ご挨拶: いろむすび山菜屋と申します。
みなさま、はじめまして。
私は「いろむすび山菜屋」の古林拓也(ふるばやしたくや)と申します。
私たちは、新潟村上の 天然山菜 を、60代のかかさ(お母ちゃん)が丁寧な手仕事で灰汁抜きをし、佃煮惣菜に仕上げお届けする 地域商社 です。
山菜を摘み、灰汁を抜き、初物を口にしていただく。
そんな、「からだに季節が巡る一口」を、お客様にお届けしたいと考えています。
プロジェクトを立ち上げた背景:
突然の営業停止。豪雨水害で全てが水に浸かってしまいました。
2022年8月3日新潟県村上市は、突然の 豪雨水害 に見舞われます。
私たちの食品加工場・産直店は、 床上浸水 の被害に遭いました。
床上60センチの泥水浸水により、冷蔵ショーケース、空調設備、店舗什器、店舗内装、ギフト用梱包資材、キッチンカーは使用が不可能に。
私たちが提供する主な食材・山菜は、春の食べ物です。その年の春に一年間分の原材料を収穫し、塩漬け・冷凍にして貯蔵庫に蓄えます。その蓄えていた来春分までの原材料は、ほとんどが廃棄になりました。
被害額は1〜2千万円にのぼり、自社の食品加工場・産直店は現在、営業停止を余儀なくされています。
このプロジェクトで実現したいこと:
もう一度、天然山菜をお届けしたい。
全てが水に浸かってしまった食品加工場・産直店。目の前の状況に、私は立ち尽くしました。
「事業を再開するのは、到底無理だ。」
目の前の被害の大きさと、その先に待ち構える途方もない道のりに、素直にそう感じました。
しかし、そんな被災直後の私たちの前に、災害ボランティアに駆けつけてくださったみなさま、お見舞い金・救援物資のお申し出や激励のメッセージをくださったみなさまの姿。
「みなさまが、私たちを愛してくださっている。
このお気持ちに、お応えしたい。」
次第に、このような気持ちが湧いてまいりました。
皆さんにもう一度、私たちの天然山菜をお届けしたい。食べた瞬間に、心が彩り豊かな春に変わるような、苦味。かかさ(お母ちゃん)の真心こもった天然山菜をお届けしたい。
みなさまより、勇気を頂き、強くそう願いました。
私たちの地域のご紹介:
新潟県村上市。雪解け由来の水、土、空気。豊かな自然に育まれた山菜。山菜をつなぐ、二つの事業。
私たちの住むまちは、新潟県村上市。県の最北に位置しています。
山、川、海に囲まれたこの地域では、朝日連峰・飯豊連峰の雪解け由来の水、土、空気により、豊かな自然が育まれました。
歴史・伝統・食などの魅力にもあふれています。日本屈指の透明度を誇る日本海の名刹「笹川流れ」や、村上鮭の塩引(しおびき)は、これまで多くの方に愛されてきました。
この地域で採れる 天然山菜 も、地域の恵みの一つです。
天然山菜をつかった佃煮惣菜で、新潟県村上市の地域の魅力を、皆様にお届けしたい。
そのような思いで、二つの事業を展開してまいりました。
一つ目の事業: いろむすび山菜屋
天然山菜をつかった佃煮惣菜・お漬物をお届けする地域商社
二つ目の事業: いろむすびの宿
山菜の収穫体験や郷土料理をお楽しみいただく里山体験旅館
これまでの活動経緯 ①:
お客さまにお届けしたい、「からだに季節が巡る一口」
私たちには、お客さまに お届けしたい価値 があります。
そのアイデアの着想は、代表・古林が東京で働いていた頃の経験にさかのぼります。
毎日の食事は間に合わせ、時間に追われるように働く。季節感を失い、毎日が灰色のような生活でした。
そんな折に、ひとり暮らしの部屋に届いたのは、故郷からの土のついた季節のお野菜。
生かじりをすると、いつしか忘れていた、懐かしい 季節のめぐり が体の中に呼び覚まされました。
この時の 原体験 が、私たちの提供価値の根っこです。
私たちはお客さまに、天然山菜をつかった佃煮惣菜を通じて、
心とからだがほどけてゆくような からだに季節が巡る一口 をお届けしたいと考えています。
これまでの活動経緯 ② :
山菜を通して、地域が持続するためのしくみづくり。
私たちは事業を通じ、お客さまに価値をお届けすると同時に、
地元地域への 社会的な意義 も見出してきました。
新潟県村上市には、「空き家」「山菜」「田畑」など活用されていない地域の恵みが、まだまだ沢山あります。
また、元気で生き生きと働くことのできる60代以上の女性の方々が沢山いらっしゃいました。
「山菜」を通して、地域の資源を生かし、みなさまが元気で働いてくださる地域のしくみをつくりたい。
"事業を通じた、良質で持続可能な地域のしくみづくり"
に、私たちは取り組んでおります。
これまでの活動経緯 ③:
経営再建と代表・古林の家庭事情について
みなさまに、もうひとつお伝えしなければならないことがございます。
代表・古林は京都府の出身です。京都には古林の実家があり、父親と母親が暮らしています。
不運のタイミングは重なり、新潟豪雨水害が発生した同じ週、実家の父親に急病が発覚。長期の入院・治療を余儀なくされました。
実家の父は自営業を営んでおりますが、高齢の父親が体力を必要とする今の仕事を行うことについて、家族や医師と話し合いを行いました。
また同居をしている母親の足が不自由なこともあり、実家の自営業・生活の立て直しが必要に。
話し合いの末、古林は2023年1月末に株式会社いろむすび・代表取締役を退任し、京都の実家の父親の事業を引き継ぐことに。株式会社いろむすびの経営は、新体制にバトンを渡すことになりました。
現代表・古林は、今回の新潟豪雨による自社の経営再建と実家の自営業・家庭の立て直しの両方に取り組んでまいります。
資金の使い道・実施スケジュール:
今回の豪雨水害による、私たちの被害額は1〜2千万円にのぼります。
また事業再開のために、現在1千万円の再建資金を必要としています。
再建資金のうちの200万円を、今回のクラウドファンディングで募りたいと考えています。
資金の使い道:
皆様からご支援いただきます資金は、以下のように使わせていただきます。
<注記> 調達内訳・資金の使い道については、2022年9月時点での計画であり、詳細の見積りにより変更する場合がございます。
実施スケジュール:
営業再開に向けたスケジュールは以下の通りです。
2022年
・ 9月中旬:クラウドファンディング開始
・10月中旬:クラウドファンディング終了
・11月中旬:順次返礼品をご送付
リターンのご紹介:
今回ご支援いただきますみなさまに、ご支援金額ごとに8種類の返礼品をご用意させて頂きました。
内容の詳細は、リターン欄をご覧ください。
1 3千円コース
2 5千円コース
3 1万円コース
4 2万円コース
5 5万円コース
6 1万5千円コース
7 10万円コース
8 20万円コース
最後に:
皆さまからの多大なご支援をいただき、泥のかき出しや災害ごみの搬出などの一次対応を完了することができました。
再開までの厳しいの道のりを思うと、心が折れそうになるときもありましたが、これまで訪れてくださったお客様の笑顔と、被災後いただいた多くの激励のおかげで、私たちは目の前の困難に立ち向かっていくことが出来ています。
必ずやこのプロジェクトを成功させ、山菜を通して皆様にまた笑顔を届けられるよう、事業再開のため全力で取り組んでまいります。
どうか、私たちに力を貸してください!
応援のメッセージ:
株式会社クーネルワーク・共同創業取締役CFO/株式会社DERTA・代表取締役CEO
坂井 俊(さかいしゅん)様
今回の豪雨により被災されたすべての方々にお見舞い申し上げます。 古林さんの情熱を持って取り組まれる姿、誰かのためにと動ける人柄、そして何より地域の価値を紡ぐという強い信念。そうした熱量に多くの人が惹かれ、形となった地域に愛されるお店をもう一度蘇らせたい! 彼の情熱に惹かれた者の一人として、心から応援したいと思います!
特定非営利活動法人ETIC.・シニア・コーディネーター / Co-Founder
山内幸治(やまうちこうじ)様
今回の災害により被害を受けられた皆さまに、心よりお見舞い申し上げます。古林さんとは、彼が創業をするタイミングで、ETIC.のプログラムに参加いただいたのがご縁の始まりでした。今回の豪雨災害で、ご自身の事業でも大きな被害が出ている中、その再建だけでも大変なはずなのに、地域の他の商店の皆さまのためにも一生懸命に動かれている姿に、私個人も心を動かされるものがありました。復旧復興には時間がかかると思います。だからこそ、まずは古林さんご自身の事業再建の足場を固めていただき、それが被災された他の方々にも波及していくことを願っています。応援しています!
あらかわ地区まちづくり協議会・事業部部会長
酒井幸子(さかいさちこ)様
出会った初めから地域の良さに目を向けて、山菜は勿論、米、酒、麹また私達の育てているラベンダーなどどんどん店に取り入れ、広めていただきました。地域の風土、そこに住む人達とも大切に繋がりながら、立ち上げてきた会社です。どうか水害でこの灯りが、消し去られてしまわないよう、私も応援しますので、ご協力おねがいします。
合同会社喜代七・代表社員
山元圭太(やまもとけいた)様
彼がこの状況の中で選ぶべき最も合理的な選択は「廃業」だったと思います。しかし、それをふるたくは選びませんでした。それは彼のこの事業を通して追求している「成果」や「価値」としているものからすると、「継続」こそが最も合理的なことだったからです。そして、僕もその想いを同じくしている1人であります。これは応援するしかありません!
INSIGHT LAB株式会社・代表取締役 社長 CEO
遠山 功(とおやまいさお)様
私もルーツある村上で、同年代経営者の古林さんとは切磋琢磨していつも村上について語り合っていました。この自然豊かな街、自然豊かな資源を活かして街を元気にしたい。一人だけではなく街全体を考えていました。このような災害に遭うことは本当に心苦しいことですが、これからの復興、これからの彼を応援しています!
株式会社アグリゲート(旬八青果店)・代表取締役CEO
左今克憲(さこんよしのり)様
いろむすびさんの事業も人も地域の宝だと思います!必ず再起できると信じておりますし、出来る限りの応援します!
KIBOW社会投資ファンド・代表パートナー/グロービス経営大学院・教員
山中礼二(やまなかれいじ)様
古林さんが時間をかけて積み上げてきた事業が被害を受けたことは、ショックでした。しかし、事業再開に向けて着々とプロセスを進めているところは、さすが古林さんです!また美味しい山菜をいただける日を心待ちにしております。
滋賀県立大学・教授/NPO法人大森まちづくりカフェ・代表理事
鵜飼 修(うかいおさむ)様
いろむすびさんの宿に泊めさせていただいて、美味しい山菜料理をいただいた経験者からすると、今回の豪雨災害での山菜製造場の被災はとても胸が痛みます。いろむすびさんの美味しい天然山菜事業・コミュニティビジネスの再興は、地域の元気づくりと食する皆さんの笑顔につながります!応援よろしくお願いします!
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
10,000円のお米のリターンですが、サムネイルと表題は5kg、本番は5kg×2袋となっています。 30kgの金額を考えれば5kgが正しいのかなとは思いますが…