2013/06/11 02:47
日曜日はライブハウスに行きました。写真は人気上昇中の「挫•人間」のステージです。この直後、ボーカルの下川くんはモッシュするクラウドの中に吸い込まれる様にダイブします。スっーと。爆音が鳴り響くなか、ライブハウスにいた全員がそっと彼を支えました。激しいけれど優しさに満ちていたその瞬間はとても美しく奇跡だと思いました。1日過ぎたいまでも鮮やかにまぶたに焼き付いています。

これが、例えば僕らが『モンケン』でやりたいことのひとつです。「作る」と「遊ぶ」が同じ熱量でうねりながら、ひとつの現場を作っていく。従来のゲーム開発にはこうしたハレの場はあまりありませんでした。

このプロジェクトでは、支援のリターンがゲーム制作への関与です。ちょっとヘンですよね。支援したのに仕事させられるのー? 

それはヘン。ヘンです。明らかにヘンなことだけど、それをヤラナイカ? と言い続けて、いま156人もの支援者がいる状態です。みんな相当ヘンだねー。それだけでぼくはだいぶいい気分。で、フォーラムの開催にあたり会場をどこにするのか検討中なんですが、当初想定していたよりは大きめの場所にしないといけなくなりました。

困ったねー。でも、こうなったらもっともっと困りたい! ギリギリの状況、様々なせめぎ合いの中でスっーと立ち上がるものは美しい。それを体験すると生きてるなーって思える。「挫•人間」のステージがもたらした幸福のヴィジョン。そんな現場を『モンケンクラブ』で提供します。

(報告者:飯田和敏)