こんにちは、認定NPO法人アクセスの野田さよです。だんだんと秋らしくなってきましたね、皆さまいかがおすごしでしょうか。さて、今日は私たちが今何より力を入れて取り組んでいる「子どもの権利クラウドファンディング」についてお伝えさせてください。・・・私のある友人は、幼い頃から毎日、暴言や暴力を受けていました。彼女の家庭は「子どもの権利を尊重する」という感覚が一切ない家庭でした。その影響で、彼女は不眠、自律神経失調症、うつ、頭痛、眩暈など、心身のさまざまな不調に悩まされるようになり、親元を離れてからもずいぶん苦労しました。同じような経験をしてきた友人がフィリピンにも日本にもいます。・・・驚きの研究結果があります。1990年代にアメリカで始まった研究によると、「虐待やネグレクト、近親者間暴力などといった子ども時代の辛い経験の種類がより多い人ほど、大人になってから、心臓病や糖尿病、薬物乱用、自殺念慮、失業や貧困などに苦しむ可能性が高くなる」ということが明らかになっています。貧困は更にそれを追い討ちをかけます。経済状態の悪い家庭ほど、保護者に気持ちの余裕がなくなり、虐待などの権利侵害が起こりやすくなると言われています。・・・私が今、必死で「子どもの権利クラウドファンディング」をやっている理由は、これです。子ども時代の辛い経験が、10年20年とその人の人生を苦しめ続けている。そんな友人知人が、私には何人もいる。この現実にちゃんと向き合いたい。同じ辛さを、これ以上子どもたちに経験させないために私にできることをしたいのです。・・・私はこの20年間、フィリピンの貧困問題に取り組む中で、「教育支援と仕事づくりが最も大事」だと考えて、アクセスの活動を懸命にがんばってきました。でも今は、教育と仕事だけでは足りない、と感じています。学び続けたり働き続けたりするためには、心身の健康が必要です。でも、子どもの権利侵害がある家庭では、子どもは心身を病んでしまう。そして権利侵害を受けて育った子どもたちは、大人になってからもその不調に苦しめられ続けるのです。私は、アクセスでの活動経験と友人たちの経験とを重ね合わせ、「子どもの権利を伝え、権利に基づく子育てをする大人を増やさなければならい」と強く思うようになりました。今取り組んでいるクラウドファンディングは、まさにそのためのものです。残り13日、今の達成率は40%です。もちろん目標額を達成したい!でもその前にまず、子どもの権利を知ること、子どもの権利に基づく子育てや対話を実践することが、いかに大事かを多くの人に知って欲しい。そう思ってがんばっています。このメッセージを読んで、もし少しでも心が動いたなら、ぜひ寄付やシェアで応援してください。▼クラウドファンディング挑戦中!【11月26日(火)23:59まで】https://for-good.net/project/1001101貧困層の子どもたちへの支援は、教育だけでは不十分だったと気付いた私たち。子どもを守る最強の盾は「教育×子どもの権利」と確信し、今年も640人全員に子どもの権利ワークショップ&セミナーを届けます!認定NPO法人アクセス理事長 野田さよ▼この投稿いいな!と思ったらどうか一言を添えてSNSで拡散してください!#子どもの権利#生きる力にアクセス#認定NPO法人アクセスhttps://www.instagram.com/access_japanhttps://www.facebook.com/accessPhilippineshttps://twitter.com/access_tour▼イベントにも是非ご参加ください♪今しか聴けないお話をギュッと凝縮。参加費無料で、アーカイブ視聴もできますので、ぜひお気軽にお申込み下さい。<イベント1>大阪大学の三谷はるよ先生と考える子ども時代の辛い体験は一生を左右する?!日本とフィリピンで、私たちに今できることhttps://ace-access.peatix.com<イベント2>NGO現地スタッフに聞く!「子どもの権利」が変える大人と子どもの関係https://peatix.com/event/4184978/view
子ども の付いた活動報告
高校生クラウドファンディングにご協力くださった皆さまへこんにちは、認定NPO法人アクセスの理事長・野田さよです。2023年初旬には、高校生・松田侑奈さんとアクセス協働のクラファンで、子どもたちへの教育支援を実現させていただき、どうもありがとうございました!松田侑奈さんの声掛けに多くの皆さんが応えてくださったおかげで、私たちは2022年度、320人の子どもたちに基礎教育と子どもの権利を届けることができました。フィリピンの子どもたちは「自分たちにはこんな権利があるとわかってきた」、保護者からは「権利を守るために、できることから行動していこうと思う」といった声が届いています。さて、今日は皆さまに2023年最後のお願いをしたく、メッセージを書いています。今アクセスは「子どもサポーター募集キャンペーン」を実施中です。12月末日までにあと7人のサポーターを見つけ、中高生7人の就学を確実なものとしたいと思っています。・なぜ中高生サポートが必要か?・子どもたちや保護者はどんな想いでいるのか?・アクセスが教育支援を大事だと思う理由は…そんなことを3分にまとめた動画をお送りします。年末のお忙しい時期かと思いますが、ちょっとした隙間時間に見ていただけたらうれしいです!そして興味のありそうな方へのシェアも、大きな力になります。【あと3日で7人に教育のチャンスを】子どもサポーター募集中!フィリピンとつながる、顔の見える教育支援▼お申込みはこちらからhttps://access-jp.org/scholarshipもう少し詳しく知りたい方は・・・▼動画【NGO代表と語る!】子どもサポーターになってみた!本音トークhttps://www.youtube.com/live/7WEEIiK44Rc?si=Ll0k3nInfp8W7WKa▼現地スタッフに聞いた!子どもたちはどんな反応をするの?https://youtu.be/Zm3T5U2MKOQ?si=CT7UwDUmx8TO3JbV2023年も、大きなインパクトをフィリピンに届けられたこと、本当にうれしく思っています。応援、ありがとうございました。2024年もどうか、引き続きアクセスの挑戦を見守っていてください。皆さまが穏やかな気持ちで新年を迎えられますように。認定NPO法人アクセス理事長 野田さよ