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ソマリア2022大干ばつ 緊急支援プロジェクト(アクセプト・インターナショナル)

ウクライナ危機がもたらす新たな緊急事態を防ぐ。26万人が亡くなった“大飢饉”を繰り返さないために。遠く離れたアフリカのソマリアで約10 年ぶりの飢饉が発生しようとしています。 命の危険に瀕する人々を守る緊急支援のため、皆様の力をお貸しください。NPO法人アクセプト・インターナショナル

現在の支援総額

3,000

0%

目標金額は1,000,000円

支援者数

1

募集終了まで残り

終了

このプロジェクトは、2022/08/23に募集を開始し、 1人の支援により 3,000円の資金を集め、 2022/10/30に募集を終了しました

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現在の支援総額

3,000

0%達成

終了

目標金額1,000,000

支援者数1

このプロジェクトは、2022/08/23に募集を開始し、 1人の支援により 3,000円の資金を集め、 2022/10/30に募集を終了しました

ウクライナ危機がもたらす新たな緊急事態を防ぐ。26万人が亡くなった“大飢饉”を繰り返さないために。遠く離れたアフリカのソマリアで約10 年ぶりの飢饉が発生しようとしています。 命の危険に瀕する人々を守る緊急支援のため、皆様の力をお貸しください。NPO法人アクセプト・インターナショナル

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アフリカのソマリアに迫る飢饉

「今後、ソマリアの8つのエリアで飢饉が発生することになる」国連報道官ステファン・ドゥジャリク(2022年7月6日)

ロシアによるウクライナへの軍事侵攻は、国際社会を不安定化させるとともに、世界の食糧・燃料価格を急騰させました。それにより、この40年で最悪の干ばつに苦しむアフリカのソマリアでは、人口のおよそ45%に相当する710万人が食糧危機に直面。また、5歳未満の子ども150万人が年末までに急性栄養失調に陥ることが懸念されています。そうした厳しい環境下において、自らの生活を守るためにテロ組織などの武装勢力へと加入する若者が増え、状況はさらに不安定化しています。にもかかわらず、世界の関心はソマリアには向けられていません。実際、国連が要請する支援金額のうち、6月時点で集まったのはわずか2割ほどです。(国際連合食糧農業機関)そこで私たちは、この人災に対して緊急支援を実施するとともに、人々が暴力ではない道を歩むことをさらに後押しすることで、今まさに発生している負の連鎖を解いていきます。

現在のソマリアの状況は、26万人が亡くなった2011年の飢饉発生時と類似しており、今すぐに手を打たなければなりません。

緊急支援プロジェクトの内容 ①最も取り残されている約2万人への緊急支援

最初の3ヶ月では、特に脆弱な状況にある乳幼児・5歳未満の子どもや、妊産婦・授乳中の女性など約2万人を対象に、現地政府や国連機関、現地NGOとの連携で緊急支援を実施します。まず、都市部から水を運搬しタンクに貯水することで、水へのアクセスを確保します。加えて、現地NGOとの連携でニーズ調査を実施し、栄養不良と判断された対象者に対しては、栄養治療食や栄養補助食品、または、ビタミンA、鉄、ヨウ素などを含む栄養改善のビタミン剤、必須栄養素を含む食料品などを提供します。また、水や物資へのアクセスがある都市部の国内避難民キャンプに関する情報提供や、移動を希望する人々のサポートも実施します。さらに、医療措置が必要とされる場合には、医師などの専門機関に連携します。

・緊急支援物資の配布(ナツメヤシ、小麦、粉ミルク、油、砂糖、エネルギーバー、ビタミン剤、栄養治療食などを含む)

・都市部からの水の運搬

・都市部の国内避難民キャンプに関する情報提供や誘導

・必要に応じた医療機関への連携

緊急支援プロジェクトの内容 ②若者が暴力に頼らずに生きていく支援の強化

この人道危機を受け、私たちがこれまで力を入れてきた取り組みを強化し、脆弱な状況にある若者が暴力に頼らずに生きていくことをさらに後押します。まず、地域コミュニティの長老や代表者と連携し、脆弱な若者たちに暴力に頼らずに生きていく選択肢を働きかけ、この危機の中でテロ組織を含む武装勢力への加入を防ぎます。さらに、テロ組織の内部で苦しむ若者たち350名が武器を置くための支援を強化します。投降した若者たちは半年から1年間をかけて受け入れ、彼らの過去に寄り添いながら未来をともに考えていくことで、中長期的に社会復帰を支えていきます。

・地域コミュニティの長老や代表者への働きかけ

・投降促進リーフレットの配布と電話相談対応

・ケアカウンセリング

・基礎教育やイスラーム教再教育ゼミ

・職業訓練やビジネス研修

本プロジェクトを実施するソマリア中部は、特に飢饉のリスクに直面している一方、国際的な支援は南部に偏っており、今まさに取り組みが求められています。さらに、中部の多くはいわゆるテロ組織アル・シャバーブに支配されており、彼らによる食料の搾取やテロ攻撃により甚大な被害が発生しています。また、私たちは同エリアにて「テロ組織からの投降兵リハビリテーション施設」を運営しており、現地政府や国連機関、現地NGOと協働してきました。本プロジェクトは、こうした経験やネットワークを活かしながら実施します。

出典:The Integrated Food Security Phase Classification(IPC), 2022

これまでの確かな経験・実績

私たちはこれまで、いわゆるテロ組織アル・シャバーブからの投降兵や逮捕者が人生をやり直す支援に加え、同組織に所属する若者たちが武器を置くことを実現してきました。「排除するのではなく、受け入れる」姿勢を貫き、彼らがテロ組織に加入した背景に寄り添いながら、対話を通じて新たな未来を共に創っています。こうした取り組みにより、2022年7月時点では、累計1,200名以上の若者を受け入れ社会復帰を支えました(間接受益者を含めると3,000名以上)。コロナ禍における緊急人道支援では、国連や現地政府との連携のもと、特にアクセスが難しい地域において約5万人に支援を届けました。

命を守るため、どうか皆様のご協力をお願いいたします

緊急支援は10月30日までのキャンペーン期間終了を待たずに、8月中旬より開始します。

プロジェクト記念碑や団体Tシャツへのお名前の掲載など、さまざまなリターンを提供させていただきますので、どうかご支援のほどよろしくお願いいたします。

最新の活動報告

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  • いつも大変お世話になっております。NPO法人アクセプト・インターナショナルソマリア緊急支援チームです。これまで828人の方々から合計23,165,179円のご支援をいただくことができました。ここまでのご支援に心から感謝申し上げます。しかしながら、飢饉の発令が迫っているなど、いまだ予断を許さない状況は続いています。今回は、そんな現場のリアルを直接ご覧いただきたく、人々の声を記録した動画をお届けします。現地の人々が語る危機の現状について、ご理解を頂ければ幸いです。※現地の方々の安全確保のため、一部モザイク処理を施してあります。私たちは、引き続き取り残された人々のニーズに最大限向き合いながら、現場の命に繋いでいく所存です。寄付キャンペーン終了まで1週間。プロジェクトを実現するためには、残り約700万円のご支援が必要です。そこで、このページをご覧いただいているあなたにお願いがあります。世界で最も脆弱なソマリアの人々を救うため、あなたの力を貸していただけないでしょうか。3000円から、どうかご支援の程よろしくお願いいたします。 もっと見る

  • いつも大変お世話になっております、NPO法人アクセプト・インターナショナルソマリア緊急支援チームです。日頃からのご支援に心から感謝申し上げます。8月下旬より展開している本プロジェクトでは、主に以下の2つの活動を実施しています。①最も取り残されている方々への緊急支援(食料、水、医薬品、情報など)②若者が暴力に頼らずに生きていく支援の強化今回は特に②の活動について進捗をお伝えいたします。前回の新着情報でもお伝えした通り、ソマリアばかりが何度も飢饉に直面する背景には、同国におけるテロ・紛争の課題があります。実際、隣国のエチオピアやケニアでも同じように干ばつは起きていますが、飢饉にまでは至っていません。違いは、大規模な紛争が発生しているかどうかです。人々が大干ばつによってこれまで以上に苦しい状況に置かれている危機の中だからこそ、新たに武器を取ってしまう人々を減らすとともに、いわゆるテロ組織から人々が抜け出して人生をやり直すための支援がこれまで以上に求められています。そのための取り組みとして、私たちは本プロジェクトの実施場所であるソマリア中部にて、州政府と協働していわゆるテロ組織からの投降を呼びかけるリーフレットを配布するとともに、フリーダイヤルの電話相談窓口を設置しています。この危機の中でこうした支援を拡大することにより、これまで累計で328名の若者が武器を置くことを実現することができました。新たにテロ組織から投降した元戦闘員テロ組織の支配領域から投降に関する相談の電話がかかってきてから安全な場所で彼らを保護するまでの道のりは険しく、投降は文字通り命懸けです。しかし、組織の中で苦しんでいる若者たちが武器を置ける環境を創ることで、紛争解決、ひいては飢饉の再来防止に大きく貢献できることから、スタッフ一丸となってさまざまな側面から彼らの投降をサポートしています。また、私たちが州政府と協働して運営している投降兵リハビリ施設においては、基礎教育やケアカウンセリングに加え、イスラーム教の再教育ゼミや職業訓練を強化して提供しています。こうした取り組みは現地でも高い評価を受けており、10月13日にはソマリアの国営放送にて取り上げられました。ソマリア中部の投降兵リハビリ施設にて提供している大工の職業訓練本リハビリ施設は、投降兵の受け入れだけでなく、地域コミュニティとの接合点としての役割も果たしており、地域の有力者である長老たちや若者の代表者たちなども交えたセッションなども実施しています。こうした取り組みを通じて、この危機の中で人々が武器を取らないように別の選択肢があることを働きかけるとともに、元テロ組織メンバーと地域コミュニティとの和解醸成も狙いとしています。このように緊急対応と紛争解決の両輪を回していくことで、複合的に問題解決に臨んでいく所存です。また、干ばつの影響は今後も続くことが見込まれるため、追加施策として、対象地域にて国内避難民として生活している40万人ほどの子どもや若者たちへの職業訓練・基礎教育支援を展開することも予定しています。寄付キャンペーン終了まで残り16日。引き続き皆様のご協力を賜れましたら大変幸甚です。 もっと見る

  • いつも大変お世話になっております、NPO法人アクセプト・インターナショナルソマリア緊急支援チームです。これまでのご支援に心から感謝申し上げます。現在、最も取り残されている人々へのリーチをさらに広げるべく、チーム一丸となって引き続き業務に励んでおります。これまでの期間で合計約1万人の方々に対して、食糧、水、医薬品を届けるとともに、破傷風やコレラなどの感染症予防や近隣の医療機関に関する啓発プログラムを実施することができました。また同時に、若者が暴力に頼らずに生きていく包括的な支援も強化しています。今回は、干ばつへの緊急対応に加え、なぜテロ・紛争解決に向けた取り組みも実施する必要があるのかをご説明します。現在、様々な援助機関が国際社会にソマリアへの支援を呼びかけていますが、残念ながらこのままでは12月までに飢饉(famine)が発生するとの予測が9月5日に正式に発表されました。前回の飢饉が発生した2011年には、観測史上最大となる約26万人以上が亡くなっており、今回は約30万人以上の命が危機に直面しています。すでに事態は深刻で、UNICEFによれば今年1月から7月にかけて、約730人の子どもが栄養治療センターで死亡しており、約150万人の子どもたちが急性栄養失調に陥るとの予測もあります。私たちが支援対象とする国内避難民(IDP)キャンプの様子近年この飢饉が宣言されたのは、2017年の南スーダン、2011年のソマリアでした。約10年ぶり2度目の飢饉に見舞われようとしているソマリアですが、同じように干ばつが発生したとしても、飢饉に至らない国も多数あります。では、なぜソマリアばかりがこうした事態に直面するのでしょうか。その重要な要因の一つが、ソマリアが1980年代から直面するテロ・紛争の課題です。実際、テロ組織による攻撃や支配領域の拡大によって、国家としての脆弱性が高まることや、彼らの影響で治安が悪化し、支援が思うように届けられなかったり、支援物資が略奪されてしまったりすることなども相まって、救えるはずの命が失われています。だからこそ、緊急対応のみならず、テロ・紛争解決に向けた取り組みも同時に実施することが必要であり、私たちの存在意義がまさにここにあるのだと考えています。テロ組織からの投降兵リハビリ施設でのイスラーム教再教育の様子こうした信念を胸に、これまで中心的に支援を届けてきた10箇所の国内避難民(IDP)キャンプに加え、新たに3つのキャンプを追加して必要な食糧および水などを届けるべく尽力していきます。また、中部ソマリアを中心に若者たちが武器を置き、人生をやり直す支援をさらに強化してまいります。この危機に際して、どうか皆様のご協力をよろしくお願いいたします。 もっと見る

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