運命の出会い
クラファンのサイトでも話しましたが、2年間物件を探し続けて、ようやく見つけることができました。瓦屋さんとして活用していた倉庫でしたが、ちょうどタイミングよく貸し出す情報を聞きつけたので、すぐに契約にいたりました。
最初の状態は、外壁が3面しかなくコの字型の倉庫でした。そのため、店舗として活用するために、外壁を一面増改築することに。この時は、「こんなところでボルダリングジムができるの?」というのが正直な感想でした。
地元の建築会社に相談
前の職場の紹介で店舗から歩いてすぐにある、南澤建設という会社を紹介していただきました。打合せ当日、南澤建設の富澤さん・美獅真【みしま】大工の須田さんを交え、実際に現場を見てもらいました。「こんな感じの外壁にしたいのですが…。」と自分のイメージを伝えると「やってみましょう!」という返答が返ってきました。
愛を込めて掃除
せっかく素敵な外壁が完成したので、「中も清潔にしたい!」という想いが自然に芽生え、いざ!倉庫の掃除開始!その期間、なんと2週間!暑さ・匂い・汚れとの闘いの日々でした。
ボルダリング壁が施工される前にきれいにしたかったので、倉庫の大掃除を開始。外壁がなかった分、砂埃や虫の死骸、鳥の巣などがたくさん。とにかく居心地の良い空間にするために掃除をします。まずは、窓とドアの清掃。サッシの部分やガラスをブラシを使って磨きます。
窓を外して、水で汚れを流し、ひたすらブラシとスポンジで擦ります。12ヶ所あるので、合計で24枚のガラスを洗ったことになります。低いところはいいのですが、高いところにある窓を外すのがとても大変でした。窓は重いし、高いし、窓をサッシにはめるのが大変だしで…。
暑さとの闘い 天井掃除!
次に天井の清掃です。倉庫のような建築物にはH鋼やCチャンネルと呼ばれる材料が使われています。そこにはホコリや鳥の巣、フンがついていたり、内部に入っていたりするので、ブロアーや集塵機を使って取り除き、消毒液をまきながら拭き掃除。外は30度近くなっていたので、天井付近はさらに暑くて、何度か倒れそうでした。 天井から落ちたゴミや砂埃などで、コンクリート床が汚れたので綺麗にします。水を撒いて泥水を集めて、乾燥させ、集塵機で吸い取ります。掃除をしたのですが、納得いく清掃ができなかったので、次の日に2回目の清掃。ケルヒアを使って、高圧洗浄!汚れが浮き出て、綺麗になっていきます。モップを使って汚れを拭いたり、集めたりして、集塵機で吸い取り終了。綺麗になりました!
おわりに
内壁も板を張るし、ボルダリング壁ができるので、汚れは見えなくなります。「そこまでやる必要あるの?」という意見もあるかと思いますが、「見えないところほど大切」と自分は思っています。見えないかもしれないけど、後々になって「なんか変な匂いがする。」「なんか汚れているね」と問題が発生してくると思います。
瓦屋からボルダリングジムに生まれ変わるのだから、「きっと、みんな驚くぞ…!」そんな気持ちで掃除をさせていただきました。オープンした時は、そんなところも気にしながら遊びに来ていただけると嬉しいです。