晴れの国・岡山で、今年もレインボーパレードを開催したい!
私たち「ももにじ岡山」は、昨年11月28日に中国地方で初めてとなるレインボーパレード『ももたろう岡山 虹の祭典2021』を開催しました。今年はイベント名を『岡山レインボーフェスタ』に改め、10月16日(日)に実施します。昨年の経験を踏まえ、さらに充実したイベントにしていきたいと思います。みなさまのご支援をよろしくお願いします。
はじめに
私たち「ももにじ岡山」は、性的マイノリティ(LGBTQ+)をはじめ、誰もが自分らしく誇りをもって生きられる社会の実現を目指し、昨年11月28日に中国地方で初となるレインボーパレードを実施しました。イベント当日は約500人が会場に詰めかけ、約300人がレインボーフラッグやトランスフラッグなどを掲げ、岡山の街を行進しました。
地元のテレビや新聞などのメディアでも取り上げられ、岡山初にして中国地方初となったレインボーパレードは、さまざまな理由で生きづらさを感じている人たち、さまざまな差別や偏見に苦しんでいる人たちに向けて、「WE ARE ALL WITH YOU〜ひとりじゃないよ」のメッセージを届けました。
そして本年も、10月16日(日)に『岡山レインボーフェスタ2022』を開催することになり、現在、実行委員メンバーが協力して準備を進めています。
『岡山レインボーフェスタ2022』のテーマ
誰もが唯一無二の個性を持つかけがえのない存在であり、その「性の在り方」はグラデーションで多様です。自分とは異なる他者の存在を尊重し、肯定していきたい。その一方で、自分らしい在り方を自ら尊重し、肯定していきたい。そんな思いを、岡山の方言にこめて、「それで、ええんじゃっ〜It’s all good!〜」を今年のテーマにしました。
【今年のテーマ】
それで、ええんじゃっ
~It’s all good!~
たとえば
好きになるのが同性でも異性でもどんな人であっても
あるいは
必ずしも恋愛感情や性的魅力を抱かなくても
たとえば
出生時に割り当てられた性別に違和を感じても
あるいは
「男性/女性」という二つの性別にとらわれなくても
ありのままに
あるがままに
「性の在り方」はグラデーション
誇りをもって
認め合って
それで、ええんじゃ
It’s all good!
主催団体「ももにじ岡山」について
最近では、東京や大阪、札幌、福岡、名古屋といった大都市だけではなく、LGBTQ+の可視化を目的としたレインボーパレードが全国各地で開催されています。そんな流れのなかで、わが街・岡山でもパレードを実施したいという熱い思いを持つメンバーたちが、共同代表の2人を中心に寄り集まって、2019年秋に実行委員会を立ち上げました。当初は2020年秋の開催を目指しておりましたが、折からのコロナ禍で1年の延期を余儀なくされてしまいました。そんな状況ではありましたが、たくさんの方のご支援とご参加をいただいて、2021年11月28日に無事『ももたろう岡山 虹の祭典2021』を実施することができました。そしてその経験を踏まえ、今年も10月16日(日)にレインボーパレードを実施することにいたしました。
今年度からはイベント名を『岡山レインボーフェスタ』、団体名を「ももにじ岡山」にあらため、また、新たな実行委員も加わって、みなさまのご期待に添えるよう鋭意準備を進めております。
「ももにじ岡山」共同代表からのご挨拶
『ももたろう岡山 虹の祭典2021』開催の折には、非常に多くの皆さまにご支援をいただき、本当にありがとうございました‼︎
コロナ禍の厳しい状況のなか、二度の延期をしたにも関わらず、パレードには約300人もの方々にご参加いただきました。そして沿道からは、手を振っての温かい声援をいただき、岡山の街がカラフルに彩られた感動の瞬間でした。
昨年のパレード開催時には、岡山県内で同性パートナーシップ宣誓制度を実施している自治体は岡山市と総社市だけでしたが、その後、倉敷市、笠岡市、備前市、真庭市が加わり、この10月には瀬戸内市、来年度には井原市も導入予定となっています(総社市と笠岡市では、当事者の近親者も「家族」と認めるファミリーシップ制度も始まっています)。
カミングアウトの有無に関わらず、また、LGBTQ+の当事者のみならず、あらゆる人たちの生き方が認められ、暮らしやすい岡山になるように。
そして岡山の未来を担っていく子供たちが、自分らしく生き生きと育っていける街にしたいと思っています。
今年も、私たちのこの活動を継続し、パレードを開催するために、クラウドファンティングを実施しました。
是非とも皆さま、ご支援・ご協力のほど、よろしくお願い致します!
●「ももにじ岡山」共同代表
市川明美(写真左)
岡山県総社市出身、現在、岡山市在住。LGBTQのL。3人の子供を持つ。「BAR RINRINSHA(バル リンリンシャ)」経営者。「どんな人も、自分らしく、明るく、楽しく、逞しく」をモットーに啓発活動を続ける。
浅沼智也(写真右)
岡山県総社市出身。トランスジェンダー当事者として、性的マイノリティがより生きやすい社会になるよう啓発活動をしている。著書に『虹色ジャーニー』(文芸社)がある。
このプロジェクトで目指したいこと
2010年代に入った頃から、「LGBT」という言葉が日本でも少しずつ知られるようになり、2015年の渋谷区、世田谷区の「パートナーシップ宣誓制度」の導入もあって「LGBTブーム」と呼ばれ、メディアでも頻繁に取り上げられるようになりました。最近の調査では、約8割の人が「LGBT」という言葉を認知しているという結果も出ています。また、渋谷区、世田谷区から始まった自治体による「パートナーシップ宣誓制度」は全国に広がり、岡山県でも2019年の総社市を皮切りに、岡山市、倉敷市、笠岡市、真庭市、備前市で実施されており、県内人口のカバー率は72.9%にまでなっています。
その一方で、学校や職場、家族の中などにおいて、まだまだLGBTQ+当事者の存在が見えにくいという現実もあります。それは、LGBTQ+の当事者がいないからではなく、その存在を隠さなければいけない状況が社会の中に根強く残っているからなのです。特に、東京や大阪のような大都市ではなく、岡山のような「地方」においては、その傾向がより顕著です。
このような状況を少しでも変えていきたい。そんな思いから、昨年に引き続き今年も岡山でレインボーパレードを開催し、次のようなことを目指していきたいと考えています。
●岡山においても、LGBTQ+の当事者が存在し、当たり前のこととして、日々の暮らしを営んでいること。学校や職場、隣近所などで、LGBTQ+当事者もそうでない人も、この街で共に生きていること。そのことをこのパレードを通じて知ってもらい、LGBTQ+の当事者の存在が前提となる社会の実現を目指したい。
●「LGBT」「LGBTQ」という言葉はかなり知られるようになりましたが、例えば、性的指向と性自認(性同一性)とを混同していたり、パートナーシップ制度を結婚と同じものだと勘違いしていたり。LGBTQ+に関する基本的な理解がまだまだ進んでいない状況があります。それに対して、パレード等のイベントを通じて、またSNS等での発信によって、LGBTQ+に関する正確な情報を提供し、当事者の等身大の姿を伝えていきたい。
●LGBTQ+の当事者は、自身の性の在り方のマイノリティ性に気づき、それは隠さなければいけないことだと感じたときに、孤独に苛まれてしまいます。そんな当事者に向けて、「ひとりじゃないよ」「ひとりで悩み苦しまないで」という思いをこめて、昨年のテーマとしました。今年は、「それで、ええんじゃ〜It’s all good!」をテーマに掲げ、自己の存在を肯定し、他者の存在を尊重することの大切さを、パレードを通して人と人とがつながることで伝えていきたい。
●LGBTQ+を取り巻く状況を変えていくためには、マジョリティである非当事者との連帯が不可欠です。「Ally(アライ)」と呼ばれる、LGBTQ+当事者の味方・仲間として共に活動する人たちと連携し、その輪を広げていくことで、誰もが自分らしく生きていくことのできる街に変えていきたい。
イベント概要
【イベント名】『岡山レインボーフェスタ2022』
Okayama Rainbow Festa 2022
【開催日時】2022年10月16日(日)12時~16時(予定)
パレード出発:14時(予定)
【集合場所】石山公園(岡山市北区)
【パレードルート】現在調整中。
※公式ウェブやSNS(Facebook、Twitter、Instagram)でお知らせします。
【公式サイト&SNS】
★ウェブサイト:https://www.momoniji.net
★Facebook:https://www.facebook.com/2020Okayama/
★Twitter:https://twitter.com/2020okayama
★Instagram:https://www.instagram.com/momotarou.okayama.2021/
資金の使いみち
「ももにじ岡山」は非営利の任意団体です。その活動資金は、企業・団体からの協賛金、クラウドファンディングや募金・寄付などの支援金によってまかなわれています。みなさまのご支援・ご協力が、パレードの実施・存続に不可欠です。
本クラウドファンディングの支援金は、『岡山レインボーフェスタ2022』の開催運営費に使用させていただきます。
目標金額は100万円です。
資金の使いみちは以下のとおりです。
*パレード関連資材費:約15万円(横断幕・旗など)
*フロート制作費:約20万円(装飾費、レンタル費など)
*広報費:約10万円(ガイドブック、ポスター&フライヤーなど)
*会場費:約15万円(会場費、音響装置、装飾など)
*公式グッズ制作費:約25万円(Tシャツ、缶バッジ等/返礼品含む)
*返礼品の送料:約5万円
*クラウドファンディング手数料:約10万円
目標金額を上回った場合は、次年度以降の活動費とさせていただきます。
ご支援をよろしくお願いします。
今後のスケジュール
【8月】
*初旬~ クラウドファンディング開始
*上旬〜 フライヤー&ポスター 第1弾作成・配布
*下旬 パレードコース公開
*下旬 ボランティア募集開始
【9月】
*初旬 クラウドファンディング終了
*中旬 ボランティアスタッフ説明会実施
*中旬〜 フライヤー&ポスター 第2弾作成・配布
*下旬 返礼品の発送開始
*下旬 公式ガイドブック完成
【10月】
*15日(土) 関連イベント開催(検討中)
*16日(日) 『岡山レインボーフェスタ2022』開催♪
新型コロナウイルス感染症防止対策等について
●新型コロナウイルスの感染状況よって、政府や岡山県から発令される防止措置の内容に従い、場合によっては、イベントの開催延期、または中止の場合もあります。
●悪天候、地震、天災等の不測な事態によって、やむなくイベントを中止または延期する場合があります。
●イベントの中止または延期の決定は、主催団体の公式SNS等ですみやかにお知らせいたします。なお、万一イベントが中止になった場合においても、返礼品は予定通り制作し、必ずお届けいたします。
【新型コロナウイルス感染防止に関するガイドライン】
- パレード参加者は全員、マスク等の着用をお願いします。
② 参加者はソーシャルディスタンスの確保に留意し、スタッフの指示に従い、一定の距離をあけてご参加ください。
③水分補給を目的とした飲料の摂取以外での、行進隊列内での飲食はお控えください。
④国および自治体の発令する各種宣言や措置、要請、モニタリング指標に合わせて、本ガイドラインの運用を行います。
⑤当日、発熱および咳、強い倦怠感等新型コロナウイルス感染の疑いがある症状の方は、パレードへのご参加をご遠慮くださいますようお願いいたします。
リターンのご紹介
3,000円コース以上には、返礼品とともにお礼状を送付させていただきます。
【1,000円コース】
*お礼のメール
心をこめたお礼のメールを送らせていただきます。
【2,000円コース】
*ステッカー(今年のテーマビジュアル/サイズ:Φ50mm)
【3,000円コース】
*缶バッチ(今年のテーマビジュアル/サイズ:Φ32mm)
【5,000円コース】
*ステッカー(今年のテーマビジュアル/サイズ:Φ50mm)
*特製レインボー手ぬぐい(サイズ約36×90㎝)
【10,000円コース】
*ステッカー(今年のテーマビジュアル/サイズ:Φ50mm)
*缶バッチ(今年のテーマビジュアル/サイズ:Φ32mm)
*特製Tシャツ(サイズ:S/M/L/XL)
【30,000円コース】
*ステッカー(今年のテーマビジュアル/サイズ:Φ50mm)
*缶バッチ(今年のテーマビジュアル/サイズ:Φ32mm)
*特製Tシャツ(サイズ:S/M/L/XL)
*特製レインボー手ぬぐい(サイズ約36×90㎝)
●特製Tシャツ〈参考サイズ〉
*S:身幅48㎝/着丈64㎝
*M:身幅50㎝/着丈66㎝
*L:身幅52㎝/着丈68㎝
*XL:身幅54㎝/着丈70㎝
※Tシャツや手ぬぐいなどの返礼品のデザインや形状について、多少、変更になる場合もあります。また、お使いの環境(モニター、ブラウザ等)の違いにより、色の見え方が実物と若干異なる場合がございます。 予めご了承ください。
最後に
昨年11月、コロナ禍による延期も余儀なくされながら、2年越しの思いをつなぎ、岡山で初めてとなるレインボーパレードを実現することができました。
主催の「ももにじ岡山」のメンバーにとっても、県内外から集まってくれた参加者のみなさんにとっても、あの日、あの場に集い、レインボーフラッグを掲げて岡山の街を行進した体験は、高揚感に包まれた、何ものにもかえがたい瞬間だったことでしょう。
まずは大きな目標を一つ達成することができました。よちよち歩きながら、スタートを切ることができました。この歩みを止めることなく、前へ前へと進めていきたい。なぜなら、その歩みの先には、LGBTQ+の抱える社会課題を解決するための法律や制度の整備という大きな目標があるからです。その目標に向けて一歩でも近づいていくために、今年も岡山でレインボーパレードを実現させたいのです。
ぜひ、力を貸してください。
ご支援・ご協力をよろしくお願いします。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
※当プロジェクトページにおける画像や素材は、すべて使用の許諾を得たもの(当団体所有、帰属の物も含む)もしくは著作権フリーの素材等を使用条件遵守の上用いて制作しております。転載等はご遠慮ください。
最新の活動報告
もっと見る応援メッセージ(13) 高野晶さん
2022/09/11 10:22高野 晶プラウド香川 私にとって岡山はお隣の馴染みのある県ですが。昨年の岡山初のレインボーパレード「ももにじ岡山」で、岡山の街中の大通りを(!)日本中から集まってきた人たちと一緒に歩いたことは、初めてで貴重な経験になりました。今の日本で生きているLGBTQは、きっとみんな同じ「思い」を抱えて生きています。その「思い」が自然に、パレードでの連帯感や安心感を生み出します。あの清々しさや、明るく楽しいエネルギーは、一緒に歩いてみないと分からないものです。今年も、その「感動」をたくさんの人たちに感じて欲しい。昨年はパレードでスタッフとしてがんばっている人たちの姿も見ました。レインボーパレードを開催することは、たくさんの人たちの力がないと出来ない大変なことですが。その分、大きな「感動」も得られるからこそ、こうしてパレードを続けていけるのだと思います。今年もまた、岡山でたくさんの人たちの「感動」を生み、みんなの「思い」が岡山の街中に届きますように。 もっと見る
共同代表からのメッセージ(2)市川明美さん
2022/09/10 04:17昨年、岡山初のパレードが無事終わった感動の余韻の中、公園のゴミを拾いながら考えていたのは次のパレードのことでしたwそして2022年、新しい実行委員メンバーを迎え、みんなで考えたテーマ「それで、ええんじゃっ〜It’s all good!〜」を掲げ、10月16日に2回目のパレードを開催します。今年は岡山らしさを取り入れようと岡山弁にしたのですが、「それで、ええんじゃっ」ってなんともステキな魔法の言葉みたいだな〜と思っています。LGBTQのみならず、今の社会が生きにくいと感じている人も、学校に行きづらいと感じている子どもたちも、みんな毎日頑張って生きている。人と違ったって、周りと違ったって、「それで、ええんじゃ〜it’s all good!〜」自分が自分を認めて、他者も受け止めて、お互いを支え合って生きていきたい。そんな思いを込めています。今年もたくさんの皆様の応援があってパレードが成り立っています。本当に感謝しております。実行委員会全員、最後まで頑張りますので、どうぞよろしくお願い致します! もっと見る
実行委員からのメッセージ(7)れいじさん
2022/09/09 14:25はじめまして。ももにじパレード実行委員になった「れいじ」です。前回の「ももにじ」もとても応援していましたが、今回自分が実行委員になれると思っておらず、大変ドキドキしています。岡山、いや日本でLGBTへの理解が深まってくれることを祈りつつ、「ももにじ」が成功するようにクラウドファンディング、2回目の「ももにじ」を応援します。 もっと見る
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