2022/08/27
こんにちは!まだ暑さが残っていますね^^; 今日は今年、峡東地域が世界農業遺産に登録されたことについて地元の人目線で書いていこうと思います。
令和4年7月18日に世界農業遺産の認定を受けました。
以下、山梨県の公式HPからの引用です。
峡東地域は、日本のブドウ栽培発祥の地とされ、ブドウ「甲州」は、平安時代にはすでに栽培されていたとも言われています。また、モモ、スモモ、カキなども古くから栽培され、江戸時代にはすでに果樹の産地として知られていました。
扇状地の傾斜地において、それぞれの土地に適応するために、多様な果樹を栽培するとともに、独自の技術が考案されてきました。中でも約400年前に考案されたブドウの甲州式棚と疎植・大木仕立てを組み合わせた栽培は、降水量の多い日本の気候に適応するために開発された技術で、現在日本各地に普及しています。
また、果樹園に自生する植物を利用した草生栽培は、土壌の流亡防止や有機物の補給だけでなく、多様な生物の生息に大きく貢献しています。
果樹農業は、枯露柿やワイン醸造などの果実加工、約120年前に始まったとされる観光果実園などとともに発展し、多様な文化・祭事とともに世界に誇る特色ある地域を形成しています。
僕は、世界農業遺産に登録されたことを聞き、とても誇らしくなりました。世界農業遺産は過去の遺産ではなく、さまざまな環境の変化に適応しながら進化を続ける「生きている遺産」と言われています。近年異常気象が多発していて、ここ数年まともに取れていない品種もあります。個人的には勝沼で栽培するのはあまり向いていないのではないか?とまで思います。今後も今と同じ品種を今まで通り、栽培できる保証もありません。気温・降水量などがどう変化しているのか。しっかりとデータも取りながら考えていく必要もあると思います。こうやって、その時代に合ったやり方で進化し続けることが農業にも求められていると思います。まさにVUCA時代に生きているなという感じです。
また、地元の人からしたら「世界農業遺産」と聞いてもイマイチ、パッとしていないと思います。なぜなら、農家からしたら当たり前の景色ですし、、、でも、農家の人からしたら当たり前だけど外部の人からみたら価値だと認識できることがまだまだあるかもしれません。そういったものも探求し続けたいと考えています。
ではまた!