2022/08/29 12:21

 

テアラロア3,000km縦断に向けて、現在挑戦中のクラウドファンディング。先日クラファンが成功したらやりたいことの「3つ」の内の1つについて書かせていただきましたが(記事はこちら)、今日は2つ目について書かせていただこうと思います。



それはタイトルにある通り、世界一美しい散歩道『Milford Track(ミルフォードトラック)』の写真・映像を撮影すること。



CAMPFIRE文章内でも書かせていただいていますが、ミルフォード・トラックは僕が “写真家” として「新たな人生の一歩」を歩んでいく転換点となった大切な思い出の地です。



ミルフォードトラックとはNZの南島フィヨルドランド国立公園内にある3泊4日、53.5kmのロングトレイルコース。テ・ワヒポウナムの一部として世界自然遺産に登録され、「世界一美しい散歩道」として世界中のハイカーを魅了し続けている。



ニュージーランドに渡航するまで会社員として働いていた僕は、何をやっても結果を出せず、体調不良を繰り返す日々。自分はまったく価値がない人間だと考えるようになり、そんな自分が大嫌いで、逃げるように訪れたのがニュージーランドでした。


ニュージーランドの美しい大自然や、ここに暮らし人たちの心豊かなライフスタイルに触れる中で、少しずつ「生きる希望」「自分らしさ」を取り戻すことができたわけですが、僕にとって「ニュージーランド写真家」としての原点となった場所がミルフォード・トラックでした。


まるで時空を超え、異次元に来てしまったかのような別世界。そこにはどんな言葉を使っても、どんなに優れたカメラがあっても、決して表現できないほどの美しい景色がどこまでも広がっていました。





「生きててよかった」



人生で初めて、そう心から思えた瞬間でした。



20年以上を東京という世界有数の大都市で過ごし、目まぐるしく忙しい毎日を送る中で、僕は完全に自分自身を見失っていましたが、このミルフォードトラックとの出会いによって、自分の中に眠っていた「生きる力」を取り戻すことができたように感じます。


そして僕はミルフォードトラックをきっかけに、帰国後にニュージーランド写真展を開催することを決意(ミルフォードトラックを歩いた直後に書いたFacebookでの記事がこちら)。写真家として「新たな人生の一歩」を歩んでいく転換点となり、今の活動に繋がっています。




ロングトレイルに魅了されるキッカケとなったのもミルフォードトラックであり、テアラロアのドキュメンタリー作品を作る上でもミルフォードトラックは切っても切れない存在。テアラロアを無事にゴールできたら、ミルフォード・トラックをもう一度歩き、『世界一美しい散歩道』の写真と映像を、日本の皆さんにお届けしたいと思っています。


クラウドファンディング終了まで今日を含め、残り3日となりました。このプロジェクトへの思いに共感いただけた方は、ぜひご支援・記事のシェアなど頂けたら幸いです。プロジェクトは 2,000円〜 ご支援頂けます。引き続き応援よろしくお願い致します。


2022.08.29. トミマツタクヤ