大変ご無沙汰しております。wanicです。いかがおすごしでしょうか?
報告となりますが、この度メンターLaodi社のラム酒工場にてwanicのテスト製造および販売 / プロモーション活動のためにビエンチャンに訪れました。その活動ないようをblogで紹介します。
この度サポートいただいた、Laodi社の皆様、そして応援してくださっている皆様に心よりお礼を申し上げたく存じます。
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http://www.wanic.asia/2015/03/02/838/
2/1〜2/13、ラオスの首都ビエンチャンに所在するラム酒工場LAODI社にてwanicを製造実験のためにラオスに入りました。 LAODI社には、製造から流通におけるメンタリングとサポートをして頂いていて早4年が経ちます。毎年wanicはLAODI社の協力のもと製造実験を行っております。
ラオディ社スタッフ10人のサポートの下、2468個(推定1300L)のココナッツに内包されているジュースからwanicを約140Lのココナッツ蒸留酒作成に向けて取り組みました。今回はワイン酵母を使用。酵母により味と風味や匂いに変化があり、ここ何回か試作した結果ワイン酵母の使用に辿り着きました。 本来のwanicの製品は、ココナッツの殻の中で作る醸造酒(fresh wanicと呼ぶ)を視野にいれていました。ですがfresh wanicは衛生・品質管理が難しいこともあるため輸送・保存が難しい反面、蒸留であれば在庫を抱えることができ輸送も可能です。fresh wanicは今後の課題とし、今回提案するココナッツリキュールではカクテルとしてレシピの開発とともに、世界初のココナッツリキュールをより美味しく味わっていただくための構想を練っています。
2/6,9 wanic作業以外の時間は、ラオディ社のサトウキビからジュースを搾取する作業とコーヒー豆のレッドチェリーから生豆を取り出す作業を手伝いました。日本でいう28℃の太陽の下、皆で一体になりヒト汗掻くことは、とても良い連帯感を生み出しました。
2/3,4 カット作業。ラオスの作業員は鉈で、我々日本人はドリルを使用。鉈での切り口はココナッツの中実をチェックすることもでき、作業も早く、かつ騒音もなければ電気が不要でしたが、慣れない日本人には危険な道具になります。共同作業のおかげで予定は午後過ぎかと予想されていましたが、朝早く作業に取り組んでくれ働きもののラオス人のおかげで午前11時に終えることができました。 ジュースを取り出した後は、みんなココナッツをスプーンで剥ぎ、持ち帰ります。今回は実験としてココナッツオイルを実験作成するため80個ほどのココナッツ剥ぎも行いました。
2/4-11 ジュースに酒母をいれて酵母の量を測ります。3日間ほど酵母菌を増やし、適度な量まで増えてから蒸留開始。 パチパチと弾いている酵母。目に見える物質ではありませんが、液体のなかでは確認できます。 2/12 1300Lのココナッツジュースから140Lの蒸留酒を作成、半年間お酒を寝かせます。発酵に時間がかかったため、予定より2日遅れて12日にやっと蒸留出来ました。蒸留前が8.5度で、蒸留酒は42度くらいだと思います。 やわらかい甘さの中にココナッツの香があるお酒になりました。