クラウドファンディングをする際、「リターンの設定」というのは一つの悩みどころです。
私は一つの仮説を立てていました。
「チョコは不要だけれどこのプロジェクトを支援したい」というパトロンさんがいるかもしれない・・。
というものです。自分で食べきれない、好きではない、手元に送ってほしくないなどの理由で。
「チョコは食べないんだ」という友人の一言がきっかけでした。
そこで、パトロンのお手元にチョコレートを届ける代わりに、東大阪市の社会福祉法人・ひびき福祉会のみなさんに届けするというリターンを作りました。
パトロン一人につき、ひびき福祉会に2キロのチョコをお届けするというリターンです。
「このリターンを選ぶ人は果たしているだろうか・・」と思っていました。仕組みがややこしいかな?とも感じていたのです。
しかし、いざ蓋をあけてみると嬉しいことに9人の方がこれを選んでくださっていました。
18キロのチョコをひびきさんに届けられます!!
※文美月が経営するヘアアクセサリー会社リトルムーンは、ヘアアクセサリーを一万点以上扱っていて、あらゆる種類のお仕事が日々生まれています。
2013年から、障がい者と社会の架け橋事業をされているNPO法人トゥギャザーさんに協力をお願いし、ひびきさんに一部のヘアアクセの袋詰めやシール貼り、箱の組み立てをしていただいています。
(上記画像は5000個のパッケージ納品の様子)
そこで、チョコを手元に送らなくていい方のチョコを、ひびきさんにお届けしようと思ったわけです。
今まで関わりのない社会福祉施設を探すこともできましたが、やはり具体的で明確な行動をパトロンのみなさんに示すほうが、リターンとして選んでくださる方の気持ちをそのまま届けられると思い、ひびきさんにしました。
箱を折ったり、分けたり、詰めたり、留めたり、縫ったり、声をかけ合ったり。そんな関係性がある方たちと、向き合いたいと思っているからです。
今日はちょうどトゥギャザーさんと、ひびきさんにお願いする新しい作業の打ち合わせでした。
クラウドファンディングの報告とチョコを届けに行く日程調整も、あわせて行いました。
ひびきさんに訪問できる日が来たら、また報告しますね。
フードロスを減らすことで、カンボジアの子供たちへの支援、NPO法人トゥギャザーさん、ひびき福祉会さんの笑顔につながっていけばいいな、そう感じています。
一緒に幸せになりたい仲間が多すぎて、もしや物事をややこしくしているだろうか・・と時々悩む、欲張りな文美月なのでした・・(笑)