倉敷と繊維業 そしてデニム
繊維業の町として発展した岡山県倉敷市
歴史は江戸時代にまで遡ります。
もともと岡山県の南の沿岸地帯の大部分は海でした。
江戸時代の初期に干拓を行い
陸続きとなりましたが
一帯は埋め立て地のため土壌に
塩が含まれており
米の栽培に適してはいません。
そのため綿花の栽培や交易に力を入れ、
繊維の町として栄えていきました。
明治時代に入るとヨーロッパから
輸入した機械を使い
その生産量は飛躍的に伸びていき
足袋、作業服、学生服など様々な製品を
高い品質で作り出していきました。
国産初のジーンズ
戦後になるとアメリカの文化が急速に日本に広まっていきました。
食、娯楽そしてファッション!
最初はサイズの大きい米軍の古着を縫製し直し販売していましたが
今まで培ってきた技術を生かせば国産で販売することができるのでは…と考えたのです。
そして1965年、輸入した生地を縫製し
倉敷で初めての国産ジーンズを生み出しました。
そして1973年、倉敷で日本初の国産デニム生地が開発され
生地から縫製まですべて国産のジーンズが製造可能となったのです。
倉敷では、今でも様々なのデニム製品が作り続けられています。
倉敷屋でも、主に『和』をモチーフとして、皆さまに喜んでいただける製品づくりを続けています。