2022/08/05 14:59

みなさん、こんにちは!
NCSクラウドファンディングチームです。

チェスオリンピアード2022は、ここまで全11試合中6試合が終了しました。
ここまでの日本チームの戦績をまとめ、ハイライトについてレポートします!

オープン:3勝3敗0ドロー
ラウンド1:ジブチ 0.0 – 4.0 日本
ラウンド2:リトアニア 2.5 - 1.5 日本
ラウンド3:日本 3.0 – 1.0 サウジアラビア
ラウンド4:パラグアイ 3.0 – 1.0 日本
ラウンド5:日本 3.0 - 1.0 オランダ領アンティル
ラウンド6:ウルグアイ 3.0 - 1.0 日本

女子:2勝3敗1ドロー
ラウンド1:日本 0.0 – 4.0 スペイン
ラウンド2:ミャンマー 1.0 - 3.0 日本
ラウンド3:日本 0.5 - 3.5 アイルランド
ラウンド4:台湾 2.5 - 1.5 日本
ラウンド5:パラオ 0.0 – 4.0 日本
ラウンド6:日本 2.0 – 2.0 フィジー

スコアについて
・各チーム4名の代表選手が4つのチェスボードに並び、同時に対局を行う。
・各ボードの結果に応じた得点の合計を競う。
・勝ちは1点、引き分けは0.5点、負けは0点。

見どころはオープンセクション第2ラウンドのリトアニア戦!
リトアニアの代表選手は全員チェスの最高位タイトルであるグランドマスターを有しており、ポイントを奪うことすら難しい強豪国でした。
第1ボードのTran選手、第3ボードのAverbukh選手が苦杯を喫して2敗。2.0-0.0で折り返します。
残る2ボードでの勝利が求められる日本は、第2ボードの小島選手、第4ボードの小林選手が粘りを見せてくれました。

まずは小林選手。得意のピースプレー(ポーン以外のピースを連携させること)で相手のキングを窮地に立たせ、その間にルークを取り逆転!
ここで相手が投了し、日本のチェス史に残る歴史的な大勝利を上げ、これで2.0−1.0。

日本の大黒柱である小島選手に大きな期待がかかる中、小島選手はエクスチェンジダウン(駒損のこと)の劣勢。
両者タイムプレッシャー(お互いが持ち時間のほとんどを使い果たし、一手ごとに加算される30秒を思考時間として手を指していくこと)の中、相手の小さな隙を小島選手が見逃しません。
相手のポーンを奪うことでパスポーン(ポーンが最後まで進みクイーンに昇格しやすい状態のこと)を作り、一気にドロー以上の攻勢に!
ルークを残して一気にポーンを進めていけば勝利も見えた展開でしたが、ルーク交換が決まってしまい万事休す。
ドローとなり、最終結果2.5−1.5で日本は強豪リトアニアに惜しくも負けてしまいました。
それでもグランドマスター相手にドローを獲得した小島選手も大活躍でした!

この大熱戦の第2ラウンドの模様は、YouTubeにアップロードされております。
とくとご覧下さい!


第7ラウンドは本日(8/5)、オープンチームがネパール(107位)、女子チームがエチオピア(113位)との対戦です。
ここから選手たちは、ノンストップで最終ラウンドまで一気に駆け抜けます。
18:30から試合開始、20:00から応援配信開始です。
引き続き日本チームへの応援よろしくお願いします!