
リターンアイテムの中にある「タンクタイガー」。
自動車用品店とかで売られている燃料添加剤とは全く違うものなんです。そもそも効能というか効果の目的目標が違うんです。
燃料添加剤は、主にオクタン価の向上がメインで、燃料タンク内の水抜きや燃料供給系統の洗浄が二次的目的で付加されているものです。
オクタン価が向上すると馬力は上がるのか?半分正解で半分×です。アンチノック性を数値化したものがオクタン価。それが高いとなぜ馬力があがるのか?に絞ってみましょう。
オクタン価が向上すると、ターボ車ならば過給圧力が向上、エンジン全般では点火時期が進み高回転まで回りやすくエンジンコンピューターが補正して行ってくれます。
しかし、その特性だけなので内燃機関そのものの効率、即ち熱エネルギーの効率化という観点からは効果がありません(馬力=エンジンの単位時間あたりの仕事量)。
また、分子構造は変わっていませんので、燃料の燃え残りに起因する一酸化炭素や炭化水素が発生することに変わりはありません。要はエンジン任せなんですね。
また、燃料に混ぜるので混じり切るまで効果は得にくいのと、販売単価が60Lに対して効果が認められるもので1本約300ml必要です。1600円~3000円程度と常に使うには高価です。
タンクタイガーは燃料の分子構造を燃えやすいように変化させるものです(国交省ホームページで紹介されています/http://www.netis.mlit.go.jp/NetisRev/Search/NtDetail1.asp?REG_NO=KT-130101&TabType=2&nt=nt)
内燃機関は、爆発時の燃焼温度と外気温との温度差から生まれるガスの膨張エネルギーを運動エネルギーに転換する機械です。
即ち、燃焼温度が高い(=爆発圧力も高い)と外気温との差が大きくなり、熱膨張エネルギーも大きくなります。
そこに効果を発揮するのが「タンクタイガー」なんですね。「タンクタイガー」は燃料の分子構造を組み直して燃焼しやすくするものなんです。
分子構造を燃えやすくすると、燃焼温度向上→爆発圧力向上。エンジンの1サイクルでの仕事量が増える(=トルク向上)のと完全燃焼に近い条件になるので一酸化炭素や炭化水素の発生が抑制されます。添加と違うので燃え残りも発生しないです。
燃焼効率そのものが向上するので、エンジンの低回転域からの体感度があります。また、添加(用法は同じく燃料に規定量を投入します)量は反応媒体なので少なく10Lに対して1cc。燃料400L分で40mlで税込2000円~2300円。
触媒を溶かしている媒液はアルコールです。これも内燃機関に関しては有益な事が多いです。全てを書くのは大変なのでそこは後日。
以前から、燃料添加剤はテストを行い効能があるものも分かってはいるのですが、エンジン側の付帯条件に左右される、不燃ガスが出る、費用対効果に疑問があり積極的には使ってきませんでした。
「タンクタイガー」は主婦でも体感でき、リピーターが生まれるほど・・・ ただ自動車用品業界の扱いではないこと、燃油業界の扱いではないことから販売ルートが限定されていて一般的になっていないのです。
こういった既得権益に関わることが多いのも自動車業界のグレーな部分です。そこも私は変えていきたいと思っているのです。





