2022/09/02 17:13
知床の夕焼けを追いかけてきた。
この水平線で世界が終わっているかのような海に
帰っていった今日いちにち分の太陽を
感謝で見送る。
知床の道の駅はお洒落なカントリーロッジのようで可愛らしい雰囲気でした。
夜、オレンジ色の街灯のたもとを
キタキツネのシルエットが駆けていく。
シレトコ。澄んだいい響き。
シレトコ。こんなしずかで美しい場所が
沢山の人に騒がれた今年の春のことをおもうと
それはせつない響きにかわる…
海に手を合わせてこうべをたれる
夕焼けは波模にゆれて溶けていく。