MUGI BOOK PROJECTのある紹介文を転載させていただきます。
最初は妄想だったこと、徐々に実現してきたことなど、近くでご覧いただいて、リアルに優しく書いてくださっています。ご覧ください。
たくさんアドバイスいただいた方です。 (千葉県八千代市のタウン誌の編集やデザインなどもされています。)
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遅ればせながらご紹介。昨年12月1日に発行になった八千代台の情報誌「ReATTA14号」。こちらのレイアウト・デザインをしています。
最新号では、デザインだけでなく名前入りの記事を書いています。「MUGI BOOK PROJECT」の活動について。
数奇な運命を生きたむぎちゃんという犬のお話を通じて、保護犬のことや関わる人々のことを伝える本をつくろうとしている3人のお話。ちょうど今、クラウドファンディング中です。
実はこのプロジェクトがまだまだ形になる前から発起人のKADO’KOさんにお話を聞いていました。
むぎちゃんの生きた日々、関わった人のことをなんとか残せないかという思いから、絵本という形はどうだろう?(まだ作家さんもアサインしていないけど)、クラウドファンディングを利用して?など、雲を掴むようなプランの頃から。
それまで私はKADO’KOさんとすごく親しかったわけでもないのですが、私のしていることを見て、何か手がかりはないかという思いで声をかけてくださったのでしょう。
最初に聞いた時にはすごくゴールは遠そうに思えました。絵本を完成させるのも資金をクラウドファンディングで集めるのも、私なら尻込みするところです。その後も何度か報告や相談などを受けたり、宣伝のお手伝いをするなど、少しだけ近くで見てきましたが、当時は正直「半信半疑」でした(失礼な‥!)。
ReATTAの記事にもありますが、グイグイいけない3人が悩んだり迷ったり。実際、絵本作家の青野さんのパステル画は、むぎちゃんの毛並みや哀愁の表情なども素晴らしく描き込まれているし、まえのさんの漫画は難しい話や悲しい話もコミカルにわかりやすく伝えてくれるしで、すごくバランスの良い絶妙な二部構成になっています。
それでも、すごくすごく悩んでこだわって、ごく最近まで何度も練り直してきたことも垣間見てきました。
ものを作って世に出すのってたいへんなんだと思います。
一人で創作されている作家さんの苦しさや楽しさもあると思いますが、一方で複数人のプロジェクトでものをつくる難しさもあり。さらに、同時並行で、制作過程を公開して多くの人を巻き込むという、クラウドファンディングの準備。ふんわり拡散していた思いを方向を決めてぎゅっと固めて伝えて、形に落としこみながら外にも見せていくという‥至難の技ですよ!!
もちろん単体で読む「むぎ」もいろいろな感情を揺さぶる、美しく可愛く泣ける絵本として仕上がると思います。が、プロセスを知っているとより一層、その完成形としての絵本が重く感じられます。
別件で最近、千葉市美術館で「ブラチスラバ世界絵本原画展 絵本でひらくアジアの扉−日本と韓国のいま」という展示を見ました。
原画とともに多くの実物の絵本が展示してあり、自由に触ることができて、モノとして鑑賞者の自由にできる作品形態ってすごいと感動したところです。
また、できたところが完成形ではなく、絵本が人の手に渡ってからどうなるのか、というのも興味の尽きないところです。誰かが誰かに読んであげるとか、贈り物にするとか、家のリビングや学校の図書室に置かれて共有されるとか。さまざまな解釈や思いを呼び起こすモノになるんだろうかなど。完成した「むぎ」もいろいろなところまで届くのでしょう。
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途中割愛させてただいた部分があります。
全文はこちらから↓↓↓
https://www.facebook.com/kumiko.sekine.98