〈冒頭〉
「明るい未来」とは、熊本市中央区河原町にある3階建ての飲食店。
お昼はベジタリアン食堂、夜はバータイムと異空間な居心地の良さを終日満喫できるお店です。
最近では、手作りキッチンカーも始動し、イベント・マルシェなど、市内を中心に熊本全域で活動しています。
世界22ヵ国以上を旅したオールラウンド・スタッフが構え、大工、スケートボード、バンド、ダンス、土木、BMXと幅広く対応しているのも特徴の1つです。
〈挨拶〉
いつも多大なるご愛情をありがとうございます。
明るい未来です。
はじめに、今の「明るい未来」というものは、これまで関わって頂いた皆さまによって作り上げられています。
その厚き御礼を想い、改めて感謝を申し上げます。
「明るい未来」を支えて頂きありがとうございます。
さて、この度「明るい未来」は、クラウドファンディングを通して、皆さまに今の「明るい未来」の現状をお伝えすると共に、次なる挑戦に向けて背中を押して頂きたく、「明るい未来」の現状報告をさせて頂こうと思っております。
スタッフ一同、職人気質なあまり、これまであまりお伝えしてこなかった「明るい未来」の内側を“明るい未来ストーリー”として綴らせて頂き、今回のファンディングへの想いをお伝えしていこうと思っております。
少し長い文となってしまい、お時間を取らせてしまうかと思いますが、現状抱く想いを全て文章にぶつけましたので、どうぞ最後まで目を通して頂けたら嬉しいです。
≪「明るい未来」ストーリー≫
ⅰ.【過去~現在】
ⅱ.【未来】
ⅰ.【【 過去~現在 】】
「明るい未来」がスタートしたのは2018年。
震災後、改めて人生において本当に大切なものは何かを考えるきっかけとなり、
「生きるとは何か。」
その漠然とした答えに真実を見つけるべく、世界一周へと旅立ちました。
そこで得た数多くの出逢い、刺激、価値観、情報、知恵。
それら全てをひっくるめ、地元熊本の地で自分たちなりに形にしていきたい。
そんな想いから「明るい未来」というBARはシャワー通りからスタートしていきました。
旅人として海外を渡り歩く中で感じたこと、それは
「人の温かみ」
それを一番強く感じることが出来た場所がBARでした。
好きだった光景は、お金持ちの人も貧乏の人も、同じテーブルで他愛もない会話をつまみに、げらげら笑いながら酒を共にしている場面。
僕たちがまず熊本で実現したかったことは、そういった人の温かみ、人の大切さを感じることが出来る場所。
「とにかく目の前の人を大切にする。」
お店として当たり前のことですが、
僕たち「明るい未来」は、そこに日々の情熱を注ぐことから始めていきました。
オープンして、気づけば3年が経とうとしていました。
「宇宙人が看板の店」
「出禁の人が最後に行きつく店」
「暗い話罰金!の店」
などなど、
当店ならではのカラーを好き好んでくれる方が徐々に増えていき、
お店がパンパンになる日が続くまでに「明るい未来」というお店は成長していきました。
そして、この先共にする仲間達が集結していきました。
お店として軌道に乗り始め、いよいよここからだ!というとき、
「コロナ」が到来しました。
生活・仕事・環境・社会・経済 と、
これまでの当たり前が当たり前ではなくなり、
今までになかった「生きてる現実味」というものを強く意識する人が増えていきました。
「生きるとは何か。」
OPENしたての頃よく口にしていた事が、まさに今必要な世の中に変わってきたと肌で感じるようになっていきました。
そして僕たちはすかさず移転準備にとりかかりました。
3か月後には、街から少し離れた河原町という場所に、3階建ての新生「明るい未来」が誕生し、僕たちは次なるテーマに向かっていきました。
場として楽しい時間を提供することは出来ました。
しかし、その前提にある僕達自身の体が楽しめない体になっていくのは本末転倒だ。
みんなで変わらず楽しんでいくためにも、その基盤作りを「食事」で維持していく必要がある。
そんな想いを元に新生「明るい未来」ではランチにベジタリアン食堂、移動販売車で自然派ポテトフライを開始しました。
新生「明るい未来」の急な路線変更から戸惑う常連さんは少なくありませんでした。
想いは分かる。健康思考も理解できる。
ただ、なぜそこまでベジタリアンという食事のスタイルを重視しているのか?
ここで、僕たち「明るい未来」の食の理念についてお伝えさせてもらいます。
まだお店を出す前、
世界各国を旅しているうちに、ある事に気付きました。
「食事は健康を維持するためのものなんだ。」
僕たちがいった先々は、チェーン店や大型スーパーがある いわゆる先進国ではなく、
その土地に根付いた文化や食の習慣がある国々が中心でした。
日本で生まれた僕たちからすれば、生きていくために食事をしている現地での光景はとても新鮮にうつりました。
同時に、僕たちが生まれながらにして「当たり前」として疑う予知もなかった「食事」に対して疑問を抱くきっかけをたくさんもらいました。
その背景を調べていくと、先進国を中心に広がる「工業型農業」「工業型畜産」というものが、今の僕たちの生活に深く密着している事を知りました。
{工業型農業について知っておきたい10の事実 / GREENPEACE}
大量生産、大量消費。
農業という表向きのクリーンな印象からは深堀りできない真実が、現在問題視されている砂漠化、食糧難、環境汚染などの大きな要因になっている事。
世界の農地の70~80%が家畜の飼料を栽培するために利用されているという事。
歴史を辿ると、消化機能の観点から、主に野菜・魚介を中心とした、発酵ベースを基本とした食事がジャパニーズスタイルである事を学びました。
ベジタリアンを謳うとよく聞かれる「お肉」についての質問に対しては、
お肉そのものに目を向けているのではなく、それがどのような経緯の元自分たちの手に渡ってきたか(畜肉なのか、そうでないのか)を重視し、自分たちの理念にそぐわなければ口にしないという選択を心がけました。
人の健康、地球の健康を保つには、きちんとしたものをきちんと頂くだけでよい。
{ゲームチェンジャー~スポーツ栄養学の真実~【予告】}
そんなシンプルさを気に入って、僕たちはベジタリアンという食事のスタイルを取り入れていこうと思いました。
「明るい未来」のベジタリアン食堂では、このような食の背景を少しでも皆さんに知ってもらう機会と、野菜・魚介を中心とした食事でも大満足する料理を提供していけるようこれからも励んでいきます。
緊急事態宣言も解除され、通常営業がようやく行える体制が整っていき、
「こんな店、熊本にあったんだ!」
と河原町近隣の方をはじめ、多くの方に「明るい未来」が認知されるようになっていきました。
世の中全体も人と人との距離が自然な状態に戻りつつあり、コロナ後の新たな人生の歩み方に兆しを感じる方が増えていきました。
そして、「明るい未来」に変化が訪れました。
「このお店、今の時代にのってるね!」
「その話サスティナブルな考え方だね!」
「これからの時代のロールモデルやね!」
主に県外から足を運んで頂いた方を中心に、このように「明るい未来」を評価される方が急増してきたのです。
「流行」
「サスティナブル」
「ロールモデル」
これまでの明るい未来には馴染みのない言葉の数々、、。
はじめは何が起きているか分からず、ただただリアクションに戸惑うばかりでした。
周りを気にせず、自分たちの信じるものをただ形にしてきたこれまでだったので、周囲や時代、流れにマッチしている初めての感覚にどこかソワソワしました。
そして、そのように評価して頂いている事実に対し、今後の自分たちの在り方に、より一層の責任を持たなければいけないという自覚が芽生えました。
「全体が良くなる為に「明るい未来」には何ができるか?」
その答えがでたと同時に、世の不安を煽る「食糧難」という言葉が僕たちの緊張をさらに引き締め、
僕たちはすかさず【農業】の準備にとりかかりました。
ⅱ.【【 未来 】】
僕たちが今から目指していくのは「本当の農業」です。
食べる為に行っていく営みが全ての生態系を回復させ、地球本来の恵みとなる作物を収穫していく。
そんな人にも地球にも優しい、1000年持続可能な「明るい未来農園」を実現していきます。
どこか地に足がついていないお話のように聞こえますが、これは今世界が注目する”協生農法”という画期的な農業で実現可能となっていきます。
協生農法とは、土地を耕さず、肥料や農薬も使用せず、多種多様な植物を混生・密生させ、生態系の営みにより食料生産を向上させる農業であり、SONY コンピュータサイエンスが論理化・研究・実践している、日本から始まった新たな考え方です。
{壊れゆく地球環境を農業から立て直す / ソニーコンピュータサイエンス研究所}
以下要点をつまんで、協生農法における特徴を紹介させてもらいます。
・生産過程で人が持ち込むのは種と苗のみ
・有機農法で使用する有機推肥や微生物資材も使わない。
・虫・植物・作物・鳥・樹木など、あらゆる生物の多様性によって作物が育つのを待つ。
・仕上がった畑の様子はまさにジャングル。原生林以上に多様な生物種が息づく森林のような状態を作りだせる、自然を超えた自然。
・ゼロベースの土地に、地球の歴史上、陸に生態系が出来上がっていったプロセスに習う。
・協生農法を行えば行うほど、より地球が蘇っていく。
・「混ぜるな」がルールの種を、何10種類もミックスしてばらまく。
・生態系をベースとした考え方により、自然農法では補いきれなかった生産性の高さを維持する事が可能。世の貧困を救う。
・気候変動に強い。
・生態系全体から実った作物は地球本来の味。これまでの野菜の概念を覆す美味しさと栄養価。
・地球外の惑星に生態系を構築する為の有効な手段として注目されている。
・生態系が完成さえすれば、何世代にも渡って食糧を確保できる農地と化す。
まさに目からうろこ。
僕たちが理想とする未来は協生農法から作り出していけると確信を覚えました。
この農法における成功事例を「明るい未来農園」で築くことができれば、
より信頼性の高い食事をお店で提供できる上に、そのやり方を皆さんにお伝えしていくことができます。
協生農法の最大の利点は、最低限、軍手とスコップさえあれば誰でも実践可能ということ。
農地を耕さない事を基本とするため、トラクターなどの重機は必要ありません。
自宅の裏庭、ビルの屋上と、原理さえ学べば高齢者から子供まで簡単に始めることができます。
生きるための食糧を自分たちで生み出し、確保していく、まさにコロナ禍以降の生き方に最適な手段を皆さんと共有していくことが現に可能となっていきます。
さらに協生農法の素晴らしい点は、
「地球が潤えば、必然的に自分たちも潤っていく」という考え方。
視点を1つ上げ、全体を意識した物事の捉え方をみんなができるようになっていけば、
今問題視されている全ての事柄は必然的に解決されていき、「協力して生きていく」という考えがベースとなった社会の実現につながっていくと思っています。
僕たちは今、その可能性に挑戦しようとしています。
そして、ここからが本題です。
現実的に「明るい未来農園」を開始していく為の土地、資格、指導者の準備は既に整っている状況にも関わらず、
その母体となる店「明るい未来」は今まさに、大きな壁にぶちあたっています。
「仕入れ価格の高騰」です。
そして、この波はこれから益々上がっていくことが既に宣告されています。
今の価格設定でも高いと思っているのに、これ以上仕入価格が高騰すれば、
メニュー全体の価格設定を大幅にあげる以外、お店を維持することは正直難しい所まできてしまいました。
もちろん僕たちはその選択を望んではいません。
誰でも気軽に通えるのが、「明るい未来」だからです。
そして、気軽に通ってもらえるお客さんの足が遠のいてしまえば、
今から始めていく「明るい未来農園」の意味も果たせなくなってしまいます。
これまではなんとか価格設定を変えずに踏ん張ってきました。
しかし、遂に判断を下さなければいけない時がきてしまいました。
今回のクラウドファンディングはそういった経緯の元皆さんにお声かけさせてもらっています。
〈皆様からの支援でどうなるか〉
皆様から頂いた支援金は以下の2つに使わせて頂きます。
①ロープライスの維持
これから益々高騰していく仕入価格を、皆様から頂いた支援金で抑えることにより、メニューの価格設定を変更することなく、お店を維持・継続していくことが可能となります。
②「明るい未来農園」の開始
①が実現可能となれば、「明るい未来農園」を予定通り今秋から開始することができるようになります。
その初期費用として、「種・苗・樹木・農業資材」の購入を、皆様から頂いた支援金で賄わせて頂こうと考えております。
先述したように、協生農法はまず、生態系をじっくり作り上げていくことから始めていくため、どうしても時間がかかってしまいます。
その為、支援金のほとんどを長い目で見たお店の維持・継続に使わせて頂き、母体となる店の基盤が固まり次第、残りを全て「明るい未来農園」に使わせて頂こうと思っています。
そして、皆様からのお力添えにより、①・②が共に実現できた時、
これからの時代、なにがあっても揺るがない、コミュニティ・モデルを形成することが可能となっていきます。
そのモデルを世界中に発信することで、世の中全体が明るい未来に向かっていくのではないか、地球が元の呼吸を取り戻していくのではないかと真剣に考えています。
これまでの常識や社会制度は今後益々顕著に崩れていき、新たな価値観、生き方がそれぞれ必ず必要になっていく時代です。
何にも依存する必要がなくなり、自分たちで一つ一つ考えて生きていく時代です。
大事なのは、「生きていくこと。」
これは今まさに全員が向き合うテーマであり、全員で向き合っていくテーマです。
一度ここで足並みをそろえ、今から始まっていく本当の「明るい未来」に向けて皆さんと着実に歩んでいきたい。
その第一歩として、今回このような形で皆様にクラウドファンディングのお声かけをさせて頂きました。
「未来」は可能性の中から創りあげられていくと信じています。
どうか「明るい未来」にご支援をお願い致します。
〈最後に〉
ここまで目を通して頂き本当にありがとうございます。
いつにも増して熱い想いをぶちまけさせてもらいました。
ひたむきさの中に洒落っけを。
どうぞ「明るい未来」を今後ともよろしくお願い致します。
7月吉日
明るい未来
スタッフ一同
Instagram:(お店)明るい未来 /(キッチンカー)いいしらせ
YouTube:明るい未来チャンネル
公式LINE:@567kiosk
〈スケジュールについて〉
✴︎2022年8月31日 - クラウドファンディング終了
✴︎2022年9月上旬 - お店・移動販売車におけるリターンの開始
✴︎2022年10月中旬 - 協生農法の開始(生態系作り)・YouTube等で、農業の活動報告開始。
✴︎2022年10月下旬- その他全てのリターンの開始。
✴︎2023年春- 種まき・苗の植え付け
✴︎2023年6月中旬- 収穫できた作物から随時お店で提供開始、収穫祭の予定
〈リターンについて〉
1000円→ 店頭にてドリンク1杯サービス!
3000円→ お礼の手紙 & オリジナルステッカーセット!
5000円→ 店頭にてドリンク2杯 & 自然派ポテトフライ(Regular Size)サービス!
5000円→ お礼の手紙 & オリジナルTシャツ1枚!
10000円→ 店頭にてドリンク4杯 & グリーンカレー2杯 & 自然派ポテトフライ(Regular Size)サービス!
10000円→ 【明るい未来会員カード】
10000円→ 「明るい未来」に無償の愛を。
30000円→ 2階貸し切りプラン【2時間飲み放題、自然派ポテトフライ(Triple Size)、メニューからお好きな食事2つ】※5人以内
30000円→ お礼の手紙 & オリジナル手拭い1枚 & オリジナルTシャツ1枚 & オリジナルステッカーセット!
50000円→ プチ・パーティープラン【2・3階 3時間貸し切り、飲み放題付き、コース料理とおつまみ】※10人以内
50000円→ YouTube【明るい未来チャンネル】協生農法を行っていく動画にスポンサー名を掲載。
100000円→ パーティープラン【一棟貸し、4時間貸し切り、飲み放題付き、コース料理とおつまみ】※20人以内
100000円→ キッチンカー出張プラン《A》【熊本県内、自然派ポテトフライ(Regular Size)25個付き】
100000円→ 「明るい未来」に無償の愛を。
300000円→ キッチンカー出張プラン《B》【熊本県内、自然派ポテトフライ(Regular Size)50個付き、飲み物25個付き】
300000円→YouTube【明るい未来チャンネル】協生農法を行っていく動画にスポンサーロゴを掲載。
500000円→ (店舗・住宅)リフォーム15万円OFFクーポン
1000000円→ 一度こちらからお伺いさせてもらいます。
※複数のリターンも選択可能です。よろしくお願い致します。
〈資金の使い道について〉
・店舗維持費: 170万円
・就農における初期費用: 80万円
・CAMPFIRE掲載手数料・決済手数料:約57万円(目標金額達成時)
・リターンの制作費・送料: 30万円(予測)
最新の活動報告
もっと見るオーナーからの一言
2022/08/24 09:15お世話になっております。「明るい未来」、オーナーの鶴田です。7月末に開始した「明るい未来」クラウドファンディングも、残す支援期間約1週間となりました。「想い」のみで集まった支援金というものの有り難みを痛感する有用な日々を、スタッフ一同送らせて頂いております。ご支援頂いた皆様、本当にありがとうございます。今回この場をお借りして、本文に記載している「農業」について、少しだけ補足をさせてもらおうと思っております。これから僕たちが挑戦していく「明るい未来農園」ですが、その農地というものは、今年2月に他界した亡き父から継承されたものでした。「赤ちゃんでも口にできる純粋な作物を作っていきたい。」と、亡くなる直前までコツコツ準備に向かっていた父の想いを引き継ぎ、息子である僕が今回このような形で実現に向けて動き出した流れとなります。「赤ちゃんでも口にできる純粋な作物」に適した農業を探求した結果、今回のクラウドファンディングのキーワードともなる"協生農法"という画期的な農法に辿り着きました。リターンとして用意させてもらっている「明るい未来会員カード」の使用用途も、この協生農法によって実現していく「明るい未来農園」と主に結びついております。本文に既述してある通り、協生農法は従来の農業に比べ、どうしても年月がかかってしまいますが、収穫された作物は、味はもちろんのこと、安全面に関しても別格なものとなることを、現時点で自信を持って皆様にお伝えすることができます。支援期間も残り1週間と迫ってきています。結果はどうであれ、「明るい未来」に寄せて頂いた皆様の "想い" "期待" を無駄にしないよう、今後も全力で取り組んでいくつもりです。どうぞ、最後まで「明るい未来」を宜しくお願い致します。(「明るい未来」オーナー / 鶴田修平) もっと見る
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