2016/06/02 23:59
<晴れの日も雨の日も、前を向いて歩いていこう>

こんにちは。監督の野副安友子です。

今日は快晴で25°くらいで、すごしやすい1日。
今日は、主演の安東明香(あんどうさやか/DJ SATAN/さーたん)の誕生日です。この気持ちよすぎる天気に、彼女の普段の行いの良さを感じます。

彼女はとても、タフです。
銀座でホステスとして週5働き、土日や平日昼間もお客様とのお付き合い。その合間をぬって、DJしたり、友達のイベントに顔を出したり。さらに最近は映画に出たり、知人の会社の事務までしている、、。

彼女と出会ったのは2年前の6月の終わり。私が28歳の誕生日を迎える直前で、彼女が25歳になった直後でした。その時、まだ彼女はDJをはじめてなくて、ホステスでお金を貯めて、語学留学したり、どこにもどどまらない根無し草、自由奔放な女という印象。

その1年後、大きなクラブでDJするとメールが来て、見に行って再会。
仲間を想い、仲間に想われる姿。脳みそトロピカルと言われ、そのままの彼女が愛される様子。自分の居場所をしっかりと持った彼女に、私はひどく感動したのでした。

昨晩も誕生日になった直後の0:30から渋谷のRloungeでDJしてた彼女。私は気絶していて行きそびれる、という失態を犯しましたが、大好きなお師匠さんや仲間に祝福されて幸せだった様子。

さーたん、DJはじめて、本当によかったね。


一方、すっかり眠ってしまっていた私。
今朝、目覚めて久しぶりにつけたラジオ。
そこでは好きな短編映画祭の開始のニュース。
と、共に、誕生日の自殺率は1.5倍になるというニュース。
誕生日を期待通りに過ごせなかった時に、人は絶望感が高まるのだと。

この「BONSAI-Sound heart-」は、主人公の響が誕生日にフラれるところから始まります。響は、絶望の淵に立たされますが、友達や心と、そこからつながる仲間によって、前に進む力を得ていきます。

人はひとりでは生きていけない....悲しいことばかりは続かない.............

当たり前のことだけど、悲しみの底では見失いがちなことを、この映画で見た人の潜在意識に入れたい。いざという時、なるべく早く立ち直れるように...そんな効能のある映画にしたい、しよう。と、偶然だけど、偶然と思えない今朝のニュースに決意を新たにした2016年6月2日。さーたん、お誕生日おめでとう。あなたがこの2年3年をどう過ごすのか楽しみです。楽しいことも悲しいことも悔しいことも分かちあっていこう。いつもありがとう。これからもよろしく。