2022/12/22 14:36

人生絵本が世の中に広まることで、家族や大切な人を幸せにすることだけではなく、社会の課題も解決できると考えています。

#人生絵本によって、現代人に広がる「孤独」や「孤立」を減らしたい 

実は、人生絵本のアイディアは私の「孤独体験」から生まれました。コロナ渦、東京でのテレワーク生活が続き、もーだめだ〜!って心が沈んだ時、部屋にあったお母さんの手作りのフォトアルバムを見て元気をもらったのです。

ひとりじゃない、大変な時はいつも側で支えになってくれた家族がいる。でも、自分は感謝の気持ちを家族へ伝えられてるのかな…と。この体験から、家族との絆や人生の思い出が宝物になると気が付き、大切な人の人生絵本を贈り物として提供するサービスを思いつきました。

そして、ある日TVのニュースで、コロナ禍に見えない「孤独・孤立」が増えていて国も対策をスタートさせ、実態解明に向けて初の統計調査を開始したと知りました。自分のような方やさらに深い悩みを持つ方の役に立てないかと考えるようになりました。

そこで、さらに調べてみました。
以下、野村総研「コロナ渦生活の変化と孤独に関する調査報告2021年」より引用します。

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◆特に若者の「孤独」が顕著に

在宅勤務者は孤独を感じやすく、特に20~30代の若者層の2人に1人が日常において孤独を感じている。

◆コロナ以降、働く女性の自殺が3割近く増加

2020年職業女性の自殺者数は1698人で、 過去5年間平均と比べ3割近く増加。飲食・サービス業など非正規労働者の雇用悪化が要因に。

◆「生きていくのが難しい」と感じる女性が6割超
コロナの影響でシフトが5割以上減った人は10.4%。うち4人に3人は休業手当を受けてなかった。

◆世帯収入が減った人の7割が孤独を感じる

コロナ流行前と比較して孤独を感じる頻度が増えている。

◆配偶者が孤独の相談相手になるとは限らない

既婚者や同居者がいる人も3人に1人が孤独を感じている。女性は4割以上が相談できている反面、男性の4~5割が「相談相手がいない」と回答。男性は年代が上がるにつれ「そもそも相談したいと思わない」が増加。

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誰もが陥るかもしれない「闇」がもたらしたこの事実を知り、胸がつまりました。

他人事じゃなく自分ごととして考えて「ひとりじゃない。こんなにもあなたを想っている人がいる」ということを人生絵本で伝えて、人との繋がりや自己肯定感を高める存在になりたいです。