こんにちは。NEWSONGというアートzineを作っている蜂谷翔子です。この度NEWSONGセカンドイシューを制作し、無事完成させることができました。2020年に前々から興味のあったzineを作ってみようと思い立ち、日頃からインスピレーションを与えてくれる国内外の友人・知人たちを誘い、2021年9月に、"we are here"(私たちはここにいる)というテーマで、(クラウドファンディングをサポートしてくれた方々の力も合わさって)約150ページのアートzineを300冊作ることができました。2冊目の今回は"somewhere else"というテーマで制作し、214ページ、フルカラー(A5サイズ)の充実した冊子になりました。このクラウドファンディングのプロジェクトを通じてNEWSONGを予約購入(プレオーダー)することで、印刷・製本をサポートしつつ、手に取って楽しんでいただけると幸いです。よろしくお願いいたします。
NEWSONGセカンドイシュー参加者:Robert Khasho/ Brian Boelen/ 大島托:Taku Oshima/
平敷萌子:Heshiki Moeko/ 半澤環:Tamaki Hanzawa/ 吉田千尋:Chihiro Yoshida/ 蔵原実花子:Mikako Kurahara内田涼:Ryo Uchida/ Jenni Simms/ 蜂谷翔子:Shoko Hachiya/ Heavydreamr/
根橋孝と平面図:Takashi Nebashi/ Dominick Gray/ 赤木楠平:Nampei Akaki/ 小川てつオ:Tetsuo Ogawa/
山本恭子:Kyoko Yamamoto/ 蜂谷翔音:Shoto Hachiya/ JT Rhoades/ Tyler Daughn/ Shannon Stjohn/
Lee Wilder/ 須藤崇:Takashi Sudo
セカンドイシュー作品掲載者紹介
Robert Khasho
オレゴン州ポートランドにずっと住んでいるパレスチナ系アメリカ人で、今回の表紙を飾ってくれたアーティスト。私が会った時は一時的にサンディエゴに住んでいた時期。昔からコラージュ作品が冴えている。子どもの頃から交換留学プログラムで日本に行っていた友達の影響もあり、日本文化に興味あり。ファッションを10年間勉強し、現在は地下のベースメントアパートに、2匹の猫と暮らしている。この2匹は生まれてから片時もお互いから離れたことがない。全てのアートを愛している。中でも特にクラフトマンシップを愛している。現在は心理学と手術の技術の勉強中。放火、気候変動、セーフティー、ユング心理学、書くこと、読むこと、などが興味関心トピック。料理の腕もなかなか。
Brian Boelen
放浪を続けるオランダ人。友人のロイになぜ写真を撮るのか聞かれた。本当のことを言えば、マクドナルドでWi-Fiを使いたいからだ。行くのにバスの運賃を払いたくない。遠い時は、どこかで一晩明かす時もある。インフラの写真を撮るのが好きだ。単純に人間の干渉の形跡というだけじゃなくて、社会や産業が未来においてどんな風に発達し簡略化されるかのサインでもあるような気がする。この巨大な壁と、鴨やアヒル達はどんな風に関わるのだろうか?という質問を自分にすることもある。アムステルダムでは、成功したとは言い難いけれど、写真の勉強をしていた。僕のアカデミーのマントラは『スペース・ボールズ』という風刺映画からきていた。"Use the Schwartz"。この間、食べながら歩いていた時、ソビエトの通気孔の中に小さな猫を見つけた。こういうのは、僕が実践していることの利益だ。以前僕のメンターだったガブラーさんに感謝します。
大島托・平敷萌子・半澤環・吉田千尋
タトゥーアーティストの大島托さんとハジチ会の3人は、明治政府に禁止され一度途絶えてしまった琉球古来の刺青習俗ハジチを現代の人々に彫ることで蘇らせ、伝統の炎を燃やし続けている。伝統とは灰を崇めることではない!ハジチについて4人のミニエッセイと写真を掲載しています。
蔵原実花子
大阪府出身。2018年、石垣島に短期移住。その後は東京から通い、自衛隊ミサイル基地建設が進められる平得大俣と周辺地域について、ルポやドキュメンタリーを制作。現在も、この地域への配備計画の賛否を問う住民投票の実施を求め、声を上げる人たちの姿を記録している。
内田涼
NEWSONGファーストイシューの表紙を飾ってくれたアーティスト。美術作家。絵具の垂れや滲みによって生じた形を起点に構築していく絵画作品を中心に制作を行う。偶然性や他者性といった不確定要素を取り込みながら、形態に宿るイメージの解体や再構成を目指す。2018年より東京のはずれにあるつつじヶ丘アトリエを拠点に活動中。
Jenni Simms
自然界に受け継がれている謎と、その中での人間の位置をランドスケープの油絵を通じて観察することが彼女のアートと深く関連している。作品にはかすかに得体の知れない雰囲気や魅惑的な雰囲気が宿っていることもしばしば。アリゾナ州トゥーソンの生まれだが、スタジオアートを大学と大学院で学ぶために人生のほとんどをカリフォルニア州サンディエゴとロスアンジェルスで過ごす。2009年にカリフォルニア州オーシャンビーチでユースのための非営利のアートスクールを共同設立。最近アートスクールはテキサス州のダラスに移転。
蜂谷翔子
NEWSONGの編集長。今回は「すべてについてのベストとワースト」と「嘉徳浜」という2つのエッセイを絵画と写真と共に掲載。ジャーナリズムにアートを生かそうとしていた時期もあるが、今は活動の中心を文章や写真や絵画や冊子を含む複数の媒体を使ったアートにし、より自由なアートの中に伝えたい現代の物語やジャーナリズムの手法や知識を持ち込んでみたり、より純粋に形や色やイメージを楽しんだりしながら色々と試みている。刺激を与えてくれる友人・知人アーティスト達とNEWSONGを作ることを通じて新しい領域に進めていると感じることもあり、色々と楽しんでいます。
カリフォルニア州サンディエゴのアーティスト。自然や身体の中に夢、穏やかさ、平和、自由、宇宙の現実を見出し、反抗心や知識をふんだんに含んだ作品が多く魅力的。環境の破壊を続ける現代の世界において、地球と調和して生きてきた先住民の権利や生き方に対する想いや意識もある、コンシャスなアーティスト。
根橋孝と平面図
こんちは平面図です。平面図は平面図なので平面な作品を作っています。インスタレーションは、、ん、、あんまりやったこと無いな。パフォーマンスは、、、あんまり得意じゃないな、嫌いじゃないけど。でも平面の中に夢を見る人は沢山いると思うんだ。そして平面図もその中の1人という事かな。そんな理由で平面図と名乗って絵を描いています。
Dominick Gray
アメリカ人ドラマー、作曲家。映画と音楽とライブプロダクションに対して持っている興味をかけ合わせ、独自のマルチメディアを作り上げるオーディオビジュアルプロジェクト、Telesonic9000をリードしている。ドイツのベルリンで活動していた頃の最も顕著なバンドはレフトフィールドポップバンドのAlright Gandhi。これらのプロジェクトを通じて、様々な国々で演奏活動をし、4大陸を回った。
赤木楠平
77年生まれ ヘビ年 幼少期をサウジアラビア、シンガポール 日本大学芸術学部写真学科卒業後、渡英 写真たる表現を追求し続けている。
1970年生。東京在住。小さい頃はコンクリート工場の廃材や川原で遊ぶ。学校は嫌いだった。高校卒業後はアートに身を投じる。2003年から公園のテント村で生活する。
エッセイ「生きる技術を身につける うちうごはん考」を掲載。アートとは、生きるための技術でもあるかもしれない。311や戦争、普段身の回りにあるものの喜ばしくない生産プロセスなど、時代に翻弄されながら考え、生き、試し、身につけた暮らしに生かせるレシピや哲学など。
千葉県出身、沖縄県在住の写真家・映像クリエイター。近年では、水や自然の美しさをコンセプトにした「minamo」という写真作品集や、MeisoとAuto&mstのコラボ曲「Hang Loose」のMVなどを手がける。また日本国内で外国人向けのツアープランナーをしており、地球の歩き方から書籍「今こそ学びたい日本のこと」を出版するなど幅広く活動中。
カリフォルニア州サンディエゴのオーシャンサイドのフォトグラファー。今回はオーシャンサイドのLow Riderシーンの写真を数多く掲載。スケートボードのシーンを撮り始めたことが写真の最初だったけれど、撮影対象は多岐にわたる。
カリフォルニア州サンディエゴのミュージシャン。今回はベルリン旅行についての短編小説を掲載。
Shannon StJohn
子どもが小さいから最近はあまり音楽をやる時間もない。ギターを持てば、いつの間にか子どもにとられてしまって、子どもたちが演奏し出すんだけど、それもなかなか楽しい。そんなわけで、今回作った曲は、夜中に作った曲。ニューヨークシティでマニックな事態を体験しながらも、両親に助けを求めることを拒んでいる友人についての曲。曲は紙面からリンクしているQRコードをスキャンすると聞けます。
Lee Wilder
ミュージシャン。今回はコラージュ作品を掲載。
須藤崇
1975東京産まれ
1995年鉄を使った造形を始める
2010年から独立 Paco IronWorksがスタート
鉄を使ったインテリア、小物、店舗など
製作
現在イラスト、アクリル、スプレーなどを使って鉄以外の可能性も模索している。
自身の室内スペースではD.I.Y skate スポットも製作中
NEWSONG以前にジャーナリストとして活動していた時期からの流れや、それよりもっと前からの表現や考え方についての総合的な自分の傾向のようなものを持ち出して、ファーストイシューでは「私たちはここにいる」というテーマを選び、意識的に様々なマイノリティーや社会的に難しい立場に置かれているアーティストに参加してもらいました。セカンドでは、「どこか別の場所」とテーマの抽象度を上げながら、自分の中にある芯や流れ、参加してくれた方々の生きている世界、表現、伝えようとしていること、抱えている葛藤や、現実の世界のことと自分なりに向き合いながら編集をしました。ページの中で個性的な人々のコラージュ、写真、絵画、エッセイ、音楽など、様々な表現(それから広告コーナーも要注目!)が響き合っていて、鮮やかで楽しく刺激的な一冊になっています。
パンデミック以前から私は以前住んでいたサンディエゴ地元のアートや音楽やクリエイティブな活動、政治・社会についての日々の会話や議論やパーティーなんかを通じて最も強烈なインスピレーションを日常的に与えてくれていた友人たちを恋しく想い、慢性的逆ホームシック状態が続いていたのですが、NEWSONGを作るという行為のおかげで会えない友人達と制作できる機会ができた上、そのつもりでいればいずれ日本のアート友達とアメリカなど海外のアート友達とでいつかパーティーをできる日が来るかもしれないと気づき、新たな楽しそうな未来のシーンも少し見えてきました。テーマなどまだ決めていませんが、3冊目も作ります〜!
資金の使い道
印刷・製本と郵送にかかるお金、それからクラウドファンディングの手数料の支払いに使います。
リターンについて
リターンにはNEWSONG セカンドイシュー「SOMEWHERE ELSE」を贈らせていただきます。
(冊子はA5サイズ、214ページです)
参加アーティストの作品などもリターンとしてゲットするチャンスです。家や仕事場にアートがあるのはとても素敵なことですよ。
実施スケジュール
9月いっぱいで予約販売(クラウドファンディング)を終了し、資金が10月末に振り込まれるので、リターンの発送は11月の半ば頃になる予定です。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
最新の活動報告
もっと見るいよいよ本日23:59まで!
2022/09/30 10:28おはようございます。期間が1ヶ月もない駆け足しのクラウドファンディングですが、いよいよプロジェクト最終日となりました。現在94名もの方から支援をしていただき、達成率80%を超えました。本当にありがとうございます。今日の23:59まで、よろしくお願いいたします。蜂谷 もっと見る
コメント
もっと見る