しました!
「直筆のお手紙」に何を書くかは、正直迷いました。
「今現在、どんな生活をどんな気持ちで送られてるのだろう?」
全く想像も出来ない方が大半だったからです。
うーん‥‥ と考えつつ、久しぶりに自分の本を読み返してみました。約5 年前の自分が綴った言葉に、色々な感情が湧き起こります。
「いや~、よく頑張った!」と自分を褒めてやりたい気持ち、「沢山の人に支えてもらい、導かれてきたなぁ」と、身近な人への感謝や繋がりをしみじみ感じたり、「今の私だったら、こういう書き方はしないかも?」と未熟さを感じたり、「よし!」と自分の言葉に励まされたりもしました。
その全てが等身大の私。あの時の私だからこそ書けたものです。そして今、私はありのままの姿で生きていますが、これは生き方の一つ。「そんな生き方もアリ」と受け止めてくださると嬉しいです。
髪や見た目に特徴があったり、心にコンプレックスを抱えていたとしても、感じ方、向かう方向、歩くスピードは、1 人1 人違う。ちょっと立ち止まって休むことも、大事な充電期間。どれもこれもその人にとって必要な尊いものです。だから、どんな自分も否定しなくていい。
自分の人生は、自分が好きなように楽しみながら育てればいい!頑張って来たことは例え目に見えなくても必ず未来に繋がり、必要な時には応援者が現れる!そう感じています。
‥‥ということで、お手紙には言葉少な目ですが、「“今のあなた”というの存在を大切にしてほしい」「何があっても大丈夫!」そんな思いを綴り、封をしました。
あなたの一歩一歩が、いつか宝物になりますように・・・
文/ 美緒乃