(有)川原農産のFarm sharingにご賛同いただき、ご支援・応援をくださっている皆様、いつもありがとうございます!◆本日の田んぼ◆実ってまいりました!こちら、無肥料栽培の能登ひかりです。もう、刈頃を迎えてきました。試運転も兼ね、天気とにらめっこしつつ、出動しなければと考えています。もうすぐ新米が食べられます!お楽しみに!!◆砂漠化と森林化◆昔、社会の授業の中で、大量生産するために肥料を投与しまくって、土壌が痩せて砂漠化するといった話を聞いたことがあります。でも、その時は学生。肥料も加減して使えば大丈夫だろう?だって親は肥料つかっているし。と思っていました。あれから30年余り。自分が農業の現場に入って20年余り。ファスティング農業をやり始めて7年。いつも、情報って本当の事も伝えているのに、それは別の地域だから、別の人の事だからと、あまり真剣にとらえてきませんでした。しかし、肥料を入れても農薬散布しても、収穫量は上がらない状況を15年ほど経験してきていたのです。その時言われていたのは、肥料の振り方が足らないと親父に言われ続けていました。天邪鬼な私は、経費削減の為にも無駄な肥料は使いたくないと、極力絞っていたのです。何故か、いつも同じだけ入れているのに、収穫量が多い年と少ない年があって、安定しません。たいていは、自然相手の商売だから、天候によってそんな年もあるってあきらめて納得するようにしていました。しかし、ファスティング農業をするようになって、この3年ほどは、年々収穫量が増えてきています。やっている事は、肥料を減らして農薬を減らして、できる限り稲の生長を見守る事。今年も、昨年並みの収穫量は予想できますが、昨年よりも農薬散布を削減しましたので、カメムシの被害などがどれくらいの割合で出てくるかは、収穫してみない事にはわかりません。肥料を与えなければ、まともに収穫できないというのが、一般常識になっていますが、過去の教えでは肥料を与えすぎれば砂漠化に向かうとあります。今日本中で、お米が余っているから栽培面積を減らせという動きがあります。にもかかわらず農家の手取り収益を守らねばと、各都道府県が品種改良して打ち出しているのは、多収米と言う面積当たりの収穫量が多くなる品種です。その多収米には、多めの肥料でと言うのが栽培指針として打ち出されています。つまり、、、農地に大きなダメージを与えていく行為に他なりません。コメ余りだと言いながら面積減らして収穫量を上げるという矛盾に今の農業がシフトしています。川原のやっているファスティング農業は、一見楽してズルしているかのように同業者からは見られます。しかし、川原のやっている事は、他のどの農家よりも稲を観ることに力を注いでいます。稲の変化をつかみ取って、必要なお世話をする。不必要な事はしない。ただこれだけです。やるものやってないのに、収穫量だけが上がっていくのは変に思われるかもしれません。でも何も変な事はなく、実は日本の国土と水にはそれだけの力が備わっているのです。川原が、農場主となっていただいた皆様に代わって、国土を保全し、水資源を守り、より安心安全な豊かな農産物を生産しお届けする事に、最も必要としているものは人手です。ようは、人件費です。無駄な肥料農薬を省き、必要な人件費に投じていく。それが川原のやっている事です。収益が安定して見込めなければ、雇用も安定しません。Farm sharingを行うことで、農作業が始まる前に、農場主様を集い販路と予約販売と言う形での資金調達ができれば、安定した雇用が確定します。安定した雇用から生まれるのが、安心安全な農産物になります。川原だけでなく、日本中の農家が真似できる仕組みです。皆様の、お力をお借りして、川原は皆様の為になる挑戦をし続けます!残り、1週間となりました。最後の最後まで、発信し続けます。どうぞご支援・応援のほどよろしくお願いします。1681年天和元年創業百姓一系・九代目与三郎笑顔生産法人 有限会社 川原農産代表取締役 川原應貴